中国の最も重要な輸出相手国。

2024年5月7日 18:07

世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツでインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)フレックス・リヒター(Felix Richter)の報告として2024年05月06日に、カタリーナ・ブッフホルツ(Katharina Buchholz)の報告と共に、中国の最高国家主席習近平(习近平/President Xi Jinping)は2024年05月05日日曜日にパリに到着し、5年ぶりとなるヨーロッパ3カ国訪問を開始した。

歴訪の最初の行程で、中国指導者はフランスのエマニュエル・マクロン大統領(French President Emmanuel Macron)およびEC(European Commission/欧州委員会)のウルスラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長と会談し、ウクライナ戦争(war in Ukraine)、中国とプーチン大統領のロシアとの関係(China’s relationship with Putin's Russia)、通商政策(trade policy)について話し合った。国内EV(Electric Vehicle/電気自動車)メーカーに対する中国の補助金も議題の上位にあり、欧州委員会は現在、これらの補助金が急成長するEV(Electric Vehicle/電気自動車)市場(Market)において中国自動車メーカーに欧州の競合他社に対して不当な優位性を与えているかどうか調査している。

EU(European Union/欧州連合)は中国の主要な輸出相手国であり、米国と中国の間の緊張により世界の製造拠点からの米国の輸入が大幅に減少する中、世界最大の輸出国にとって欧州連合の重要性は高まるばかりである。

輸出は中国の経済成長を促進する上で極めて重要な役割を果たしており、中国の発展戦略の基礎となっている。2001年のWTO(World Trade Organization/世界貿易機関)への加盟以来、中国は輸出活動の著しい急増を経験している。巨大な製造業と膨大な労働力に牽引されて、中国の商品輸出は過去20年間で10倍以上に増加し、2001年のUS$3,000億未満から昨年はほぼUS$3兆4,000億まで増加した。

最も重要な輸出相手国には米国、EU、ASEAN加盟10カ国が含まれるが、緊張の高まりで米国の中国からの輸入が減少したことを受け、2023年には中国の最も重要な輸出市場として米国を追い越した。中国の最も重要なパートナーのリストに新たに加わったのはロシアで、ウクライナ侵攻前年の2021年以来、中国からの輸入が65%以上急増した。

これらすべての経済は、電子機器や機械から繊維やその他の消費者製品、工業用品に至るまで、幅広い商品を中国に依存している。世界的なサプライチェーンの混乱の影響が長年にわたって波及する中、新型コロナウイルス感染症のパンデミックは中国経済またはその一部を一時的に停止させ、世界経済の相互関連性と中国への依存を浮き彫りにした。

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