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年末年始に改めて考えたい、キャリア戦略8つのヒント

こんにちは!まきです🎄🎅🏻💫

USJを再生させた有名なマーケターである森岡毅さんが、就活を控える大学生の娘さんへ向けて書いた「苦しかったときの話をしようか」。

もう、めっちゃくちゃよかったです!!

本の中で一貫して伝えられる「キャリアにおいての目的を決めよう」というメッセージ。

キャリアを考える上で、目的や軸が大切なことは私自身も感じていたことなので、答え合わせのような気持ちで読み進めました。

個人的にグッときたのは、この部分。

オンリーワンとは、ある文脈においてのナンバーワンを指すことを忘れてはならない。

「みんな特別」「それぞれ良さがある」「オンリーワンな存在である」もちろんそうなのですが、そこに甘んじていてはいけないし、磨く努力を怠ってはいけないなと、自戒を込めて、改めて痛感しました。

キャリア戦略を考える上でのヒントが盛りだくさんの内容ですが、娘さんへの愛があふれる第6章は、グッと胸にこみ上げるものがありました。

「目的をどう決めるのか?」「自分の強みはどう知るのか?」具体的な内容が書いてあるので、年末年始にご自身のキャリアを改めて考えたい方におすすめの一冊です。

この記事では、私がいいなと思ったところを抜粋してご紹介します。目次を見て、気になる部分だけでもぜひ拾い読みしてください^^

キャリアを考えるヒントになれば嬉しいです🪄

1. 自分を知る努力を怠らない

自分の中に基準となる「軸」がなければやりたいことが生まれるはずも、選べるはずもない。

「経験がないのに考えても仕方ない」は間違いだ。むしろ、ちゃんと考えないから経験に踏み出せないのだ。

“わかる“ということは、何がわからないのかを、わかることである。

2. 自分が活きる環境を選ぶ

同じ特徴が「宝物」になるか「弱点」になるかを決めているのは「文脈」である。

キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている「特徴」を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということだ。

オンリーワンとは、ある文脈においてのナンバーワンを指すことを忘れてはならない。

君にとってのキャリアの正解はたくさんある。不正解とは、自分にとって決定的に向いていない仕事についてしまうこと。

3. 自分でコントロールできることに集中する

コントロールできる変数は、①己の特徴の理解、②それを磨く努力、③環境の選択、最初からこの3つしかない。

どの業界でもある程度のプロになれば、それまで培ったスキルと実績を土台にして、職能のステップアップが可能になる。

会社は職能を身につけるための手段だ。

4. 常に目的を忘れない

自分にとっての成功を定義づける目的を明確にしなければならない。

大事なことは、自分に合った苦労を選びやすくするために、できるだけパースペクティブ(本人が認識できる世界)を広く持つこと。

まずは目的を立てよう。目的は「仮設」でも良い。

キャリア戦略は文字どおり「戦略」だから、キャリアにおける目的があって初めて機能する。目的がない戦略は意味がないし、目的が不明確であれば戦略は立てられない。

仮設でも良いから目的を設定する価値は「納得性」と「一貫性」の2つ。定めた人生の目的が、全く違う方向へ変わるなんてことはあまり起こらない。

目的が見えてくる発想法。具体的な「こと」から発想するのではなく、「どんな状態」であれば自分はハッピーだろうかという未来の理想状態から発想する。

人生の目的→それを実現するキャリアの目的→そのための戦略、の順番で考える。

5. 大事なのは中身

「伝え方」よりも「中身(何を伝えるか)」こそが、はるかに重要な意味を持つ。伝え方は中身があって初めて価値を持つ。

誰に伝えるのか(WHO)→何を伝えるのか(WHAT)→どう伝えるのか(HOW)の順番で考える。

6. 自分自身のブランドを作る

自分自身のブランドである「My Brand」をあらかじめ設計しておく。

キャリアとは自分をマーケティングする旅である。

長いキャリアにおいては、逃げても良いときと逃げてはいけないときがある。
逃げても良いのは、自身のブランディングにとって重要でない場合だ。逃げてはいけないのは、戦うことがブランディングにとって大きなプラスになるときと、逃げることがブランディングにとってオフ・エクイティーになってしまう場合だ。

自分を売ろうと必要以上に躍起になる必要はない。まず躍起になるべきは、ブランドを構築する一貫した行動と、結果を出すことにこだわること。その2つだけ。

自分自身のキャラ設定を作る。

7. 良い転職とは?

転職はキャリアの目的を達成するための手段に過ぎない。転職すること自体が良いわけでも悪いわけでもない。

目的に適う転職だけが良い転職なのだ。

職能はただ増やすのではない、職能を増やすコツは“シナジー“を狙うことだ。

できるだけ早いうちに、できるだけ頭が柔らかいうちに、スキルを高める挑戦を意図的に選ぶ旅を始めるべきだ。

自分の目的に合致するかどうかが最重要なのであって、目的に合わない就職や転職ならば、どれだけ業績が良い企業に入っても意味がない。

8. 変わる努力を継続する

最も大切なのは、目的の方向に向かって絶えず成長し続けること。

うまくいっているときほど、自分の心地よい「均衡」を意図的に壊さねばならない。

変わりたいときにうまく変われるコツとは?最初からすぐに変われないことを覚悟して、時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続する。

自身の成長も楽しいが、自分が関わることで周囲の大切な人々がどう変わっていくか、その変化の起点になるほど喜びを感じることは少ないと思う。

最後に

ずっと気になりつつ積読状態だった、「苦しかったときの話をしようか」。

友人にお勧めされたことをきっかけにやっと読んだのですが、本当に読んでよかったです。

年末年始、改めてキャリアの目的を考える時間を作りたいと思います^^

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