見出し画像

インドは、ロシアのオイルで、大インド共栄圏の確立に向けて走る。

インドの新聞「タイムズ・オブ・インディア(Times of India)(電子版)」の姉妹誌経済新聞「エコノミック・タイムズ(The Economic Times/電子版)」は2023年03月28日に、ロイターからの情報として、ロシアのアレクサンダー・ノヴァク副首相(Russian Deputy Prime Minister Alexander Novak)は、インドへの石油販売量が昨年22倍になったと発表し、2022年のロシア連邦予算の42%をエネルギー収入が占めるとし、同国のエネルギー産業が直面する課題にもかかわらず、持続可能であると述べた。

ウクライナには、これがない。それをすべて米国とUE(European Union/欧州連合)に依存することが可能だろうか?

ロシアがビジネスパートナーを変更してから、インドだけではなく、中国、南アフリカ、ブラジル、インドネシアは、景気対策を中心にした。

このまま継続すると、ウクライナだけではなく、米国とUEも景気回復は望めないだろう。

ロシアのノヴァク副首相は、ロシアがいわゆる「友好国」へのエネルギー輸出を強化することに注力する必要があるとし、インドへのロシアの石油供給が昨年22倍に急増したと述べた。

さらに「エコノミック・タイムズ」は2023年03月28日に、スウェーデン・スイスのエンジニアリング・テクノロジー大手ABB Ltdの傘下であるABB Indiaは、130kmのIBFPL(Indo-Bangla Friendship Pipeline/インド・バングラ・フレンドシップ・パイプライン)を、統合オートメーションおよび制御ソリューションによって確保すると発表した。

この国境を越えたパイプラインは、2023年03月18日にインドのナレンドラ・モディ首相(Indian Prime Minister Narendra Modi)とバングラデシュのシェイク・ハシナ首相(Bangladesh Prime Minister Sheikh Hasina)によって共同で開通された。インドからバングラデシュへディーゼルを運ぶことになる。

つまり、インドはロシアから輸入したオイルをバングラデシュへ売っている。

「ABBのSCADAvantage、RTU(Remote Terminal Units/リモートターミナルユニット)、漏水検知システムにより、NRL(Numaligarh Refinery Ltd)は流量、圧力、温度などの重要なパイプラインパラメータを遠隔で監視・制御し、漏水を検知することができます。」とABB Indiaのエネルギー産業担当SVPであるG Balajiは述べている。

SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition/監視制御およびデータ収集)は、産業プロセスを制御するためのソフトウェアアプリケーションで、機器や状態を制御するために、遠隔地からリアルタイムでデータを収集する。

ABBのソリューションは、レポート、履歴シート、重要メッセージ、アラームを生成することで、パイプラインネットワークのパフォーマンスに関するリアルタイムデータを提供し、効率と安全性を最大化するとバラジは付け加えた。

バングラデシュは、このパイプラインにより、年間MMTPA(Million Metric Tonne Per Annum/100万トン)のエネルギー供給が可能となり、増大する国内需要に対応することができる。

ディーゼルは、シリグリ(Siliguri)にあるNRLの販売ターミナルから、パルバティプールにあるバングラデシュ石油公社の石油備蓄基地(Bangladesh Petroleum Corporation's oil depot in Parbatipur. Approximately)まで輸送される。このパイプラインの約6kmはインド領内、残りはバングラデシュ領内に設置される予定である。

インドについで、バングラデシュの未来も明るい。もうすぐパキスタン、ネパール、スリランカとも連携することだろう。

つまり、第2時世界大戦前に日本が植民地化ではなく、大東亜共栄圏を確立しようとしたように、大インド共栄圏の確立に向けて、ロシアだけではなく、イランのオイルも取り扱うことだろう。

そのインドのバック背景には、米国のインド系テクノロジー企業のCEO、米国の副大統領。イギリスの首相、ロンドン市長などなどが頑張っている。

ABBは、SCADAvantageの導入により、パイプラインを設計パラメータ内で安全に運用し、有害事象のリスクを低減できると述べています。また、異なる地域に分散する遠隔地からのデータ取得を支援し、漏水量の効率的な特定をサポートする。

「多くの運用上の知見を得ることができます。パイプラインを通過する製品の圧力、流量、温度などを知ることができるのです。また、漏水検知の場所を特定することもできます。実際にパイプラインへの移送をより効率的で安全なものにしているのです」とバラジは付け加えまた。

ABBインディアはこれまで、全国で5000km以上のLPG、CNG、石油製品のパイプラインを自動化してきた。また、2019年に開通した南アジア初となるインド・ネパールの石油パイプラインの自動化も行っています。

