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2024年のフィットネスのトレンドは??

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

毎年、いろんな団体・専門誌等が、
「今年のフィットネストレンド!」
みたいなものを発表します。

今回は、
”米国スポーツ医学会(ACSM)のトレンド予想”
をみながら、個人的な意見も
話していきたいと思います。


さっそく、”米国スポーツ医学会(ACSM)のトレンド予想”

ACSMは米国でとても認知度の高い団体。
留学中に、こちらの団体の
認定資格取得のための授業も履修しました。
(取得するのは結構大変。
 実技試験が結構シビア。。。)

さて、以下がACSMのニュース記事(英語)です。
インタンビュー調査等による、
2024年フィットネストレンドになります。

ちなみに、このニュース記事の
元ネタにはトレンドTOP20や、
調査結果なんかも載ってましす。

ここでトップ10を抜粋すると、

  1.  ウェアラブル・デバイス

  2.  職場での健康推進(健康経営)

  3.  高齢者健康プログラム

  4.  減量プログラム

  5.  有資格指導者への補償

  6.  有資格指導者の雇用

  7.  エクササイズ・アプリ

  8.  メンタルヘルス

  9.  ユース世代の運動能力開発

  10.  パーソナルトレーニング 

といった感じです。・

トレンド予想から見えてくること

海外で流行ったものは、日本でも流行る。
都市部で流行ったものは、地方でも流行る。
フィトネスに限らず、多くの流行はこの流れですよね。

日本はフィットネス後進国。
でも、欧米の先進国のトレンドを
追いかける傾向にあるのは間違い無いです。

今回のACSMの予想を見ると、
以下のようなトレンドなのかなと思います。

① 技術の活用

様々なデバイスを、
多くの人が利用しています。
・心拍数/血圧
・移動距離/歩数
・消費カロリー
・睡眠時間
などなど、様々な項目を認識・追跡してくれます。

また、フィットネス/ヘルス関連のアプリ
も多数リリースされてます。
体重計やウェアブルデバイスなどと連携して、
・体重/体脂肪率の記録
・バイタルの記録
・食事(カロリー)の記録
などなど、様々な項目を記録し管理できます。
・自分の日々の活動/状況をモニターできる。
・記録を日々の活動/状況を記録できる。
ということは、健康維持、ダイエットに役立つこと。

以前よりもデバイスも増え、
より大衆化・一般化されてます。
価格的にリーズナブルな物も増え、
より活用しやすくなってますよね。
この流れは、さらに進んでいくかなと思います。

② 充実感・幸福感の向上

より人生を楽しむ手段として、
”物”よりも”事(経験)”に
重きを置く流れになっていると感じます。
そうなると、”健康”は重要なファクターです。
元気じゃないと、行動はできないですからね。
人生の質(Quality of Life)の向上させるために、
より健康志向は強くなるのかなと。

これは身体だけに限らず、
精神面も含まれます。
なので、以前からある
・瞑想的な要素を含むヨガ
・自然と触れ合うアウトドアアクティビティ
なども、変わらずトレンドとして挙げられるかと。

健康だからこそ、
仕事も精力的に進めることができ、
個人の評価が上がる=収入アップ?
ひいては、生産性が上がるので、
経済にプラスになるのかなと。

③ 専門性

ライフステージ(世代)が変わると、
自然とフィットネスの取り組み方が変わっていきます。
一般的に考えると、
幼年期〜青年期:シンプルに身体能力の向上。
壮年期:体型維持や健康増進。
老年期:健康増進や趣味(生きがい)。

もちろん、世代に関係なく、
・競技力向上
・ダイエット/ボディメイク
・生活習慣病予防
・コミュニティ形成
などなど、目的には個別性もある。

となると、目的に即した
専門性の高いサービスは求められますよね。
こういった点から、
パーソナルトレーニングは
一定の需要があると思います。
(だからこそ、乱立してるかなとも。。。)

一方で、パーソナルトレーニングに関する
”消費者トラブル”のニュースも目にします。
トレーニング指導者に関しては、
医療資格のような国家資格がありません。
運動が好きで、資金があると、
誰でも簡単に開業してしまう。
という点がトラブルの背景にあるのかなと。

民間資格にはなりますが、
業界の中で認知度の高い団体が
認定している資格を有しているか。
どんな指導実績(経験)があるのか。
こういった点が、消費者側がトラブルを
回避する一つの指標になります。

もちろん、トレーニング指導者側も、
きちんと勉強すべきですよね。
今は個人の時代ですから、
顧客のニーズも様々。
自然と細分化の流れに向かうのかなと。
つまりはより専門性が求められる。

自分の知識の証明として、
最低限の資格試験はパスする。
ある種、サービス業ですから、
接遇に関する勉強もする。
トラブル回避のために、
法令に準じて規約を準備する。
万が一の事故に備えて保険に加入する。
きちんと準備が必要です。

サービス受益者(顧客)は、
自分の目的をはっきりさせること。
そうすることで、サービスを選びやすくなる。
そして、サービス提供者(指導者)が、
自分の目的達成に適した人材か
選定することが大切になるとい思います。

まとめ

人生の質(Quality of Life)の向上のため、
フィットネスは必要と個人的には考えます。
ここ最近、国も健康増進ための
運動の推奨や睡眠時間の目安を
アナウンスしてます。

各個人が
”自分の生活向上のために運動しよう”
と思ってくれると嬉しいなと。
ただ、価値観は多様化してます。
世代によっても変わってくるし。。。

自分の目的達成をするために、
・どの手段がベストなのか。
・自分のスタイルにあっているのか。
を確認しなくてはいけないですよね。
試してみて、自分に合っているなら、
そのまま取り入れてみる。
合わないなら、そこに固執する必要はないです。
自分に合致したやり方や
サービスを活用すればO.K.です。

サービス提供側は、
明確に得意分野を打ち出す。
正しい情報発信をして、
お客様が選びやすい状況を作る。
”必要としている人”に、
”きちんと選んでもらう”
って感じなのかなと。

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。