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「責任なき権限」の怖さ 4月25日 Sloan on Social Responsibility スローン流社会的責任論

今日の #ドラッカー365の金言  テキストも1979年発刊の『傍観者の時代』1979年版 451~452ページより。

#4月25日  木曜日です。
注目の東京15区選挙もいよいよ終盤。選挙活動が許されているのは今日・明日・明後日の残り3日となったことで、各陣営が熱心に取り組んでいるようです。情勢を聞けば、公明党が乙武氏の支援を決めた、とか、須藤元気氏をれいわ山本氏が支援し始めたため、立憲酒井氏に集まっていた票が分かれ始めたなど突出してリードする陣営がなくなり、ほぼ横一線のようです。
こうなると、誰も法定得票数を満たせず「再選挙」なんて事態もあり得るとか、ないとか。


個人的には「日本を豊かに強く」と訴える日本保守党・飯山あかり氏が面白いです。ベンチャーマインドや開拓者精神を持つ人なら、IBMに挑戦したアップルの如く、既存の巨大政党に立ち向かう新政党・新人候補、という図式です。

小さな女性(150cm台との飯山氏)を支えるできたばかりの新政党が利権や己の利害だけで動く巨大組織で強敵の既存政党や政治家たちに立ち向かっていく図式は、巨人ゴリアテに立ち向かうダビデです。飯山氏が当選する「大ドンデン返し」を期待したい。

さて、今日の #ドラッカー テーマは
#Sloan_on_Social_Responsibility
#スローン流社会的責任論

ドラッカーがコンサルトして注目されるきっかけとなったGMの社内調査。当時のスローン氏は日本で言えば、松下幸之助氏のような名経営者。そこでのドラッカーの提言は、スローン氏から無視されたため、『企業という概念 The Concept Of Corporation 』として1946年発刊。以後、後のボストンコンサルなど多数のシンクタンクやコンサル業が発展したという歴史があります。

ドラッカーにとって、スローン氏はその点でも大恩人という存在なのでしょう。その二人が強調するのが権限と責任。

責任なき権限は違法であり、権限なき責任もまた法に適っていない。いずれも暴政となる。

「責任なき権限」「権限なき責任」と聞き、マスコミを思い出しました。

昨年、草津町議員が町長にレイプされた、と騒動になった事件がありました。記者会見がなされ、マスコミが世界中に配信し、町長を非難する「雰囲気」が醸成されました。しかし、裁判で認定された事実はマスコミ報道と逆でした。結審後、町長は怒りの記者会見を開きましたが、メディアからはほぼ抹殺され、小さな記事が掲載されただけだったとのこと。

マスコミは、「責任なき権限」で報道し、「風評加害」をおこなったものの、彼らは「マスコミには権限なき責任を押し付けるな」と反省するそぶりもありません。

これまでは日本社会はこのような「暴政」を「倫理」「道徳」「個人の良心」で防いできましたが、川口市で起こっている暴動や分断騒動を見るにつけ、「責任なき権限」の横暴を見過ごすことは出来ないと感じる出来事でした。

今日の金言:
#責任なき権限に正統性はなく権限なき責任にも正当性はない

ACTION POINT :
#あなたの責任は権限に一致していますか
#一致していないのであれば一致させるための提案をしてください

午後からもお元気で!

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