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眠りの国

ここ数週間、ずっと眠たい。

沢山眠った日もそうじゃない日も。
毎日とても眠たい。

そういう時に限ってなのか、
道端に寝転んでいる猫をよく見かける。

うらやましいなぁ、と本当かどうかも分からないようなぼんやりした頭で思い浮かべる。


大概不足している睡眠時間。
眠る前に毎日考え事をする。

明日の仕事の事や、抱え込んでいるタスクのこと

読みたい本のリスト
買ったままの雑誌やテキストのこと

やりたくないけどやらなくちゃいけないことや、
やりたいのに出来ていないこと

好きな人のこと

自分の嫌いなとこについて

好きな音楽を聴きながら。

考えようと思っていなくても、
気がついたらまた今日もそんなことを飽きずに考えている。

時間が足りないというよりは、
気力体力が足りないようで、

なんだか眠るのが勿体無いような気持ちになって、また今日も眠れない。

ぼんやりした頭では読みたくない本ばかり積み上がっていく。
作業のように次から次へ読んでいくのは不誠実な気もするし、反面、効率的な気もしてしまう。
(集中力を欠いている日には絶対に出来ない)

自分の中に消化したい。
落とし込みたい。
なんでもそう思いながら関わっていたら、ちょっと疲れてしまうかもしれないね。


夢をよく見る。

覚えていることの方が多くて、
目が覚めるまで隣にいた誰かの顔や
その声をしばらく覚えている。

精神に直接プラグを刺して夢を見ているみたいに、
現実世界の自分と眠りの国はリンクする。
怖い夢ばかり見ていた日々は気がついたら終わっていて、
最近は穏やかでヘンテコな優しい夢を見る。

誰かが笑っている夢。
優しい声で話している夢。

目が覚めた後の世界でも、
そんな時間を繋いでいきたい。

命あるものを大切に思えるような、
当たり前のようで本当は難しいことを

優しさで世界は救えるか?

その答えは否だとずっと思ってた。

自分が持っていた優しさに似て非なるものは、いつも誰かを駄目にしてしまった。
私は人を腐らせる。
綺麗だった花が根腐れを起こしてしまうみたいにして。


そんな時間を嫌気がさすほど過ごしてきたけれど、考え方が偏っていたし見ている世界が狭かった。

今ならきっと、
そう思えるなら少しは前に進めたのかもしれない。

眠りの国が優しくなってきた。

現実世界の自分の心も少しずつ解けて
隣の誰かと境目がなくなっていくように

優しさはしなやかさ。
しなやかさはきっと強さ。

優しさだけでは救われない、救えない時もたくさんあるけれど、
しなやかで健やかな心を持ちたいと常々思っている。

優しくありたい。

いつかそんなことも思わなくなるくらい、自然体で優しい人に。


おやすみなさい。


#日記 #夢 #優しさ #睡眠 #おやすみなさい


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