見出し画像

他人の喜びを自分の喜びに人の役に立つ



・他人の喜びは自分の喜びに

 先日も記載致しましたが、タイトルのように他人の喜びは自分の喜びにすることで今までの何倍も幸せが胸に痛いほどの感動が舞い込みます。

押し付けやお節介過ぎるのはよくありませんが、他人が喜ぶ姿を見るのは大変嬉しく思います。

 ある病気に患ってしまった方が数ヶ月から半年程度で全快なされた時に報告のため来店なされることが多々あります。
みなさん口裏合わせたかのように先生のお陰です。と今まで見たことがないほどの満面の笑みで話をなされます。

その時に、よっしゃー!ってガッツポーズをしたくてもできません。
それに全快なされた報告を受けると体全身に電気が走ったように痺れることがあります。

いわゆる感動と言う感情ですが、私は涙脆いので直ぐに後ろを振り向き涙を堪えてから一言お伝えしてます。

「僕は何もしていないですよ、しっかりと病気と向き合ったのは○○さんでほんの少しだけ気になった事を相談の際にお答えしただけですからね。」

謙遜する訳ではありませんが、これが事実なのです。
 
 きちんと病と向き合い相談内容の通りに養生法を取り入れた生活を行い自然治癒力を補った結果、完治したと言う事ですから罹患者自身が自ら行動した結果なのです。

私たちは思い遣りを大切にしながら日々の病と対峙している事を理解して業務へ取り組む事を忘れずにしましょう。


・心を尽くして力を尽くして意を尽くす

 どんなに素晴らしい理想を描いても心内を相手に理解してもらえるような行動や態度を示さなければ意を伝えるのは困難なことと私は思います。

心に響くような思い遣りの心を持って、しっかりと聞き取りをする。
こちらから伺うことで答えと応えは相手が出してくれます。

いつも謙虚に伺う姿勢を忘れてはなりません。
何故なら自分が体験していない事を疑似体験さえていただく訳ですから聞き取り方が曖昧だと判断する時にズレが起きます。

 東洋医学では、証を診ると言いますが証とは異常の事であり健常ではないと言うだけの話です。
異常と健常の差を埋めることの手助けをするのが私たちの役目であるからです。

衣(医)食住の生活環境を通じて自然治癒力を発揮させて恒常性を保てるよう養生法(食事、運動、呼吸、心や精神、生きがい)をタイムリーにアドバイスして満足と安心できる生活環境へ導く案内人と言うのがベターな回答でしょうか。

そして弁証論だけでは判断することが極めて難しく、体質の分類など厳しい目を持って判断する場面が要求されます。

すなわち証の把握(陰陽虚実寒熱表裏)にありますが、冒頭でお伝えしている異常と健常の差(幅)を埋めることが大切なのです。

私たちは「証の谷間」を埋める方法として養生法が隙間を埋めると考えております。

 また、生命は滞まっているものではなく、刺激と反応を繰り返し活動していると考えなければなりません。

すなわち「生命は運動と呼吸」であると認識して欲しいのです。
それこそ未病対策・予防対策・保守対策の基本となるからです。


・鋭い観察力を持ち心地良い雰囲気作りをする

 聞き取り上手、質問上手な人、不思議な安心感を持っている人は星の数ほどいます。

私の場合、仕事モードとプライベートモードの区別がはっきりしています。それによって仕事時の接客では9台点ですがプライベートになると、真意を10伝えたいので余計な一言で耳を傾けたくなる場面があります。

反省を繰り返して何十年と経ちまして、今は話半分と言う感じに割り切り日々を過ごすことで回避傾向が高くなりました。

 話を戻しますが、話し上手の技術面だけでは人の心に届かないですよね。
一歩踏み込んで相手の気持ちを察する事が必要なのですが感性の問題が発生してきます。

まずは相手の気分を心地良い環境を作ることや身構えている方には警戒心を解放していただけるよう時間が必要なのかも知れませんね。

相談を受け賜る時に気をつけいることは、人が耳を傾けたくなる声のトーンやリズム、テンポ、相槌などがあるので初対面の方であっても思い遣りの意識と察知力を忘れずに相談を受けると良いと私は常に思います。


・察知力を高めるためには

また、察知力を高めるためには一方通行ではロボット業務になるので、相手は会話の波に乗ることができません。

確かに自己開示することで相手と通じ合う可能性はありますが、一方的な押し付けている部分がある気がします。

演説会や講演会ではないので、思い遣りの心で「あなた」に話をしていただけるような話し方、悩みを引き出しやすい雰囲気作りを演出してあげるべきです。

相手は何を望んでいるのか…先日にお伝えしている目に見えない陰の部分に着目するのですね。

話をして欲しい事を促すのでは無くて相手が話をしたい事、聞いて欲しいこと、心に溜めていることなど相手からも歩み寄る一歩の勇気を与えてあげることで相談しやすい人や店員と言えます。

この店だったら、この人だから、この人でなければと相手の立場で互いが思い遣る事をイメージする事により見えてくるはずです。

それでも気難しい方は大勢いらっしゃいます。
それは人の感情には波があり常にベストの状態を保ち人の話に耳を傾け、相手の気持ちを察することは一石一丁では不可能です。

多忙な時や疲れている時など、なおさら難しいでしょう。
その時は自身の心の空気を入れ替えること、リフレッシュすることなどの気分転換を図ります。

例えば、鏡を見たり、玄関の外で深呼吸、負の連鎖や不機嫌さの切り替えを取り入れて次に待っている未来を乗り越えてください。


・余談…メーラビアンの法則について


メーラビアンの法則を取り入れると良いでしょう。
人の第一印象は何で決定するのか?
参考程度の数値を開示し下記へ記載致します。

人の第一印象は視覚と聴覚で決定する
①視覚的な要素(表現、態度、挨拶)約55%
②聴覚的な要素(声のトーン、リズム)約38%
③話の内容(言葉使い、気遣い)約7%


本日もありがとうございます。

今回も私の拙い文章力ではありますが、後世に何かを残せればとの思いから、いつも皆々様のご健勝を祈り記事を作成しております。
ご一読いただけた事を心から感謝しております。三上 拓 Taku Mikami

この記事が参加している募集

スキしてみて