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哲学を学ぶ意義

一時期、「哲学」にハマってた時期がありました。

とはいっても専門的なものではなく、『〇〇入門』のような一般向けの本を読み漁っていました。

でも、「哲学って、なんだか取っ付きにくいし、何の役に立つの?」と思われがちですよね。

哲学を学ぶ意義については、ビジネスに役立つなど様々なメリットを挙げている本もあれば、"(すぐに)役に立つ"ことを正面から否定する本など、様々です。

私の個人的な意見としては、「社会・歴史の理解を推し進めてくれる」と感じています。

たとえば西洋医学の進展は、合理論による心身二元論をベースに理解する。身体を心から切り離し、操作=治療可能な客観的対象として捉えたからこそ、現在までの進歩があるのだと思います。(もちろん、それに伴う負の側面-人体実験など-もあったと思いますが...)
一方で、それゆえにケアの概念が近年まで蔑ろにされてしまったり、また東洋医学をうまく説明・理解できない思考を持つ人が多くなったということもあるでしょう。

このような理解の補助をしてくれるのが、哲学なのだと思います。

少なくとも、今すぐに役立つ云々ではないような気がします。善く生きるための肥やし、のようなものでしょうか。

もちろん優れた経営者の方などは、哲学的知見にも優れた方が多いかも知れません。しかし少なくとも、"すぐに稼ぎたい"のなら起業や副業したほうが早いでしょうね。笑