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ダイエットは”等価交換” (by 鋼の錬金術師)

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

「鋼の錬金術師」
みなさん、読んだことあります?
2000年代に大ヒットした漫画。
アニメ化もされる。
映画化もされる。
実写化もされる。
ゲーム化もされる。
とても有名な作品です。
ちなみに僕は、
”ロイ・マスタング”
が好きなキャラです。

作中で使われる”錬金術”。
もちろん、フィクションというか、
ファンタジーの世界なので、
史実の錬金術とは違い、
どちらかというと、
「魔法」、「特殊能力」
みたいなイメージ。
ただ、作中の錬金術における
根本的な考え方として、
”等価交換”
があります。
”何かを得るには、同等の代価が必要”
というもの。

等価交換はダイエットにも言えること。

これ、ダイエットにも言えること。
何かを得る
(=痩せる)には、
同等の代価
(=行動の制限 and/or  新たな取り組み)
が必要。

楽して手に入る”もの”なんてないです。。。

ダイエット方法には、
いろんなアプローチがあります。
いずれの方法であれ、
何かしら制限はつく。
(特に食事面)
もしくは、新たな取り組みが必要。
(特に運動面)

”代価”(食事制限and/or運動)
がないなら、
”何か”(痩せるand/orスタイルアップ)
を得ることができません。
まず、ここを”強く認識する”
ことから始めないといけません。

制限がある中でも楽しめるか?

何らかの食事制限を行うということは、
どうしても、献立が単調になってきます。
毎回、同じような内容。。。
筋肉系ユーチューバーさんの
減量期の食事の動画を見ると、
ほぼ、食材固定。
味付けをちょっと変える程度で、
調理方法も、大きくは変わらないですよね。

食材(=変数)を少なくすることで、
何が成果につながるのか、
何が効果が少ないのか。
そういった部分のチェックが
しやすいという面もあります。

しかし、メインは、
”身体を絞り切る!”
という結果に向けて、
代価として食事内容を
徹底して制限している。

ここで、イギリスの劇作家:ジョージ・バーナード・ショーの名言です。

「グラスに入っているワインを見て”ああ、もう半分しか残っていない”と嘆くのが悲観主義者。”おお、まだ半分も残っている”と喜ぶのが楽観主義者である」

「これしか食べるものがないのか。。。」
「たまになら、いっぱい食べてもいいよね。。。」
「食事内容が飽きてくる。。。」
という方もいます。

限られた食材の中でも、
「意外と食べられるものがあるな」
「献立を考えなくていいから楽」
「手間が減ったから食事の準備が楽」
など、プラスの面に焦点をあてて
考えることができると続けやすいかもしれません。

大きな代価はリスクになる。

食事面の制限がどうしてもダメなら、
違う方法で、代価を支払わなくてはいけない。
この場合、運動頻度の確保と、
運動強度の維持が必要です。

例えば、食事制限なしで、
「2ヶ月で10kg体重が落としたい!」
と考えたとします。
もちろん、不可能じゃないです。
でも、”代価”は結構でかいです。
ハードな運動がどうしても必要。

週4〜5日くらいの頻度で、
毎回1〜2時間は動く。
しかも、それなりの運動強度で。

運動経験が少ない方の場合、
これ、できます?
そして、これ、続きます?

おそらく、開始当初は
モチベーションが高いので、
取り掛かれます。
でも、すぐに気持ちが落ちる。
もしくは、気持ちはあるけど、
体がついてこない。
(単純な体力不足、
 または、負荷が強いため怪我につながる。)

自分を客観視して、
自分に合った運動頻度、
運動強度からスタートしないといけません。

結論、「梵字徹底」がダイエットのおいて最強!

どんな方法論であれ、
食事面、運動面の行動が
習慣にならないと、
結局、途中で離脱。
結果も出ない、
もっというとリバウンドしてしまい、
当初よりも体重増加。。。
なんてこともあり得ます。

長期目標は”ちょっと大きく設定”
はいいと思います。
でも、短期的、中期的な目標は、
もっと現実的にすべき。
じゃないと、”代価”がデカくなりすぎで、
結局、続かないし、結果も出ないです。

話は変わりますが、
先日、日テレ系のテレビ番組、
「ザ!世界仰天ニュース」内の企画で、
「仰天チェンジ」が放送されていました。
オーバーウェイトの人が、
何かのきっかけで
「このままじゃいけない!」
と一念発起し、ダイエット開始。
そして、素晴らしいスタイルに
なっている人を紹介する企画。

「2年間で40kgマイナス!!」
「1年半で30kgマイナス!!」
と、確かに大きな変化ですが、
月平均で見れば、約1.6kg。
無理なく健康的に減量できる
妥当な変化率です。

きっかけは人それぞれですが、
・絶対的な目標
・目標と連動したモチベーション
・自分ができる行動の選択
・地道な継続

と、ほんとに基本的なことを
徹底したからこその結果だと感じました。

まとめ

「何かを得るためには、同等の代価が必要」
言い方は悪いかもしれませんが、
痩せるためには、
食べたいものをを我慢したり、
やったことがない運動を始めたり、
今までにない新たな行動が必要です。

そこで、まず取り組む前に自己分析。

・なぜ痩せたいのか?
・痩せた先に何を達成したいのか?

具体的な目標であればあるほど、
自分の中の重要度が高ければ高いほど、
ダイエットは成功します。

・自分の体力レベルは?

いきなりハードなことを、
しかも、同時に多数、始めるのは
なかなかのストレスになります。
まずは自分のできることから始めしょう。
また、お仕事など、時間的な制約も
実生活の中にはあります。
無理な設定は、
「また、できなかった。。。」
と自己嫌悪につながることも。。。
自分の体力と生活スケジュールに則して、
計画立案することが大切です。

次に自身の状況を把握したら計画立案

・無理のない減量ペース

目標、体力レベル、実生活のスケジュールなどなど、
いろんな条件が見えてきたら、
日々の行動に落とし込んでいきます。
大切なことは、
・長期目標と並行した現実的な小さな目標設定。
・いきなり全開で始めないでできることから実践。
大きな目標は、なかなか達成できないから
自己嫌悪になりがちです。
また、調子に乗って、いきなりハードなことを始めると
すぐに息切れしちゃいます。。。
(もしくは、怪我などの体調不良。。。)

確実にできること、
確実に続けられることから始める。
継続できれば、習慣化する。
できることも増えていきます。
そうなったら、次のステップへ。
とにかく途中離脱が一番NG。

小さな成功体験を積み重ねる。
「1週間、続けることができた。」
「最初の1ヶ月で1kg減量できた。」
それだけ?と思うかもしれませんが、
こういう小さなことが、きちんとクリアできるって
実際、すごいことです。
1kg減を10ヶ月、続ければ10kg減ですよ。

・減量を楽しめるか?

そして、最後は、
制限がある中でも、
プラスの面に焦点を当てて、
ある意味、楽しみにながら
ダイエットができるかどうか。

食事をシンプルにしたから、
準備も楽だし、献立を考えなくて済んだ。

運動を始めたから、
睡眠の質が上がった。

周りの人から、
「シュッとしたね」
と声をかけられた。

などなど、数値には現れない、
”ちょっとした変化”を感じられるはずです。

こういうちょっとしたことを積み上げていけば、
ダイエットに取り組んでいてよかったとなるはず。

何かを得るということは、
ちょっと苦労します。
でも、日々苦労するからこそ、
ちょっとしたいいことも絶対ありますよ。


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