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コソダテカットウの『背中』

私の産前産後は、知らぬうちに鬱&ブルーになっていたんだな、と当時を振り返ると思います。女性特有?の感情からめーーーーっちゃ子供を怒鳴り散らしたり、ふと悲しくなったり、なぜか身体が重くて起きられない、今日は会社に行ける気がしない等々。

あ、自分はこのままじゃダメだって気付いた日の事を鮮明に覚えています。その日からは、「手伝って」「助けて」「(今の私の気持ちを)ちょっと聞いてほしい」を周囲へ言うように意識と行動を変えました。最初は嫌なというか変な顔をされることもあり、正直「なんやねん、その反応(顔)💢」とイラッとしましたが、そのうち快く?聞いてもらえるようになりました。

変化が大きかったのは子供達でした。彼らが体調を崩すことがかなり減った気がします。ゼロでは無いけどね。しかも、私の気持ち(言葉にしづらい、言いにくい)を代行しているのかってくらい、なぜか気管支系で入院してました。早く気付けよ私…。

ちなみに、もうダメだって気付いた日に起きた事。その瞬間、私は夢を見ているのか、現実なのか、本当にわからなくてフリーズしました。私達が住んでいるマンション中階から、私がまっすぐベランダの外に手を伸ばして長女を持つ手を離し、笑顔の彼女が階下に落ちていく…。思い出しただけでも恐ろしいです。ハッとしても、今見たのが夢か現実かを理解できず、視線を下ろした先に同じ布団でスヤスヤ寝ている彼女の姿に安堵と同時に、自分の心を無視して積もり積もったストレスの大きさに焦りました。私…このままじゃヤバい。

どうやら人って心を亡くしている=忙しすぎると、自分が追い詰められているのも気付かず、自分の容量をオーバーを知らぬ間に通り越して、突飛もない行動に出るみたいです、という夢体験でした。そこから家事も育児も仕事も手抜きをする大事さを認識し、手抜きのコツを模索するようになりました。少しでも「あ、しんどいな〜」と感じたり、「頑張ったらできるけど…」といった無理を、私は手放しました。

周囲とのコミュニケーションも少しずつ変えていって、相談するようになりました。私が積極的に相談しなかった理由は、自分の心の声を聞いてなかったし、なぜか人の助けを求めてなかった(ウサギのくせにぃ〜)。さらに、相談相手を選ぶのも正直難しい。こちらはただ聞いて欲しいだけと思っても、親切心で解決方法を山ほど提案してくださったり、傷つくわぁ…って感じの投げかけ、すっごく的外れな相づちでガクッと拍子抜けしたり。心に元気がないから、どの反応もすごく重くのしかかる。第三者機関?とかにも気が回らないんですよね、元気な時は「まさか自分が?」って、どこかで過信しているから。

きっと、世のお母さん達は話さないけど、いろんなストーリーが秘められている。だからこそ気軽に「頑張れ」って言えない。むしろ「頑張ってますね、ここで休憩してもいいんですよ」と、私は側でそっと「いいね👍」スタンプを押すスペースを作りたいな〜と妄想中。

笑顔あふれる健やかな一日をお過ごしくださいね🤗

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