カラダの健康は食事が大事!栄養価の高い鎌倉野菜(ワーカー寄稿)
在籍するワーカーの寄稿シリーズです。
今回は、栄養士として働いていたワーカーからお届けします。では早速、バトンタッチ!🫱
栄養士のお勧めする、栄養価の高い鎌倉野菜を3つ紹介します。
現在の日本人に不足しがちな栄養素は12種類!「食物繊維、ビタミンA・D・B1・B2・B6・C、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛」です。今回紹介する3つの野菜は、そんな不足しがちな栄養素の中でも野菜で摂りやすい「カリウム、カルシウム、ビタミンA・B1・B2・C、食物繊維」の7種と鉄、葉酸の合計9種に視点を向けて紹介したいと思います。
9種の栄養素の効果と1食当たりの推奨量
1. カリウム
心臓機能や筋肉機能を調節するはたらきがあります。
血圧の上昇を穏やかにする効果もあります。高血圧と指摘されたことがある人はベジファーストを意識するうえでも取り入れてみては。
2. カルシウム
一食当たり228mg推奨
骨や歯を構成する主要栄養素です。
3. ビタミンA
一食当たり228μg推奨
βカロテンとも言われる栄養素で、目や皮膚の粘膜の健康維持に欠かせません。
不足しても過剰摂取しても良くない栄養素なので、適量を取りましょうね。
4. ビタミンB1
一食当たり0.39mg推奨
ブドウ糖をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。
不足すると疲れやすくなったり、ひどい場合は脚気と呼ばれる病気になることもあります。
5. ビタミンB2
一食当たり0.42mg推奨
脂質をエネルギーに変換するはたらきがあるので、ダイエット中の方には特にお勧めです。
6. ビタミンC
一食当たり35mg推奨
皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
7. 食物繊維
一食当たり6.3g推奨
整腸効果や血糖値の上昇を緩やかにする役割を持っています。
8. 鉄
一食当たり3.7mg推奨
酸素を運ぶ役割を持っています。
特に女性は摂取すべき栄養素です。
9. 葉酸
赤血球を作ったり、細胞の再生を促すなどの働きを行っています。
特にカラダの細胞が新しく作りだされる場において必須となる栄養で、赤ちゃんの細胞が新しく作られている妊娠初期の女性には必要不可欠です。
お勧めする鎌倉野菜
そうめんカボチャ
正式名称は金糸瓜(きんしうり)といい、蒸したりゆでたりするとあら不思議。果肉の繊維がほぐれてそうめんのようになる野菜です。
食べ方もそうめんのようにめんつゆにつけて食べるととてもおいしいです。
そんなそうめんカボチャですが、栄養価も優秀。なかでも女性に積極的にとってほしい葉酸が多く含まれているんです。ビタミンCもたくさん入っているので疲労回復効果もありますよ。
コリンキー
簡単に説明すると生食用かぼちゃです。
大きさは手のひらより少し大きいくらいの大きさで、重さは1kg弱。食べられる部分が多いのが特徴です。
名前の由来が面白い野菜で、「生で食べたらコリコリするなぁ。じゃあコリンキーと名付けよう!」となったそうです。サカタのタネとグループ企業の山形セルトップが2002年に新品種登録をしています。
主な栄養素は食物繊維鉄分・カルシウム・カリウム・βカロテン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCと日本人に不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。(食品成分表では未測定の野菜のため、「日本かぼちゃ/果実/生」を目安としています。)
プチヴェール
ケールとキャベツをかけ合わせた、丸くならない芽キャベツです。苦そうに見えて糖度が高いので、サラダやおひたし、炒め物などに使えて便利です。
増田採種場によって1990年に作られた野菜で、栄養価は野菜の中でもトップクラスといわれています。
ビタミン、ミネラル、β‐カロテンが豊富で、ケールとキャベツの良いところを併せ持っています。カリウム、カルシウム、リン、鉄も多く、ビタミンCに至っては野菜の中でも群を抜いて高いと言われています。
まとめ
今回紹介した3つの鎌倉野菜の中では、ダントツでプチヴェールの栄養価が高いです。
ただし、水に溶けない(体内に残りやすい)ビタミンも多く含まれているので食べ過ぎは禁物です。食べ過ぎは禁物というのはどんな食べ物でも言えることなのでぜひ、 1食あたりの推奨量を守って楽しい食生活を送っていただければと思います。
参考資料
デジKAMAのスタッフは普段、家で作って来たりコンビニで買って来たりしたお弁当を自席でパパっと食べてお昼を済ませているので、ガイドブックや店頭のメニューなどで見る鎌倉野菜のメニューは憧れです。色とりどりで、見た目にもとても楽しいんです。栄養価という面から改めて鎌倉野菜を見ることができた今回の記事は読み応えがありました。
次回の寄稿もお楽しみに(と言いつつ、スタッフが一番楽しみにしていたりして)!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?