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ジョブマッチングプログラム「DIVE」で発見した新たな目標と挑戦

CARTA HOLDINGSでは、自分が望むキャリアに近づくための支援制度として、ジョブマッチングプログラム「DIVE」という制度が存在します。希望する社員は「DIVE」にエントリーして、面談やヒアリングを受け、マッチングが成立すると希望の事業会社へと「DIVE」することができるという仕組みです。

今回は、実際に「DIVE」を利用して2023年にDIGITALIO デジクル事業部へ異動をした日下さんに、そのきっかけや今後のキャリアについて伺いました。ぜひご一読ください。

プロフィール
日下 諒さん 
2017年 CARTA COMMUNICATIONS(CCI)へ新卒入社し、デジタルマーケティング事業本部 代理店DX事業 セールス&パートナーシップス・ディビジョンの総合エージェンシーチームで約100社の広告代理店のデジタルプランニングを担当
2018年 Beaconチーム(グローバルエージェンシーチーム)で外資系クライアントの日本のローカルマーケットでの認知施策をサポート
2023年 「DIVE」を利用してDIGITALIOのデジクル事業部に異動
現在、流通小売店への営業活動を担当

ジョブマッチングプログラム「DIVE」を利用したきっかけ

ー異動をしたいと考えるようになったきっかけはなんですか?

あるプロジェクトを通じて、「自分たちで作ったものを売ってみたい」という気持ちが生まれたのがきっかけでした。
2021年にCARTA HOLDINGS全体で行われた経営課題の解決に取り組むプロジェクト「CARTA CAMP」に参加したときに、様々な事業部の方々とお話する機会があり、各事業部ごとに同じ顧客を開拓するフェーズがあると知りました。例えば、CCIでA社を担当しているにも関わらず、DIGITALIOでまた別のサービスを用いてA社と取引をしているケースがあったんです。このような場合に、各事業部ごとではなく互いに協力して一緒にプランニングできれば、CARTA HOLDINGSの強みになるのではないかと思い、CARTAのプロダクトを拡販していく全社横断プロジェクトを起案しました。プロジェクトを進めていく中でCARTAの可能性をすごく感じましたし、そこからさらに「自分たちで作ったものを売ってみたい」という意欲が湧きました。

ちょうどその頃、コロナの影響で広告業界全体が厳しい時期が続き、広告ビジネスがメインで成り立っているCARTA HOLDINGSにおいても一時的に業績が落ち込みました。そんな中でも唯一安定していたのが流通対策費でした。外出規制がかかっても、生活する上で最低限必要なものをお店に買いに行くという行動は無くならなかったんです。そういった消費をCARTA HOLDINGSの利益につなげることができれば、広告ビジネスが外的要因によって落ち込んだとしても会社として安定を保つことができ、連続的な成長を作れるのではないかなと思い、リテール領域に興味を持つようになりました。

CARTA CAMPを通じて全事業部の方とお話をしてサービスの解像度を高めていく中で、リテール領域に特化しているDIGITALIOのデジクル事業部を知り、DIVEを利用して異動したいと考えるようになりました。

ー「DIVE」を利用しようと決めてから異動するまでの流れを教えてください。

当時実は自分の中ではCARTA HOLDINGS以外に転職するという考えもあり、転職サービスに登録してキャリア相談も沢山させていただいていました。それと同時並行してCARTA 内でも自分の興味のある事業部の責任者の方々や現場メンバーの皆さんとお話させていただき、少しずつ絞っていきました。
その中でデジクル事業部の代表ともお話して詳しく知っていくうちにデジクルで働きたいと思い、DIVEにエントリーすることを決めました。
その後、面談を受けて「なぜDIVEしたいのか」「DIVEしてどのような動きをしていきたいのか」ということをお話して、正式に異動が決定しました。

正式な面談は2回、DIGITALIOの代表、デジクルの代表のお2人とお話しました。それ以外にも自分の描いているキャリアややりたいことについて話す機会を何度かいただき、自分のビジョンについて深く理解していただくことができました。
それまでの広告営業の仕事では、お客さんが抱えている課題と、それに対して割り振られている予算の範囲内で提案をしていくという役割だったのに対して、デジクルではこれまでデジタル化を検討したことがないような小売店に対してデジタル化を取り入れてもらうための営業をすることになり、同じ営業と言っても大きくスタイルの異なる動きでした。そのためこれまで培ってきた知見やスキルを活かせるのか、当初はとても不安でした。ただそういった不安よりもとにかく挑戦してみたいという気持ちの方が強かったです。そういった不安を解消するためにも、まず現場社員の方々と沢山お話をする機会を作るようにしました。

ー実際に、現場社員の方々とお話してみて不安は解消されていきましたか?

