同じ江戸の住人でも、話す言葉は階級ごとに異なりました。

例「私にもそれを下さい」
男児「あたいにもそれをくんな」
女児「私にもそれを頂戴な」
芸姑「私にもそれ頂戴よ」
書生「僕にもそれ呉れ給へ」
職人「わしにもそれくんねい」

江戸の言葉と一口に言っても、実態は多様なのです。

「標準語」は1948年6月に廃止されて制度上存在しません。 いまは「共通語」。 知りよった?