買収された側のトップにしてみれば事業は自分の子供である 12月16日 Provide New Top Management 買収された側のトップ

#12月16日 #友引 の土曜日です。
ランチタイムになりました。
今日の #ドラッカー365の金言 テーマは、
#Provide_New_Top_Management (新しいトップマネジメントを提供する)
#買収された側のトップ

今日のテキストも昨日同様、『 #マネジメント・フロンティア 』30章 #企業買収成功のための5つの原則  315ページより。eラーニング教材『企業買収戦略』

去年のテキストはこちら↓


(4)買収した側は、買収された側にほぼ1年以内にトップ経営者を送り込めなければならない。マネジメントを買えると思うことが、そもそも間違いである。買収された側のトップ経営者は、いなくなるものと覚悟しなければならない。トップ経営者は、ボスであることに慣れている。事業部長などにはなりたくない。

同書、315ページ


#買収された側のトップにしてみれば事業は自分の子供である
#あなたが知っている企業買収の例では買収された側のトップはどうなりましたか 

買収された側のトップは、買収した側から派遣される例が多いでしょう。

新しい経営者が新しい指針・理念・戦略で経営すると宣言して、次々に新しい戦略に基づいた行動なされることで、「以前とは異なる会社になった」ことが伝わります。

ただし、これまでのように従業員も新経営陣に対して、これまでのように従順ではないことも買収した側の経営陣は理解する必要があります。

例えば、某商社の子会社だった企業は、優良経営で知られていましたが、親会社が更なる追加の配当金を要求したことに対して反発。最後は従業員による買収が成立し、従業員が株主でもあり、従業員でもある、という組織となったため、実に民主的に経営が為されています。

また、それまで地域にも従業員にも良い経営をしてきた経営者を新株主が追放、新経営陣に対して、買収された企業の従業員達が合意せず、ストライキに突入。州政府まで巻き込んだ騒動となり、連日のニュース報道されるほどに。最後は、旧経営陣が買収し直して、経営を立て直した事例として著名なのが、「奇跡のスーパーマーケット」で知られる米「マーケット・バスケット」社。こちらに詳しく記していますので、よかったらご一読を。

良い週末になりますように。

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