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2021年大相撲九州場所朝乃若関まとめ(あさの)

ランダムに公開しますよということにして、3つに小分けした下書き記事を書いていた。ずいぶん2回めがゆっくりになった。なんだかバタバタしてたのと、しばらく描いていた絵がようやく描きあげられたのでというのと(その件は別記事で)
…って言ってたら年内の公開が怪しくなってきたよぅ。初場所は東十両六枚目。もちろんここまでの最高位。

今場所新十両なので、7番が15番になったので、文字数も絵も倍以上。てへ。

願いが届いた。
9月末の番付編成会議以来、ずっと思いを致しながら、さまざまなニュースに耳を澄ましながら、気がつけば本場所が始まる所まで来ていた。
15日というのは未知の領域であって、見る者のペース配分もよくわからないままの突入。全身で、五感をしっかり駆使しながら、その光景をしっかり見届けたいと、そう思いながらの15日間は、思った以上に体力を喰った。千秋楽から1週間経って、ようやく回復気配にきたので、遅ればせながら書き始めることにする。おそらく、いっぱい、覚悟はしていたのだ。覚悟をしていたから、へんなところに力がいっぱい入っていたのだ。
7番でもむちゃくちゃ長文になっていたので、はたして15番でどうなるのだろう。

初日(11/14)●平戸海 押し出し(0-1)

ここ数場所、十両土俵入りというのは、「そのあとの幕下上位五番を見る前」の出来事であったから、むちゃくちゃ緊張して見ていて、その内容をあまりよく覚えていなかった。おなじような化粧廻しが並ぶなあくらいのことは思っていたのと、あれは1月だっけ3月だっけ、むちゃくちゃソーシャルディスタンスに配慮した人数の少ない土俵入りがおこなわれたのは、くらいの
認識くらいしかなかった。
んだけどさ。
↓アルキド絵の具というのをつかって仕上げました

初日、関取として初めての一番は、新十両同士だった。緊張してこっちこちであったことは、見て取れた。まだその頃は緊張していなかったという平戸海が一気に押し切った相撲だった。

二日目(11/15)□北青鵬 不戦勝(1-1)

いつ北青鵬と当たるかと、ずっとたのしみにしていた。
北青鵬、幕下では、立ち合いでは攻略しかけられたけれども結局時間が経って組んで優位な体勢になったら勝てました、というような相撲が多かった。寺沢とだったらどうなるんだろうと思っていた。
5月場所、番付近所で相星で当たりそうになったときがあったが、結局その場所の対戦はなかった。そのまま北青鵬は関取になったが、新型コロナ絡みでの全休で、その番付で据え置きになった。だから、今場所こそは当たるのだろうと思っていた。
その楽しみにしていた取組が二日目に組まれて、初日の相撲を受けてだったので、ちょっと心配になりながら、だったのだが…
昼前に「関取初勝利おめでとう」なツイート(だったと思う)が流れてきて、えっと思ったら、北青鵬が前日の東白龍(方角+色+架空の動物)戦で膝を痛めて休場だというので更に驚いた。
斯くして、そのたのしみは、またまた先送りになった。どんな形であれ、白星には、安堵しつつも。(北青鵬はどんな状態なんだろうか。気になる)

三日目(11/16)○旭秀鵬 掛け投げ(2-1)

ファースト物言い(結局この場所4回)。
旭秀鵬といえば先場所のこの日を思い出してた。

水をつけられ、そしてつけた(秋場所7日目より)

机の下で見るには()ずいぶん長くチカラの入った相撲になった。旭秀鵬はやっぱり懐が深い。ほんとうに間一髪だった。審判長が四股名出てこなくて謎の間があったのはこの日だったっけあれっ(4日もあるからこんがらがっている)仕掛けどころ、そして仕掛けたあとの動き。行司さんは泣いているかもしれないが、じわじわと、ハマり始めてきたらいいなと思い始めていた(けど、まだまだ、ドキドキしていることにはかわりはない)。
この日の土俵入りは炎鵬の隣だった。2日後、対戦前に、描いた。

四日目(11/17)●荒篤山 突き倒し(2-2)

ジャスパーがつよかった。そして、この相撲のあとも、ずっとつよかった。まだまだ、どうなるんだろうここから、と、ただただドキドキしていた。

五日目(11/18)○炎鵬 上手投げ(3-2)

この日は朝からそわそわしていた。なぜかというと、NHKの地上波で新十両インタビューがあるからだ。結局あまりにもそわそわしていたので午後から臨戦態勢に入った(
上に描いたのは、三日目に土俵入りで並んだところで、そこから割と早く対戦に至ったなあと思った。中学時代の「全国都道府県中学生相撲大会」でのチームメイト(中学自体は別で、選抜チームでの、というあたり、3年生に食い込む2年生というのはやっぱりすごいなあ)であったとか、角界に入ってからツーショットで写る写真を見たとか、いろんなことから、この相撲にどんな決着がつくのかとても楽しみだった。

容貌がかわいくて相撲がかわいくないといえば(?)先輩の持ち味であると思ったら、その上を行った。うれしかった。
そしてインタビューに突入した。間にニュースと中入り後の2番を挟んでたっぷり。また伝説のインタビューを積み重ねたが、どうなのだろう。いろいろ、奥歯にはさみっぱなしのものがあったように見えた。白星先行でこの日を迎えられたことをとてもうれしく思っているが。

六日目(11/19)●東龍 上手投げ(3-3)

九州の放送席はとてもコンパクトで、おすもうさんひとりと化粧まわしが入るといっぱいいっぱいな感じに見えた。箱型の模型をつくってみたいとこのときは思っていたりした。それにしても化粧廻しって描くの難しいす。
東龍、上手かった。このあたり、若関もすごくカラダが動き始めていたけれども、終始上手く取られた感ではあった。まだまだイーブン、どう転ぶのか、わからない、緊張感の中で、現地に向かうということになったんだった。

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