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最も影響を受けた本

私が人生において最も大切にしているイヴァンイリッチの著書『脱学校の社会』の中にこのような一説がある。

これは私が最も影響を受けた言葉であり、常に忘れることなく生きているつもりである。

彼は私に、われわれの想像は「すべて学校化されてしまっている」と言った。(中略)われわれもまたみな、他者にとって何が必要な教育であり何がそうでないかを区別することができるとする妄想を抱いているのである。

『脱学校の社会』p.52

だからこそ、私は「教育」という行為がこの世で最も嫌いである。

何がこの子に足りていないのかとか、上から目線に決めつけ、それを教え込もうとする行為であるからである。

私は単なる個人であって、他者に干渉できるような存在ではない。

特に学習については、介入を極力避けたい。

おすすめすることも、強制にならないように細心の注意を払う。

イリッチの思想は、かなりラディカルで受け入れられないという人はたくさんいるだろうが、

それは我々の発想がすでに学校化された証拠に他ならない。

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