現場の方々とコミュニケーションを取ることで解像度がグッとあがり、「やれるかどうか」という漠然とした不安から、「どう戦っていくか」という具体的な考えに切り替わっていきました。自分自身でも何に不安を抱いているのかが分からなかった状態から、明確な方向性が見えてきたという感じです。

ー「DIVEする」と伝えたときの周りの反応は?

初めはとても驚かれました。
入社当初からトップの営業成績をキープしながら、新しい事業アイデアを作ったりと、第一線を走っていた自負もありましたし、異動を希望するということは「CCIに未来を感じなくなってしまったのか」という不安を抱かせてしまうのではないかという思いもありました。なので、その不安を解消するために皆としっかりお話をすることを大切にしました。そこで先輩方や後輩にも感謝の気持ちを伝えて、異動してしまっても同じCARTAというチームでやっていくことは変わらないので、これからも一緒にやっていきましょうという前向きな話ができたので、気持ちよく卒業することができました。

DIGITALIOにジョインしてみて

ー新しい環境の中で一番最初にどんなことに苦労しましたか?

やはり以前と扱う事業分野が変わったことで、初めは「営業ってこんなにも難しいのか」という壁にぶつかりました。お客様に自社が提供するサービスの必要性を感じていただくということがとても難しかったです。
決められた予算の中で最適解を提供していく広告営業に対して、デジクルの営業では、自らアプローチしてゼロのところからサービスを利用したいと思ってもらっていただかないといけません。これまでこういったアプローチをしたことがなかったので、改めて営業の難しさ痛感しました。

ーどうやってその壁を乗り越えていきましたか?

正直すぐには乗り越えることはできなかったですが、簡単に売ることができないからこそ営業の存在価値があるとも感じました。プロダクトが完璧であれば売れるのかと言うと、そんな単純な話でもないですし。
乗り越えてもまたすぐ次の壁が出てくるような感覚です。それでもその壁を次々に突破していく楽しさを、デジクルでの仕事を通じて感じることができています。

ー仕事をする上で心掛けていることや大事にしていることはありますか?

「自利・利他」の考え方を大切にしています。
利他だけだとボランティア活動になってしまいビジネスが成り立たないですし、自利だけだと相手をだまして自分だけ利益を得る詐欺のようになってしまいます。
この考え方は中学生の頃からずっと意識していて、自分の行動が自分のためだけになっていないか、自分の行動の結果、誰かが変わるきっかけになっているかというのは常に意識しています。行動も発言もそうで、相手だけに利益がある状態になっていないかとか、発言することによって相手が変わって一緒に何か生み出せる、常に競争をどう作っていくかという視点で「自利・利他」の考え方を大切にしています。

ー今のチームにきてみて、よかったと感じることはなんですか?

人として成長できている実感が持てていることです。成長の最終地点に自分の足で立てるかというのを大切にしていて、例えば今の会社が倒産してしまって一人の状態になっても生きていけるのかというと、DIVE以前の自分では自信がなかったと思います。今では0→1でサービスを作り、自分で作ったものを売りに行くということができるので、自分の理想に着実に近づけていると思います。

また、これまでは広告という無形のものを扱っていたのが、デジクルではお客様が実際に触ってそれによって体験が変わるという手触り感のあるサービスを扱っているので、導入が決まったときにお客様から「便利だね」という生の声が聞けたり、小売りが抱える悩みを一緒に解決できて、さらにその先の一般消費者の生活も変えることに繋がるので、産業全体への貢献度がすごく分かりやすく、お客様が街中で使ってくれている姿を見て実感できるのでとてもやりがいを感じることができています。

「DIVE」した自分を振り返ってみて

ー「DIVE」の経験は自分にどんな影響を与えましたか?

入社当初から、会社を通じて社会にどう貢献したいかという考えは持っていたのですが、自分自身がどうなりたいかという視点が抜けていて、目標がぼんやりとしていました。DIVEにエントリーしたことをきっかけに、自分のキャリアについてしっかりと悩み、自分自身と向き合う機会ができました。そこから「自分の足でしっかりと立つ」という明確な目標を見つけることができたので、DIVEにエントリーしてよかったと思います。

最後にひとこと

キャリアに悩むと社外に目を向けることが多いと思いますが、CARTA HOLDINGSには本当に色々な事業があります。CARTA社内にもまだまだ知らないことがあると思うので、まずは内側に興味を持ってみませんか。自分の可能性を広げる選択肢は外だけではないというのをお伝えしたいです。私自身は、今のデジクルの事業をどうCARTA内で連動させていくかということにチャレンジしていきたいと思っています!一緒に挑戦していきましょう!


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