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【他人と比べるな】二次創作で誰かと比べてしまって投稿するのを迷っている人へ

人気のシリーズでは、二次創作も流行していることがあります。

ステキなファンイラストとか、原作で描かれなかったサイドストーリーとか、曲のカッコイイアレンジとか。二次創作から原作に入って、そこからファンになった、という人も多いのではないでしょうか。

しかし二次創作をしている人には、次のような考えを持っている人もいるのではないでしょうか?

クオリティの低い自分の作品を、世に出してしまっても大丈夫なのだろうか?評価されなかったり、叩かれたりしないか不安だ…」と。

自分は趣味で二次創作イラストを毎週描くことを4年半ほど続けています。しかし昔の自分の今見返すと、かなり質の低い絵を投稿していました。が、イラストを投稿し続けて、上手とまではいかなくとも前より幾分かマシなクオリティに引き上げることができています。

このnoteでは自分の創作物を投稿しようか迷っている人に向けて、自分の作品を投稿すべきかどうかについて自分の考えをまとめたので、参考になればと思います。

なお今回の記事はイラストを描く創作者さんをメインに考えて執筆したものですが、小説などの他媒体で創作をしている人にも参考になるところがあるかもしれません。

あと、誰かを不快にするような創作物の話は考慮していません。それぞれのシリーズで定められた二次創作のルールと、マナーを守ってその範囲内で楽しむことを前提として創作している人が、それでも投稿することを悩んでいるときにこれを読んでください。

よろしければ、最後までご覧ください。



迷わず投稿しよう

結論から言います。ガンガン出してください。「クオリティが低くてー」って迷ってる人はその迷ってる時間がもったいないです。

最初のうちはクオリティが低いのはしょうがないです。創作に慣れていないし、洗練もされていませんから。

しかし、今でこそ神絵師と言われている人だって、長い時間絵を描き続けて今の技術を手に入れているわけです。そんな神絵師さんだって、上には上がいると言って今も研鑽を怠ることはありません。彼らの技術を羨ましいと思うなら、今から練習した方が間違いなく自分のためになります

出すことで磨きましょう。画力も構想力も出し続ければ洗練されます


他人を感動させる前に、自分を納得させろ

でも創作活動を始めた最初のうちは、やっぱり評価はされないものです。しかし評価を気にしない考え方として、まずは自分が納得のいく作品を作ることが重要です。何故なら、長く評価される創作者には、「創作の軸」があるからです。

もちろん評価されることは嬉しいです。しかし、評価されることに囚われすぎて自分の世界を見失ってはいけません。「みんなには喜んでもらえてるけど、自分が本当に描きたいのはこういうのだったっけ…」ということを考えてしまわないように、自分のやりたい創作を探しましょう。

それに人の評価を伺ってばかりいると、創作してても楽しくないですしね。たとえ多くの人にウケなくても「好きなものは好きなんだ!」と言えばいいのです。

根気強く創作していれば、こっそり見てくれる人も出てくるかもしれません。信じて作り続けましょう


自分が考えたアイデアを形にできるのは自分しかいない

考えてみれば当たり前ですが、自分が考えたアイデアは、自分しか形にすることができません。それは、自分のアイデアは自分の中にしかないからです。

自分が思いついたアイデアを、自分より画力がある人に頼んで描いてもらうということも可能ではあります。しかし、頼む際に言葉を通じて内容を伝える時、どうしても人によってイメージに違いが生まれて、その作品は自分が思いついたものと完全に同じではありません。どれだけ伝達力を磨いても、思いついたものをそっくりそのまま作ってもらうことは難しいでしょうね。

また、「いやいや、自分が思いついたことを他のすごい絵師さんが描いてるの見ちゃったし」という人もいるでしょう。それはひとつの作品を見れば同じかもしれませんが、何度も描き続けて突き詰めていくと違うアイデアが生まれるはずです。

人の考えは、その人が歩んできた人生をベースに成り立っています。そして、自分と何もかも全く同じ人生を送ってきた人間は自分以外にいません。つまり、自分と全く同じ考え方をしている人間は、この世に存在しないわけです。

創作でも同じことです。考え方の違いで作品にも差ができます。同じキャラを描いてみても、そのキャラの魅力は何か、どこを強調するか、何をさせるか、並べるのは誰か。同じ題材で描いて似た作品ができても、細かく分析してみるとやっぱり違う作品なのです。

あなたの考えた作品はあなただからこそ考えられたものであり、唯一無二です。自分の価値観を大事にしましょう。


そもそも作品を投稿できること自体が素晴らしい

世間ではオタクと呼ばれる人のうち、二次創作をする人の割合は20%とも10%とも言われています。参照するデータによって値はバラけていますが、まあ要するに多いわけではありません

印象に残る作品を見た人は、それぞれ思うようにその体験を自らの生活に活かそうとします。考え方をポジティブにしたりとか、人に優しくしてみようとか、仕事に戦略として活かしてみようとか。さまざまな形がありますが、二次創作をすることもそのひとつです。作中で触れなかった細かい部分を想像することで、思考が豊かになります

また、作品を投稿することでその界隈が盛り上がります。「前に見たあの作品面白かったなー」と話題に出す人がいることで、同じ作品を見た人がその作品を思い出し、どこかでまた二次創作が生まれ、自分や見知らぬ誰かにまたその作品を思い出させる。こうして多くの人が名作を思い出し続けることで創作の輪が生まれ、その作品がファンたちに長く愛されるきっかけにもなるのです。

そんな訳で創作活動をしている人はそれだけで立派です。自信を持ってください


まとめ:投稿し続けることで成長しよう

実はひとりで黙々と描くより、どこかに投稿して人の目に晒された方が上達は早いのです。「クオリティが低くて出すのが恥ずかしい」とためらっているくらいなら、出しながらクオリティを上げましょう。

自分ではクオリティが低いと思っていても、評価してくれる人は案外いるものです。創作仲間ができれば、モチベーションの向上に繋がります

もちろん最初は非常に勇気が必要ですが、ここでは思い切って作品をひとつ投稿しちゃえばOK。見てくれる人を大事にして、色々な人の作品を見て、自分の世界を作り上げてください。


今回はここまで。
自分の作品を大事にして、勇気を持って投稿してください。

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