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ゴジラ-1.0のネタバレと感想

「ゴジラ-1.0」を鑑賞してきました!感想としては、面白かったですし、Dolbyシネマの演出はまさにアトラクションでしたが、作品自体は微妙でした・・・

以下には完全なネタバレが含まれているため、まだ映画をご覧になっていない方は読まない方が良いです。

物語は、終戦直前のある島で始まります。主人公である神木隆之介さん演じる敷島という男性が、その島に不時着します。

彼は特攻隊員でしたが、自分の命を惜しみ、故障していない機体を故障と装って不時着させたのです。

ある日、彼はその島で、海に大量の死魚が浮かんでいるのを発見します。その島の伝承によれば、このような死魚が浮かぶ夜にはゴジラが現れるといいます。そしてその通り、その夜、ゴジラが突如として現れます。

島には敷島を含む何人かの日本兵がおり、彼らはゴジラと戦いますが、なかなか太刀打ちすることはできませんでした。その時、島にいた上官が敷島に不時着してきたゼロ戦の機関銃を使って戦えと指示します。
しかし、敷島はゴジラに恐怖心を抱き、その指示を実行できませんでした。ゴジラの襲撃により、島にいた日本軍は壊滅的な被害を受けてしまいます。生き残ったのは、敷島と上官の男性のみです。
上官は敷島に対して、「お前が怖がっていたから仲間が全員死んだんだろう」と非難し、責任を押し付けます。

だけど、どっからどう見ても、機関銃で応戦しても結果は変わらなかったと劇場にいた全員が思ったと思います。

しかし、敷島は自分を責めてしまい、そのまま終戦を迎えました。終戦後、敷島が実家に戻ると、自宅は壊滅状態であり、敷島の両親も空襲で亡くなったことを近所の方から知らされました。
この方は本当に性格が悪くて、戦争の罪を「あなたがしっかりしなかったから、日本がこうなった」と言ってきました。

おいおい、戦場から帰ってきた兵士にその態度はないでしょうと、心の中で100万回は突っ込みを入れざるを得なかったです。

そんな悲惨な戦後日本の中で、敷島は浜辺美波演じる大石典子と出会います。
この典子は戦時中にアキコという名前の孤児を拾っており、それを一人で育てていました。典子を見かねた敷島は典子と一緒にその子供を育てながら事実婚状態に入りました。
結婚はしていませんが、同じ屋根の下で2〜3年過ごし、生活も徐々に上向き始めます。
しかし、その時に、ゴジラが東京の銀座に襲来します。ちょうどその頃、銀座で働いていた典子は、ゴジラと運悪く遭遇してしまい、あっさりと亡くなってしまいます。
典子を失った敷島はゴジラに復讐することを決め、民間主導のゴジラ討伐作戦に参加します。

個人的には、ここまで見た時点で、突っ込みどころが多くて、だんだんと興味を失ってしまいました。ゴジラのシーンは迫力満点で面白いけど、ストーリーがいまいちですね。

まぁ、そんなこんなでゴジラ討伐作戦が始まるんですが、この討伐作戦は、ゴジラを深海1500メートルのところにおびき出したところを、海面になんちゃらとかいう気体(水素だったかな?)を投入して、浮力でゴジラを深海1500メートルまで突き落とし、突き落とした瞬間に海面まで引き上げ、急激な水圧の変化でゴジラを倒すという作戦でした。

で、結局この作戦が実行されますが、我らが日本の最強怪獣ゴジラがそんなことで死ぬわけはありませんし、作戦は失敗に終わり、絶望が漂います。

その絶望の中、ゴジラがトドメの放射線光線を発射しようとしたところに、敷島が飛行機でゴジラの口に特攻して、結果、ゴジラの放射線光線は自爆となり、ゴジラ討伐成功です。

敷島は特攻の直前に脱出装置で脱出し、無事生還します。そして、生還後に、典子が生きていたことを知り、無事ハッピーエンドとなります。

ざっくりと、こういった内容となっています。物語の途中では、敷島が特攻で死ぬことを決意する場面がありますが、その時点から「どうせ脱出装置で生き延びるんだろ」と見え見えな感じがしていたのと、典子が亡くなった描写があっても、浜辺美波が演じているんだから、そんな簡単に死ぬわけないじゃん、どうせどっかで生きているんでしょ?と思ったら、案の定生きていました。

物語全体を通して予想の範囲内で展開し、何の意外性もなく、まぁ、面白いけど微妙な感じでした。

ただ、Dolbyシネマの迫力はすごくて、何度も劇場で驚かされました。ゴジラというよりもDolbyシネマの音響の素晴らしさを体験する映画だったと言えるでしょう。そんな感じで、まぁ、そこそこ面白い映画というのが個人的な感想でした。

シンゴジラの方が展開が二転三転してみていてワクワクしたけど、今回のゴジラは予定調和でまとまった感じで、う~ん・・・という評価になりました。


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