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ヒトに関する3つの原型を見つける!- コミュゼミ 第1期1クラス 第3回

第3回コミュゼミのレポートです!
今回のテーマは「ヒトに関する3つの原型を見つける」。
コミュニティのメンバーを募るにあたって、クリアにしておきたい3つのポイントについて考えてみました。

アイスブレイク:「ホント?ウソ?」

メンバーに「自分の意外な4つのホント!」をメンバーに話すのですが、4つのうち1つは嘘を混ぜておきます。
もっとも多くの人の嘘を見抜けた人が勝ち!

結果、6人でやってみて、最多は3人の嘘を見抜けた岩ちゃん、ぽこさん。
初対面から少し経ったメンバーでやると意外な一面が見られて面白いです。

このアイスブレイクは自己紹介の応用系とのこと。
相手の嘘を見抜くというゲーム性があるので、それまでに相手から聞いたことや行動を思い出しながら、話を集中して聴くことになります。
意外性を種明かしされることで、お互いをより深く知ることができる仕掛けです。

本日の自己紹介:2W1H

「人を動かすことができる自己紹介」が今回のポイント。
人に動いてもらうためには、自分が取り組んでいることを知ってもらうのはもちろん、その背景を理解してもらうことが大切。だから What, Howに加えて" Why "を伝える。

 What : 何に貢献しているの? I help ~
 How:  どうやってやっているの? I do ~
 Why:  なんでやっているの? I believe~

これは、実はサイモン・シネックのゴールデンサークル理論に学んだフォーマットです。

WhatやHowといったファクトにもとづいた情報は、理性に働きかける要素として考えます。

対して、Why - なぜ?どうやって?は感情、直感に働きかける要素と考えられます。そのため、こちらのほうが人の感情に深く刺さって行動を促すことになります。

ゴールデンサークルはリーダーシップについての理論です。
何をやるべきかを理解している人は実は多いのですが、なぜそれをやるべきかを理解している人は少なかったりします。なぜそれをやるべきなのか、わからないと当然ながら自発的な行動は生まれてきません。
優れたリーダーは「なぜ」を共有して、メンバーの行動を促していると考えられるのです。

そして、この自己紹介の2W1Hは、前回のコミュニティの考え方とも共通しています。
コミュニティの立ち上げについて、前回G2さんから教えていただいたフレームワークは 2W1H&P 。
これを自己紹介にも応用して、自分の在り方を伝えるのが今回のフォーマットでした。

コミュニティを作る時に「ヒト」に関して考えること

コミュニティを作るにあたって、どんな人と、どんな活動をしたいか、どうやって人を集めるかは、すごく大事です。
今日のゴールは、この3つをデザインして、コミュニティの募集要項を作ること!

1.メンバー像のポイント
「われわれ意識」を大事にすること by マッキーヴァー
 1.ビジョンをシェアできる人を!
 2.やっぱり「旗」が大事。何を目指して、どんな活動をしたいのか。
 3.われわれ意識

2.旗と活動のポイント

あなたが参加者としてコミュニティに期待することは?

ゼミメンバー、タイクさんのコメントに答えが。
「自分の持っているものを活かして、問題意識を持つ食に関することに貢献をしたい」
これはコミュニティ曲線を描いて発見したものなのだけど、地域に貢献することによって居場所を見出したいというのが個人としての期待だったりします。

この「居場所感」はどんなコミュニティでもメンバーが参加し続けるために大切な要素。
居場所感を醸成できるのは…
・メンバーがお互いの存在に価値を感じ
・自分の貢献がほかの参加者にプラスに波及すると信じられる
状態にある時だそう。

コミュラボ 第1回オフ会で、NewsPicksアカデミアの野村さんもコミュニティメンバー集めについて、敢えて入り口は狭めて参加者の方向性をそろえたほうが良いかも、とのことを言っていました!

まず、参加者にもWhyを考えてもらい、コミュニティのWhyと参加者のWhyをつなげること・・・
Whyの自分ごと化をメンバーにもしてもらい、ビジョンを共有していくことが大事。

そして、居場所感を持ってもらうには「その人にしかできないことがある/できる」ことが大事!
そのためには、幹事は常にメンバーを見ておく必要があるということ。
「何ができて、なにをやりたい人なのか?」を踏まえて、メンバーと1:1の関係を作るのが第一歩。そこから1:nに広がっていく。

居場所感のあるコミュニティは、この設計が上手いのだそうです。

分散型:
 コルクラボ、箕輪編集室・・・プロジェクトベース型。軸があり小集団がそれぞれをゆるくつなぐ。

集中型:
 さとなおラボ、NewsPicksのゼミ・・・師匠と弟子。参加者同士は仕掛けが必要。軸と参加者は強固な関係を築けている。NewsPicksでは講師が毎回、参加者と交流する(最初は違った!)

ハイブリット型:
 AKBの推しファンクラブ・・・ローンウルフ型。ゆるやかな関係でグループは自然発生。

「小さい市を作って、その中に街を作っていく」コミュニティの広げ方も。
集中型 → 分散型 へのコミュニティの広がりが出てくるとよいみたい。

ちなみに、イノベーションを生むにはゆるいつながり、、ハイブリッドのほうが良い?
短期的には集中型のほうが盛り上がるようです。
だけど中長期的にはコミュニティの核になる師匠とのつながりが維持できなくなるので、分散型になる。継続性はハイブリッド型が良いみたい。 

人の動きは「学ぶ」から始まり、「動く」、そして「両方(学ぶ&動く)やる」という流れなので、意識して活動を設計することが大事。
コミュニティや関わる人の立ち位置で、どれに「重き」を置くかが決まる!

3.どうやって人を集めるか?

コミュニティの発生は「完全変態」のイメージ
1.たまご期
2.幼虫期
3.さなぎ期
4.成虫期

G2さんのコミュラボを例に活動内容を示すと・・・
たまご期
 旗を決める: 時期不詳
 旗をちょいだしする: 時期不詳
幼虫期
 周りの人に話す(Facebookに投稿)
 反応してくれた人にさらにお願い(Facebookに反応があった人に、さらにお願い&ご相談)
さなぎ期
 Facebookグループつくる
 3層構造(ゼミ、ラボ、チア)のベースアイディアを出す
成虫期
 具体化&実行:キックオフイベント、ゼミの開催、ラボのオフ会 etc.

Q: G2さんは「幹事力」を相当以前から発信し続けていたけど、そうしたベースがない状態からコミュニティづくりをスタートするにはどうしたらよいでしょう?
A: ゆうこすが言っていた最初の5人を、何とか集める!まず5人を集めらないと、その先も難しい。
 なぜ、自分がそれをやるのか? 集まった人たちにそれを納得してもらうのが大事。

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このレポートでは学び&Tipsをまとめて書いてきているのですが、コミュゼミの現場では「実際に動いてみないとわからない!」感が強まってきています。

悩みつつ、次回は4月19日です。

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