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ジーンズの縮みって難しい? いやそんなことありません。ポイントをお教えします

ジーンズの縮み。
これは避けられないジーンズとの付き合い
ですよね。
皆さんこれに悩むことは数知れず。

まず覚えておきたいのは
ほとんどのジーンズはワンウォッシュで
あらかじめ縮めてから販売されている。
ということ。
このワンウォッシュならほぼ縮みはないので
試着した時のサイズ感で間違いは
ありません。



難しいのはリジット(生デニム)と言われる
水を通していないジーンズ。
ほとんどの場合は大体3%くらいの縮みが
あるジーンズが多いですが、
現代の時代でも10%近く縮むジーンズはまだ
存在します。


このリジットジーンズの場合ははまず店員さんに
どの程度
縮むのか確かめてください。
そしてここで頭に入れおくこと。
1.ジーンズは縦方向に大きく縮み
 横方向は縦方向に比べ半分程度しか
 縮まない。
 記録によっては縦が10%縮むとしたら
 横方向にはその半分の5%程度
と言われています。
2.ウエスト部分はベルト部分の生地を
 生地の向きを変えて使用しているので
 縦方向と同じ縮み率があるということ。
この2つを踏まえた上でお話しします。

まずウエストに関しては
縦方向と同じ縮率分縮みます。
例えば縮率3%として
ウエストが30インチだったら76cmくらい
ですから3%として2cm程度縮みます。
それに比べお尻周りや腿周りは横方向の
縮みなので
各箇所1cm。ぐるりで2cm程度の縮みに
なると覚えておいてください。

ですから股下が80cmだとしたら
リジット3%縮率の場合は2.5cmから
3cmくらい縮む。ということです。

ところがウエスト部分は体の中でも
動きのあるところなので意外と履いている
うちに最初と同じ程度までは戻る
ジーンズが多いです。

リジットジーンズの3%縮率のものを
買う場合はほぼリジットで履いた時に
ジャストかほんの少し緩い程度で
良いということになります。

もちろんこの定義はライトオンスのものや
綾織の傾きによって誤差はありますが
一般的なジーンズであれば大体
この範疇に入ると思います。

気をつけなければいけないのは
10%ほど縮む生機(きばた)のリジット
ジーンズです。
いまでは生機でもワンウォッシュしてある
ジーンズがほとんどですが、今でも
販売しているジーンズは存在します。
大抵は縮んだ後のサイズ表記になって
いるので安心ですが、サイズ感の目安と
リジットの場合、自分のサイズより
2サイズ小さいジーンズを履くと
洗った後のジーンズサイズの
目安となると思います。

生地の縮みも含め、育てる醍醐味は
この辺りの「シュリンクトゥフィット」にも
あるのかもしれません^ ^

さらにジーンズの特徴の
もう一つは。
綾目の方向にねじれること。
綾織の製品はねじれとは避けて通れません。
そのねじれこそが、ジーンズ雰囲気を
挙げている要因にもなるのですが^ ^

綾織生地はみずを通るほどにねじれを
増していくので、洗っている回数の多い
ジーンズの方がよりねじれが強くなります。
それは先程経糸と緯糸の縮む比率が
おおよそ2:1であることにも起因します。
洗えば洗うほどねじれが強くなる
ジーンズ。
このねじれもジーンズを愛すべき
大事なファクターですよね^ ^

このねじれがないジーンズは「スキュー」
と呼ばれるねじれ防止加工がされています。

ジーンズのサイズを探す際に
参考になればと思い今日はジーンズの
縮みについてお話ししました^

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