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出版☓Webで教養をアップデートするメディア【次世代の教科書】

本記事は、株式会社金風舎が発行する「次世代の教科書」メールマガジンを転載しています。メルマガ購読はこちらから!

出版☓Webで教養をアップデートするメディア

第2フェーズに入って3ヶ月が経ちました。「実用的な人文書の新刊を提供する出版プラットフォームを創る」計画に基づき、着々と商品設計を進めています。

新刊を定期的に発刊しながらの作業となるため、先月からメルマガ更新頻度を落として第2フェーズの目玉となるWEBメディアの設計に集中しています。

あらためて『次世代の教科書』は、
”出版 ×Web で教養をアップデートするメディア”
としてWebメディアを発信の軸として展開していきます。

「次世代の教科書」のミッションは

  • まだ見ぬ名著」を世に出すサポートをすること

  • 学びの入り口として「ちゃんと全部読める新書」として面白い本を提供すること

  • 著者にとっての「新たな出版の場」「著者どうしで繋がる場」をつくること

です。そして、ゴールは変わらず「学生のためのあたらしい教科書」をつくることです。

今後、このミッション遂行のプロセスも皆さんにお届けしていく予定です。
じつは今週の会議で「これはいける!」 というアイデアが出ました。

あまりに素晴らしいアイデアなので、ここに書いて叫びたい思いですが、実装して皆さんに「なるほど!」と思って貰えるまで、引き続き水面下で準備を進めます。

直近の目標は今年6月の単行本発売、そして最終ゴールの教育機関へのデジタルライブラリー展開は第3フェーズとして来年4月を予定しています。

引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたいます。

新刊紹介

武田正文『しなやかな自分をつくる』

人生のもっとも大切な目的は「自分自身が幸せになること」です。強く大きくなって幸せになる道もありますが、これには厳しい努力と運が必要であり、一部の人しか達成することができません。それに対して、「しなやかさ」というのは、人生においてどのような状況が目の前に現れても柔らかく受け止め、その瞬間の幸せを見つけることに繋がります。幸せに人生を生きるという意味では、強く大きくなることを目指すよりも「しなやかさ」の方が近道になるでしょう。

「序章」より抜粋

近年、テクノロジーの進化によって新しいビジネスチャンスが増え、感染症はオンラインミーティングやリモートワークといった新たな選択肢を生み、経済のグローバル化は国際的な問題の複雑化、曖昧性を加速しています。これまでの常識が揺らぎ、絶対的な答えの存在しない問題が溢れている時代といえるかもしれません。

今回紹介する『しなやかな自分でつくる』の著者、武田正文さんはカウンセラー、僧侶、そしてYoutuberとして、これまで様々なひとの悩みや葛藤に向き合ってきました。これまでの生き方や「当たり前」が大きく変わりつつある今、生き方やアイデンティティに悩むひとは世代に限らず増えてきているように思います。いったい、どの選択肢が正しいのか。なにを選べば幸せになれるのか。自由で多様な社会、新しく便利な技術に私たちがついていくためには、心を整える必要があります。しかし、どうやって?

武田さんは、現代に悩む人々に「しなやかな自分」という在り方を提案しています。「しなやかな自分」がなぜこの時代に必要なアイデンティティなのか、ぜひ本書を手にとってお確かめください。

「次世代の教科書」シリーズ

「次世代の教科書」の既刊本はこのたび、全面的な値下げを行いました。よりお手に取りやすくなった全8巻を、ここであらためてご紹介させていただいこうと思います。

夢子『いつのまにか自分の幸せは、マルチにとって都合のいい幸せに書き換えられていた』
著者の夢子さんは、かつてマルチ商法のトップセールスであり、そしてその前はマルチの被害者でした。そんな彼女が語るのは、ごく普通の人々が身近な誘いやSNSを通じて巻き込まれてゆくマルチの実態です。本書では、マルチの恐ろしさや身を守る方法が具体的に説明されており、マルチに関わる人々のインタビューや勧誘を断るための一問一答集も収録されています。


