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ドイツ連邦銀行、冬にリセッション入りも覚悟。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年08月23日に、ドイツの中央銀行ドイツ連邦銀行(Deutsche Bundesbank)は2022年08月22日に発表した月報(Monatsbericht)で、国内経済が冬季にリセッション(c/景気後退)入りする可能性が高まっているとの見方を示した。ガス供給の先行き不透明感と物価高が家計や企業の消費を圧迫するためで、第3四半期(07~09月)は横ばいを維持するものの、第4四半期以降はマイナス成長に陥るとみている。

https://time-az.com/main/detail/77557

ドイツ連邦銀行は第3四半期について、新型コロナ規制の撤廃によるサービス需要拡大が引き続き個人消費を押し上げる一方、物価高やガス不足への不安が消費者信頼感に影を投げかけるため、前期に続きゼロ成長にとどまると予想した。「第3四半期以降はガス市場の不都合な展開が景気に悪影響を及ぼすため、第4四半期と来年第1四半期にはGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)が縮小する可能性が大幅に高まった。」としている。

インフレ率については、秋には約10%に達する可能性があると予想。しかも、インフレ見通しは上振れリスクの方が高く、「特にロシアからのガス供給が完全に停止した場合にはそのリスクが大きい。」と指摘した。加えて、低失業率が続く中、賃金が急速に上昇すれば、高インフレが長期化する恐れもあるとみている。

しかし、ドイツはコロナのパンデミック前にも、リセッションの話題があった。

ドイツ経済は、ここ数年間、ほとんど浮上していない。

2020-07-30---ドイツのGDP、第2四半期は10%減でリセッション入り!
2020-05-15---ドイツのGDP、第1四半期は2.2%減でリセッション入り!
2020-04-15---世界同時リセッションが発生する。
2020-04-08---ドイツ経済、金融危機上回り、9.8%縮小の落ち込み!??
2020-02-14---シンガポールのリー首相、「COVID-19」でリセッション入りも、
2020-02-07---ドイツ、「リセッション」に陥る可能性が再び浮上。
2019-10-21---歯車が狂ったドイツ経済、第3四半期もマイナス成長か!?
2019-09-11---IfW、ドイツ経済の景気後退期入りを指摘!
2019-08-27---ドイツのGDP、米中貿易戦争が影響し、第2四半期改定値も0.1%縮小。

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