2022年03月13日---ウクライナの武器輸入が8,000%以上増加
2023年03月09日---ドイツ、ノルドストリーム損傷で船捜索。ウクライナ関係の男女6人で工作か
2023年03月01日---プーチンは、負け方も知っている(Putin weiß auch, wie man verliert.)
2023年02月26日---日本軍が玉砕した硫黄島の写真を採用したウクライナの新紙幣。
2023年02月24日---ロシアへの制裁は、「効果なし」
2023年01月25日---ドイツの前首相ゲルハルト・シュレーダーは最近、プーチンと何を話し合ったのか?
2023年01月21日---この記事を書いた人は、現実がわかっていない。
2023年01月15日---ロシア人はウクライナの美術品を盗み、アイデンティティを攻撃。
2023年01月09日---ドイツは間違った方向に進んでいるとの見方が多数派。
2023年01月03日---対ロ貿易:石油・ガスが輸入記録を更新。
2022年12月27日---米国はプーチンの居場所を知っている。
2022年10月27日---バイデン大統領によるウクライナへのUS$180億以上の武器パイプライン。
2022年10月19日---ウクライナのテロリストを支援するユーロ圏のインフレ率9.9%。
2022年10月19日---ウクライナのテロリストを支援するイギリスのインフレ率10.1%。
2022年10月14日---EUの家計の状況。EU圏内の人々が支払不能に陥る危険性のある場所。
2022年10月13日---ドイツのインフレ率、2022年09月は大台10%に乗った。
2022年10月11日---ユーロ圏、第2四半期に予想外の伸び。
2022年10月09月---先日来、言い続けているように、ロシアのビジネス・パートナーが変わった。
2022年10月08月---ロシアとクリミアを結ぶ生命線の橋で爆発。
2022年10月06日---ドイツで、特別経費が貧困に追い込まれる可能性のある人。
2022年10月05日---時代は変わった!ロシア国営ガスプロム、イタリアへのガス供給再開を発表!
2022年09月30日---ドイツ経済、2023年のGDPは0.4%減少すると各機関が予想。
2022年09月29月---EU、ロシア「ノルドストリーム」のパイプライン損傷は「意図的」で同意。
2022年09月28月---バイデン大統領は、中間選挙前にボケた?!
2022年09月28月---「ノルドストリーム」で、原因不明のガス漏れ、復旧のめど立たず!
2022年09月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2022年08月は3カ月連続分岐点割れ。
2022年09月13日---ドイツの経済状況、2024年まで景気回復の見込みはない。
2022年08月18日---ユーロ圏第2四半期GDP、0.6%拡大。ドイツは伸び減速。
2022年08月03日---ユーロ圏総合PMI確定値、2022年07月は49.9で17カ月ぶり分岐点割れ。
2022年08月01日---ユーロ圏製造業PMI確定値、2022年07月は49.8で分岐点割れ
2022年07月04日---ユーロ圏のインフレ率速報値、2022年06月は8.6%。
2022年07月01日---ロシアは、ウィドド大統領にウクライナの小麦のための海路開放を約束。
2022年07月01日---ロシアの指導者は、アジアとアフリカに軸足を移そうとしている!?
2022年07月01日---ユーロ圏のインフレ率速報値、2022年06月は8.6%。
2022年07月01日---ウクライナとロシアの戦争で、ヨーロッパが犠牲になるのはどうなんだ?
2022年06月30日---ウクライナ戦争で、永久凍土から見つかる古代生物の研究を混乱。
2022年06月29日---ウクライナとロシア、捕虜を交換。
2022年06月26日---G7首脳会議、ドイツで開幕。
2022年06月23日---ロシアが原因で、アメリカとイギリスが戦争を開始し!
2022年06月17日---世界の核兵器。
2022年06月07日---世界銀行、ユーロ圏成長率予測引き下げ。
2022年05月31日---ロシア国営ガスプロム、ドイツへのガス供給も一部停止。
2022年05月11日---NATOとEU、G7とロシア、ウクライナ戦争。
2022年05月11日---経済安全保障を象徴する法律「経済安全保障推進法」が可決・成立した。
2022年05月11日---米国と西ヨーロッパは、不確実なウクライナ戦争の終盤を懸念。
2022年05月08日--G7、ロシア産石油を段階的禁輸。ウクライナ支援強化で合意。
2022年05月08日---米国の中間選挙。
2022年05月05日---石油依存度の低下で、世界を1970年代のような原油ショックから解放。
2022年05月04日---イギリスの石油大手BP、紛争受け価格高騰、過去10年で最高益。
2022年05月02日---ユーロ圏製造業PMI確定値、2022年04月は過去15カ月で最低。
2022年05月01日---米国が「一帯一路」政策に終止符を打つなか、台湾の不安な平和への懸念が高まる。
2022年04月28日---1920年代が、アメリカ社会に与えた7つの影響。
2022年04月27日---世界のインフレ率は、戦争、需要、雇用市場で長期的に上昇へ。
2022年04月23日---バイデン大統領の支持率。歴代大統領ワースト2!残りはトランプしかいない。
2022年04月21日---米国のウクライナ支援は、最新武器の実験実戦予算。
2022年03月08日---ロシア依存が少ないイギリスと米国は、ロシア産原油の禁輸決定。
2022年03月08日---ロシアによるウクライナ侵攻で、バイデンが仕掛けたアメリカだけが儲かる戦争ビジネス。https://economictimes.indiatimes.com/industry/energy/oil-gas/russia-says-oil-sales-to-india-up-22-fold-last-year/articleshow/99056405.cms
https://economictimes.indiatimes.com/topic/alexander-novak
https://economictimes.indiatimes.com/topic/russia
https://economictimes.indiatimes.com/topic/energy
https://economictimes.indiatimes.com/topic/friendly
https://economictimes.indiatimes.com/topic/india
https://economictimes.indiatimes.com/topic/novak
https://economictimes.indiatimes.com/topic/sustainable
https://economictimes.indiatimes.com/industry/energy/oil-gas/abb-india-automates-india-bangladesh-cross-border-oil-pipeline/articleshow/99055623.cms
https://economictimes.indiatimes.com/topic/abb-india
https://economictimes.indiatimes.com/topic/abb-ltd
https://economictimes.indiatimes.com/topic/indo-bangla-friendship-pipeline
https://economictimes.indiatimes.com/news/narendra-modi
https://economictimes.indiatimes.com/topic/sheikh-hasina
https://economictimes.indiatimes.com/topic/abb

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?