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ワクチン接種拒否者の首切りが始まった

ニューヨークで、今週から遂にコロナワクチン接種を終えていない、又は接種をしない医療関係者の解雇がはじまった。

The governor of New York, Kathy Hochul, is considering using the national guard and out-of-state medical workers to fill hospital staffing shortages, as tens of thousands of workers are unlikely to meet a Monday deadline for mandated Covid-19 vaccination.
上の抜粋部分の要約
ニューヨーク州知事は現在、今週月曜日までに州からの指令である
コロナワクチンの接種を怠った為、解雇対象となる看護師や医師などの
大量欠員を、医療の心得のある州兵、又は他の州からの医療関係者でまかなうことを検討中。

あまりにも多くの医療に携わる人々を、一度にまとめて解雇しなければならないので、このような事態になりつつあるようだ。
驚くのはその人数。

Some 16% of the state’s 450,000 hospital staff, or roughly 70,000 workers, have not been fully vaccinated, the governor’s office said.

45万人いるニューヨーク州の医療関係者のうちの16パーセントに
あたる約7万人が、まだコロナワクチン接種を終えていない。

コロナ患者を治療するはずの病院スタッフであり、職を失うリスクをおかしてもワクチン接種を拒否した7万ほどの人々。
一部の宗教上の理由での接種拒否者をのぞいても、これだけの人数がいたことに、いろいろと考えさせられる。

上の記事はワクチンを接種するよりは解雇されることを選んだ医療関係者について。

これに続きプライベートセクターからもワクチン拒否者を解雇する所が出てきた。

これは大手航空会社ユナイテッド。
600人近くのワクチン接種未完了者を解雇の準備中なようだ。
何しろ先日のバイデン政権が勧告した、コロナワクチン接種義務には結構な
金額の違反金が含まれる。

コロナワクチン接種拒否者に対する風当たりが、一段と強くなってきた。
バイデン大統領などは直接、拒否者を非難するようなコメントをしていた。
面白いことにその画像は、youtubeその他、全て削除されていて現在みることができない。

以前にも書いたが、マスク着用義務その他の、ワクチン接種以外の注意事項はあまり気にしていないようだ。
ホワイトハウスのプレスリリースなどでも最後にマスクをしている職員を見たのはかなり前になる。
アメリカへの海外からの入国規制も近いうちに緩くなりそうだ。
デルタ株に感染する確率はワクチン接種を終えていても、ゼロではない。
その事実にも関わらず、コロナワクチン接種だけを半強制的に進めるのはと
納得がいかない人々もいるのではないか。




アメリカでは現在10月から年末まで、感謝祭セール、クリスマスセールなど、重要な消費シーズンとなる。
一年の売り上げ成績の大半が、この時期にかかっている。
コロナで疲弊した小売り業にとっては命がけと言っても言い過ぎではない。

マスク着用義務、人数規制、などを強制すれば人々の出足も鈍る。
この国の経済を支えているのは国民の物品購入による消費なのだから。
アメリカでは戦争による武器弾薬の使用もそれに含まれる。

バイデン政権の政策が現在、経済回復を最優先事項の一つとしているのは
確かなようだ。
過去にない規模の出費を強いられてさすがのアメリカ経済もかなり弱っているようだ。













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