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#122

〝婚約したよ〟
妹からLINEが来た、数日前。


私が育った家庭は、あまりいい家庭とは言えない。
積み上がった記憶や教育という名の洗脳まがいが
体から抜け切らず、
私は未だにこじらせているような気持ちになる時がある。


妹からLINEが来た時、少し肩の荷が降りるような
ほっとした気持ちになった。

家族として希薄な関係性の上に、
空中分解しかけているような日々の中で。
それでも彼女は結婚を選んで、人生を前へ進める。
きっと色々思うところはあっても、
彼女は両親にちゃんと感謝しているだろう。


私は?
私の時間はまだ、止まったままじゃないか?
色々なことから未だ目を背けてはいないか。

断続する問いかけ。
朝起きて、夜眠るまで。もしかしたらその後も。


私が選んだ道は合っているのかいないのか、
そんなのわからない。

それでも不思議と後悔はないんだ。
責任の所在がちゃんと自分の手の中にある。今は。

だから自信をもって、
私は私の人生を歩いていくだけだ。
そう強く感じた。


5歳離れた彼女とは、子供時代のほとんどを2人で過ごした。
学校から帰って、夜眠るまで家の中は2人だけ。


大人になってからずっと、
もっとしてあげられることがあったかもしれないって
何度も何度も思うんだ。
その度に心が音を立てるように痛くなる。


今更だけれど。

家族がどうあるべきか、
どんなものなのか私には未だにわからないけど
幸せな家庭を築いて欲しいと心から思う。

彼女の選んだ人生に、祝福がありますように。


頼むぜ神さま。


また明日!

#25時ごろ待ちあわせ #日記 #妹 #家族



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