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選手はロボットなのか・戦術は選手の自由を奪うものなのか -あなたは標準装備を身に付けてるか?-

Hola Chavales!!!!

サッカーというスポーツが11vs11である限り、

カテゴリー・レベル・性別・国籍・etc、

全てに等しく上手く行く理由も上手く行かない理由も同じである。


これは僕がスペイン7部から3部へ、

一気にカテゴリーを4つ挙げたときに気づいたこと。

『7部でも通用しないプレーの選択は3部でも通用せず、7部で通用するプレーの選択は3部でも通用する』


ピッチ上の現象だけを切り取った時に、

【差】が生まれるとしたら【速さ】だと僕は思っていて。

どれだけピッチ上で通用するプレーの選択を速く実行できるのかどうか。

要するにカテゴリーが上がれば上がるほど、

レベルが高くなればなるほど【プレーの選択】に与えられる時間が短くなる。


でもその速さというのをどうやって生み出すのかというのは、

エンバペの初速が速いのと同じく、

ブスケツの予測からの反応が速いのも速さ。

つまり、

何を持って自分自身が【速さ】を作り出せるのかは選手それぞれ違うわけです。


で、この速さを深掘りしていくと長くなるので今日は置いといて。


人は皆、選手の【個性】と謳うんだけど、

その【個性】のハナシよりも前に、

そもそもサッカーという11vs11で戦う中で誰がやっても失敗することを抑えておく必要があると思ってる。


速さは大事なんだが、

そもそものプレーの選択を間違えてる時は速さもクソもないから。

これがサッカーというスポーツを理解するということの一つ。



誰がやっても同じことを理解して、そのスピードを上げる。

これを皆、『ロボットみたい。戦術は選手の自由を奪う』って言うんだが、

僕が今話してるのは、

『相手の出方がこうだから、僕たちはこうしよう』というケーススタディのハナシではなく、

『サッカー選手としてサッカーを理解しておきましょう』という標準装備のハナシ、土台のハナシ。


【個性】とは全く関係なく、

誰がやっても同じことを理解して、そのスピードを上げる。


ここを踏まえた選手が自分の個性と向き合う。

自分自身の特徴はどれで、周りの味方になくて自分にあるものは何か、その特徴を活かすためにはどうしなければいけないのか、etc。

これが【個人戦術】のハナシ。

そして【サッカーを理解する】という土台があった上でのハナシ。


誰がやっても同じことを理解した中で、自分にしかできないことをする。


僕が普段個人分析をする時は、

皆さんスペインサッカー研究所を通して土台があるから、

一人一人の個性に合わせた【個人戦術】のハナシしか基本的にしてない。


ただ一方で講演会で土台がない方に向けてハナシをする時は、

【サッカーというスポーツの構造】のハナシをしてる。

たぶんもっと細かい所まで話して欲しいってなると思うだけど、

【構造を知らない個人】ほど使い物にならない物はないので、

遠回りかもしれないけど【構造】から話した方が結果的に遠くまで進めるんです。


速く進みたいなら手っ取り早く成果の出るものに向き合えばいいけど、

遠くに進みたいなら遠回りに感じるだろうけど【構造】から理解することをオススメします。


みなさんが遠くまで行きたいのか、

目先の目的地に速く着きたいのかで取るべき行動は変わってくるのかなと思います。


一つの参考まで。


スペインサッカー研究所では【毎朝】サッカーのハナシをしています👇



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ではまたー。



















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