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ホン雑記 Vol.720「だから悪友と集まって泥酔して電話して」

最近YouTubeでジョージの動画に鼓舞されている。
たぶん23歳ぐらいの日本語ベラッベラな外人がお前呼ばわりでメッチャ怒ってくる。
「何やってんのお前」と「なんで?(やらないの?など)教えて?」でよく煽ってくる。


編集も全然してなくて、何回もいち動画内で同じことを怒られる。ホントに怒られてる時の感じだ。こっちはしょぼーんなる(できてないなぁと思う時は)。

歳半分以下のYouTuberに怒られるのはなかなかいい感じだ。この歳になると働いててもなかなか怒られないし、働いてないんだからま~ぁ怒られないわな。だから本能が求めてるのかもしれない。

一番印象に残ってるのはドーパミンの話だ。これは前に1回聞いて「うぉー」と思ってメモしたぐらいだ。
簡単に言えば、いまの社会はたやすく快楽物質が脳から分泌されてしまうと。ネットにアクセスすればオナネタはすぐに見つかるし(ジョージはすーぐオナ禁オナ禁言ってくる)、食べ物もファストフードなどの安くてウマい依存性のあるものばかり。生活全般がラクになるようなものしかないと。

で、これだいじだなーって思ったからこそメモったんだけど、昨日ちょっと違う動画観たら、言ってることはほぼ同じなんだけどスッコーンと刺さってきた。「お前はそのドーパミンに見合ってるのか」、そう言ってきたんだ。
最初意味がわからなかったけど、オナネタや食生活なんかの具体例を出されるたびにどんどん染みてきた。「あぁ~、そういうことだったのか~」と。

オナネタでも、依存的な食生活でも、SNSのいいねの赤色桃色でも、Amazonでの買い物でも、駅のエスカレーター(横に階段があるのにってこと)でもいいんだけど、要は「その快楽はお前の努力と見合ってるのか?」ということなんだろう。簡単に言えば「ChatGPT」の真逆だ。便利だし、使うしかない。が、確実に人生の、いや生命体としての本質がわからなくなる。

いま「なぜ結婚しないのか? 子供を作らないのか?」と人に問うと、「お金が~、時間が~、労力が~、だって自治体が~、だって国が~」といった答えが返ってくるみたいだけど、そもそもはなんらかの条件と交換する程度の「やりたいこと」ではなかったはずだ。
溺れかけてる時に「息が吸いたい!」と思うのと同じようなものだったはずで、いやそもそも、そんなアホな質問するなよとも思う。

息吸いたい、美味いもん食いたい、あの子を抱きたいなどなど、ホントは強烈にあるはずの意志が、努力に見合ってない快楽によって、たとえばSNSのいいねの赤い数字なんかによって代替されてしまってるのだ。脳はラクなほうラクなほうに行くからね。
その結果、いまの時代が最もマズローの法則でいうところの、人々の承認欲求の需要が高まってるわけだけど(なかなか供給されないねぇ)、皮肉なことに安易なドーパミンに浸り続ける人ほど最も誰にも承認されない人間になるわけだな。

ここでこんなこと言うのはアレだが、だからnoteはワシらお客さんを「クリエイター」と呼ぶんだよな。夢見る人の前にぶら下げるオーディション番組もそうだし、大学がお客さん(もちろん学生)から金巻きあげるのも「箔」を売ってるわけだ。
共通してるのは、安易に「私ってすごいんだ」と思わせてくることだ。ま、大学受験は安易ではないんだろうけど。でもその箔も使えなくなってきてるみたいだしな。
で、恐ろしいのは無意識にその箔を死守しようとしてしまうことだ。いまならみんなが「あそこブラック企業だし」とか「好きなことだけやればいい」とか「嫌いな人とは付き合わないでいい」なんて思いはじめたこともその流れだろう。
もちろん、半分は正しいと思うけどさ。この真逆が「部活中に水飲むな」だったわけだろうし。


オレの最初のメモには「ドーパミンを何で得ているかを監視し続けろ」と書いてあるんだけど、その意味がやっと自分でわかった。

使わなくなったものを使わなくなったことで、人間が何を失ったのかを考え続けないとマズいんだろうね。



人のコミュ力が落ちた原因には、好きな子に電話するのに「オヤジが出るかもしれない」を押してでも敢行する、という大イベントがなくなったのも関係してるかもしれんね。




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