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はじめに

この間、ガジガジとうちのワンコが本棚の低い場所にある本をかじっている事に気付いた。何をかじってるの?と覗き込むと、あろうことか僕の大事な本をガジガジしているではないか。

清水浩史さんの秘島図鑑である。

https://www.amazon.co.jp/dp/4309276156/ref=cm_sw_r_cp_api_i_sXRiEbRN0ERSF

慌てて取り上げたが本の角が見事に丸まってしまっている。

元々場所を取るのがいやで本は買わないし、そもそも僕は軽いエッセイとか雑誌しか読まないヒトだけど、この本は電子書籍版が無くて止む無く単行本として購入したもの。ずっと忘れていた本だったけど、ワンコのガジガジがきっかけでもう一度パラパラと読んでみると案外引き込まれていく。自宅にいながら頭の中が秘島にトリップしていく。若い頃は妄想豊かで"空想の翼"でいろんなところに行けたが久々にその感覚を味わえた。似たような本が無いかなと思い、Amazonで検索すると、同じく清水浩史さんの本で、"海に癒される。 働く大人のための「海時間」のススメ"という本を見つけて即ポチッた。

https://www.amazon.co.jp/dp/4794219105

これも電子書籍が無くて本として注文。届いた本はやはり軽いタッチで書かれた良書で、かつこちらは自分の体験、自分の感じている事と凄く波長が近い内容だった。疲れた時や海に行った時にコーヒーを飲みながらこの本を数ページパラパラめくるだけで空想の翼が伸びるのを感じる。ここで気づいたんだけど、本というのは単なるデータではなくて、ページを一枚一枚めくるという行為自体にも大切な意味があるという事。今ワンコがガジガジしてくれたおかげで素晴らしいひとときを過ごせている。けれども難点がひとつあるのだ。この本にはお話が83個しかないのだ。。だから自分の過去の回想をベースに自分バージョンの海時間エッセイを気が向いたら書いていこうと思ったわけです。。おしまい。


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