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スペイン語を学ぶことがなぜ国際協力につながるのか?

成功体験。頑張れば(ある程度は)報われる――。

そんなこと当たり前でしょ、と思っていませんか。

悲しいかな、それが当たり前ではない国が世界には少なくありません。多くの途上国には「不条理」がまかり通っています。

典型的な例は

・学校のテストの点は一番だったのに、表彰されるのは先生のお気に入りの別の生徒(先生に少し意見したら嫌われたみたい)

・頑張って仕事して成果を挙げたのに、別の人がやったことになっている(失敗したときはなぜか自分が責任をとらされる)

この手の話は珍しくありません。ひどい場合はお金が絡んだり、セクハラされたり‥‥。

こういった現実を目にしてきたこともあって、途上国・国際協力に特化したメディアganasは、『命のスペイン語レッスン』でスペイン語を教えるベネズエラ人の講師たちに「頑張れば報われる。だから頑張って」ということを伝え続けてきました。

世界最悪のインフレがおよそ10年にわたって続くベネズエラ。国内にろくな仕事はない。かといって、年老いた親や病気持ちの夫を置いて国外に行けるのか。

“国ガチャ”に外れた? だけどそこで諦めたら人生は終わり。

この苦難をなんとか「やる気」で乗り越えられないか。

ganasとは、スペイン語で「やる気」という意味。令和の時代に古いかもしれないけれど、やる気(大半の人の奥底に眠っている!)は人生を切り開くと信じている。

ベネズエラ人講師たちにganasはこんな約束をしています。「ganasが頑張ってスペイン語の受講生を集めるから、スペイン語のレッスンはしっかり準備して、ベストを尽くして。一緒に苦難を乗り越えよう」

オイルマネーの負の影響もあってか、頑張らないのがデフォルトのベネズエラで、停電も頻発し、通信環境も最悪のベネズエラで頑張ってくれるベネズエラの講師たち。そんな彼らの努力を台無しにできない。したくない。頑張るベネズエラ人講師たちの生活を守りたい。

『命のスペイン語レッスン』は寄付ではなく、100%受講料で回しています。そのほうが健全だと思うから(「仕事」にしたほうが日本とベネズエラの関係も平等になる)。

締め切りまであと3日。現時点のお申し込みは59人。講師たちの生活を支えるのに必要なのは最低70人。あと11人。

経済崩壊で生活苦に陥るベネズエラ人から学ぶ『命のスペイン語レッスン』、12期生を募集(〆切5/1)