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愛するもののために何が出来るか、出来てどうなるか

2018/19は(去年の、というのも、ことしの、というのも違和感があるのでこの表記にした)、所謂職場の年末年始休みが長いので、その間の宿題として「応援しているバレーボールチーム・つくばユナイテッドSun GAIA(サンガイア)がもっと多くの人に認知され、ホームゲームにお客さんがいっぱい来るようになるために、応援しているひとりとして、その様子を眺めている以外に何か出来ることがないだろうか」ということを考えて形にしようというのがあった。noteのアカウントを動かそうとした目的にはひとつそれがあった。

計画年休というのがあるので明日まで休みだが、恐らく休み中には宿題は終わりそうにない。結局noteに何を書いて、15年目に突入したblogには何を書くかという切り分けもよくわからないまま、何かにとりつかれたようにblogのエントリを書きまくるという年末年始になった。翻って、本稿は慌てて宿題を始めるような記事になる。

サンガイアは、結成14シーズン目を迎えた、茨城県つくば市に本拠地を置くバレーボールチームである。今季から新しい枠組みになったV.LEAGUEにおいては2番目のカテゴリ・V2 DIVISIONに属している。3週間後、1/26-27に、つくば市のつくばカピオでのホームゲームを控えている。

わたしは確か15年くらい前に、一時期中断していたバレーボール観戦を再開していた。主に大学カテゴリで試合を観戦し始めた(ここがメインになっているのは、今も変わらない)。2004年末、久しぶりに全日本インカレがおこなわれている東京体育館に足を運んだ折に、たまたま筑波大学界隈でバレーボールに関する意欲的な企画がおこなわれていることを識った。「東西インカレ」という、大学の東日本(北海道、東北、関東、北信越)、西日本(東海、関西、中国、四国、九州)の各上位チームによる対抗戦がメインコンテンツであるが、その中に町おこしとかバレーボールの振興とかあらゆる要素を詰め込んだお祭り的なイベントを進めていたのである。翌年=2005年の夏、初めて東西インカレに行った。大会では、まず、エキシビションとして、当時Vリーグ各チームなどでプレイをしていた筑波大学OBが一堂に会しての試合がおこなわれた。この試合に参加した選手たちは、この企画チームの一角を担っていた、筑波大学で芸術を専攻する学生がデザインした、緑と白のユニフォームを着ていた。この試合が終わった後に大きな発表があり、あたらしいチームが誕生した。

その後、かれこれ14シーズン、である。わたしは終始一貫してつくばに住んだことはないし、おそらくこれからもその可能性はないだろう。むしろ、つくばとの物理的な距離は離れてしまって久しい。14シーズンのなかには、目に見える変化も、目に見えない変化もたくさんあった(と自分が思う以上に、たくさんあるんだと思う)。当初からの目標である、トップカテゴリで戦うということは、14シーズンを経た現時点でまだ実現出来ていない(ただし、S1ライセンスを保有しているので、今季の成績次第によっては可能性は残っている)。物理的、論理的な距離感はシーズンによって異なるし、その温度差を感じることは自分の中でもあるが、このチームについて「なにかできることがあれば」という気持ちは続いている(殊に今シーズンは顕著だという説はあるがそれは措こう)。

12月22日に地元で参加した「北海道スポーツビジネスサミット」で、「参加したひとは、ありがたい話を聞いて良かったなーだけではなくて、ひとつひとつアクションを起こすべし」ということばをいただいた。そのことばはわたしの背中を一旦強く押してはいたが、傍らでどうしても「じゃあどうすればいいのだろうか」ということをぐるぐるループして考えるというところから脱出出来ない。「出来てどうなるのか」ということを考えてしまうのである。何かが出来る、力になる、ということを考えること自体が不遜なのではないだろうかとも思う。

そうは思いつつ、勝手に、おおくのひとの背中を押してみようと思った。ピンポンダッシュではないが。

少しずつここに(過去のブログの再録も含めて)書いたものを溜めていこうと思うが、まずは、この記事を、長い長い前振りとして此処に置いておく。

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