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Amazonがほぼすべての書籍取引を支配。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist) のマティアス・ブラント(Mathias Brandt)の報告として、フローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告と共に2022年08月19日に、Buchmarkt誌のゲルハルト・ベックマン(Gerhard Beckmann)は、「Amazonとドイツ出版書店協会(Börsenverein des Deutschen Buchhandels)への加盟について協議が開始された。」と述べている。

https://time-az.com/main/detail/77543

もしこれが本当なら、「ドイツの伝統的な協会政策が、世界的なプラットフォーム産業の条件に乗っ取られることが目前に迫っていることを意味するだろう。」とドイツの新聞「ヴェルト(Welt)」は判断している。

それは、書籍だけではない。

同協会はBuchmarktの記事のコメント欄で、「AmazonがBörsenverein des Deutschen Buchhandelsの会員になることは問題ない。」と即座に否定している。

日本なら、丸善。三省堂、蔦屋が全滅する。


一方、GCS(Statista Global Consumer Survey)によると、アマゾンはほぼ全世界で書籍取引を支配している。
ドイツでは、調査対象の読者の62%が過去1年間にドイツで本を買ったと回答している。
イギリスでは71%という高い数値を示している。

しかし、少なくともダハ地域(DACH-Raumes/Switzerland-Germany-Austria)の他の2カ国では、オンライン大手が書籍市場でナンバーワンになることはない。

GCSによると、オーストリアではアマゾンがタリア(Thalia)と肩を並べ、スイスではエクスリブリス(Ex Libris)がリードしている。


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