まどろんでいる人『脳内言語化』
「他人に自分の思いを伝えてもロクなことがない」「そもそも、自分のことなんて言っても伝わらない」と痛感し、心を閉じた経験がある人も多いのではないでしょうか?著者もまた、その一人です。そんな彼女が再び「自己開示」を始めようとする姿、そしてその過程で学んだ方法論が本書では紹介されています。他人とのコミュニケーションや、言葉の使いかたに悩んでいる人にとって、ぜひ読んでいただきたい一冊となっています。


qbc『500人以上の無名の人にインタビューしたら人生変わった。』

著者のqbcさんは「有名人だから面白いんじゃない。人は誰でも素晴らしく面白い」というコンセプトで、無名の人々にインタビューを行っています。現代人は「知名度」という尺度に囚われているのではないでしょうか。qbcさんの活動はまさに「有名>無名」の固定観念を突き崩すものであり、そこから得た気づきは、有名人にも無名人にも知って欲しい普遍的なものでした。


Yumi『やってみなよ、変わるから!』

元スタイリストで現在はフォトグラファー、将来は映画監督になりたいという夢を持つシングルマザーのYumiさん。彼女の成功は、人間関係の力と彼女自身のエネルギッシュな姿勢に支えられています。「無謀に見える夢を実現するためのスタンス」とはなんなのか。Yumiさんの経験を知ることで、それがよくわかってくるのではないかと思います。

暮田真名『うわの空のすすめ』
川柳の魅力は「言葉さえあればいい」という自由さにある、と暮田さんは語ります。作者がそこに込めた意図などなくても構わない、だから、自分は何が書きたいかまったく分からない人でも詠み、純粋に言葉の魅力を楽しむことができるというのです。自分の思考や感情を表現するのが苦手、けど言葉に興味はあるひとにぴったりの川柳入門、本書から初めてみてはいかがでしょうか。

みつまる「推し活疲れ」脱出記
生活を捧げながら続く「推し活」に疲れてしまった著者は、あるときからミニマリストになりました。本当に欲しいものだけを買うことや、本当にやりたいことだけを選ぶことにしたのです。ミニマリストの生き方は物を減らすことではなく、本当に必要なものや本当に自分が好きなものを見極めるライフスタイルなのだと彼女は言います。「好き」を生活の軸としたい方には特におすすめの一冊です。


中島博之『あ、そのマンガ、違法かも。』

海賊版サイト「漫画村」の運営者特定や、ファスト映画のアップロードに関する裁判に関わってきた著者の中島博之弁護士。漫画原作者としての顔も持ち、権利者として著作権問題に取り組んでいます。違法コンテンツの利用が引き起こす被害の実態や被害者の姿を語り、その悪質さを赤裸々に語る本書は、メディア社会を生きる者なら誰しもが知っておきたい内容となっています。



いかがだったでしょうか?いま、過去の枠組みに囚われず、「当たり前」を新しく刷新していくことが求められています。そのために、情報が豊富に入手できる現代だからこそ、読書を通じて一つのテーマに深く取り組み、新しい視点を得る時間が重要になってくるでしょう。「次世代の教科書」が提供するのは、そうした「当たり前」を変える契機となるような読書体験です。

サービスサイト紹介

🌟 「問い」から始める講義ノート集「次世代の教科書」 🌟

「次世代の教科書」のデジタルライブラリーサービスです。
ウェブブラウザ上で手軽にアクセスでき、サブスクリプションへの加入と会員登録をすることで、隔月で追加される豊富で実践的な知識にいつでも触れることができます。充実した無料試し読みも用意されており、気になる本は単体で購入することも可能です。

専用アプリのダウンロードなどは一切不要です。ネット環境さえあれば、通勤・通学などの隙間時間にストレスなく面白く価値のある文章を手軽に楽しむことができます。

「次世代の教科書」は、読書体験にとどまらず、読者が主体的に「問い」に向き合う力を育むことを重視しています。各本には編集部が提起した魅力的な「問い」が書影として提示され、学びの深化が期待できます。

新刊情報やnote記事の更新は、メルマガや公式LINEを通じて手軽に入手できます。未来を切り拓く学びの先に、「次世代の教科書」が待っています。

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編集後記

自由で新しい時代への過渡期では、生き方に迷いを覚えてしまう……というのは、個人的な実感としてもよくわかることです。かといって、不自由な時代に戻りたい、とも思いません。都合が良いというか、自分勝手というか……人間らしいと言っても良いのかもしれません。そんなときに「心理学×仏教」というのはなんだか頼る先としてちょうど良いような気がします。これもまた人間らしいというか、俗人的ですが「心理学」というアカデミックな響きと「仏教」「お坊さん」という生活に馴染み深い存在がかけ合わさっていると、安心して頼ってみようかなと思える方は多いのではないでしょうか。

(「次世代の教科書」編集部 小阿瀬)
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