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【ネタ切れ防止】二次創作のネタを生み出す方法を4つ紹介

人気のシリーズでは、二次創作も流行していることがあります。

ステキなファンイラストとか、原作で描かれなかったサイドストーリーとか、曲のカッコイイアレンジとか。二次創作から原作に入って、そこからファンになった、という人も多いのではないでしょうか。

そんな二次創作をする人たちに質問です。創作活動をする中で「ネタ切れ」を起こしたことはありますか?

多くの人は、なったことがあると思います。「最近投稿してないから新しく創作したいけど、ネタがないよー」とか、そんな悩みに当たって困っていることでしょう。

自分は趣味で二次創作イラストを毎週描くことを4年半ほど続けています。文章で二次創作をするのも、1年ほど前から始めました。

この記事には自分がネタ切れを起こしたときに、題材を収集する方法をまとめました。皆さんが同じようにネタ切れを起こしてもまた創作ができるよう、参考になればと思います。

なお、今回の記事は小説で二次創作を描く人向けに執筆しましたが、イラストなどの他媒体で創作する人にも参考になるところがあるかもしれません。

また、創作活動を生業としているプロの人たちには、この記事はちょっとおすすめ出来ません。趣味で二次創作をしている人向けの内容なのでご了承ください。

よろしければ、最後までご覧ください。



他の人の創作作品を見る

他の人の創作作品を見ることは、それだけで刺激になります。良い作品はただ見ているだけでも面白いですし、ついついのめり込んでしまいます。

しかし、ただのめり込むだけで終わらせるのは勿体ないです。なぜハマってしまうのか、その作品の魅力は何なのかを言語化すると、自分の創作活動に活かすことができるでしょう。

また、他の人の創作を見ることにも次の2パターンがあります。

  • 自分が興味がある、または描いているものと同じジャンルの二次創作を見る

  • 自分が関わっている作品とは違うジャンルの作品を試してみる

この両方に、それぞれ良いところがあります。


自分が興味がある、または描いているものと同じジャンルの二次創作を見る

自分と同じシリーズの同じキャラを題材にしている人がいても、描く人によってそれぞれストーリーの展開は異なります。なぜなら、同じ作品を見ても、個人によって「解釈の違い」があるからです。

「このキャラとこのキャラは学校を卒業して別れて、しばらくしてから再会して結ばれる」という二次創作作品を見て、「いやいや自分はこの2人は卒業前に付き合い始めてもいいと思うんだよなー」と思うかもしれません。異なる解釈ができたとしても、どちらも間違いではありません。

この人はこういう物語を描いていたけど、この状況なら自分はこうなると思うなあ」という考えを形にすると、自分なりの作品が作れるでしょう。


自分が関わっている作品とは違うジャンルを試してみる

あえて自分が手を出したことのないジャンルの作品を見ることも、役立つことがあります。自分が好きな作品の良いところをより深く認識できるからです。

両方のジャンルにある魅力は何か、片方にしかない魅力はあるか、それぞれの良さを深く考えることで、自分の創作に落とし込めるのです。

他のシリーズから受けたアイデアを絡める、クロスオーバーを考えるのも楽しいかもしれませんよ。剣や魔道の世界に機械化の波を入れてみたり、別シリーズの強いキャラと強いキャラを戦わせてみたりとか。組み合わせ次第で、可能性は無限です。


原作作品を読み込む

二次創作が生まれるのは、原作では描かれなかった穴があるからです。描かれなかった部分で何があったか、それを想像するところに読者側の自由があります。

たとえば、「あの場面からこの場面にかけてキャラの心情に変化があったけど、そこの描写がされていない」とか。この場合、そのキャラの心を動かす大きな出来事があったと考えることができます。何があったか、誰と会ったか、何を思ったのか、想像を膨らませてみましょう。

また、「この時、別の選択肢を取っていたらどんな展開になっていたか」というifの世界を想像することもいいでしょう。原作とはまったく違うストーリー展開が生まれるかもしれません。

それから、原作の物語が終わった後、その先の世界を考えてみたり。どんな問題が新しく生まれるか、登場人物たちは幸せになれているか、先の展開をゆるくでもいいので想像してみましょう。

原作作品はメインストーリーを確実に拾いたいので、どうしても描写が不十分に感じてしまう部分もあるでしょう。紹介したパターン以外にも、穴を埋める手段は多岐に渡ります


自分の二次創作作品を見返す

これはすでに作品を作った人が使えるテクニックですね。

前の自分が描いた作品を見返すと、自分で描いたのに「アレ?」って思う事があります。表現が稚拙だったり、話がちぐはぐだったりするからですね。

そんな時は今の自分の力で、過去の作品をリメイクしてみましょう。今の方が技術が成長しているので、前より納得のいく作品にできるかもしれませんよ。

また、自分が描いた作品を見て、その続きの展開を自分で想像して描いてみましょう。続けていけば、連鎖的にストーリーが思いついて長い作品ができることもあるでしょう。


創作に手をつけず時間を置いてみる

思いつくことを全部やってみて、それでもどうしてもアイデアが浮かばなかったら、いっそ創作活動から離れてみましょう。

焦って考えても、いいアイデアは出てこないからです。頭を空っぽにした方が思考がクリアになって、案外物事を考えやすいものですよ。

それに、いつもの日常からヒントが得られることだってあります。ゲームをしたり、テレビを見たり、散歩をしたり、食事をしたり。普段の生活から生まれるちょっと不思議に思ったことから、思いがけないアイデアが生まれることも。

これまで創作活動に熱心に打ち込んだ人ほど、離れた時に見えるものは大きいでしょう。


まとめ:自分の閃きを信じよう

アイデアというのは、いつの間にか思いついているものです。無理に引き出そうとして出せるものではありません。

だから、自分の閃きを大事にしましょう。たとえ断片的なものでもすぐにメモしておいて、そこから組み合わせて、組み立てていくのです。

結局アイデアは自分の中にしかありません。どこかでもらったアイデアから物語を作ろうとしても、自分の解釈と合っていなければ納得のいくものはできません。良いアイデアが出せることを信じて、色々試してみましょう。

もちろん、誰かを不快にするような二次創作はダメですよ!それぞれのシリーズで定められた二次創作のルールと、マナーを守ってその範囲内で楽しみましょう。


今回はここまで。
皆さんの創作活動のお役に立てれば幸いです。

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