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エンジニア・キャンプ YAMAGUCHI② アイデア出し編

こんにちは。デジテックfor YAMAGUCHI運営事務局のもんじゃです。
引き続き「エンジニア・キャンプ YAMAGUCHI」の様子をお知らせします。

昼過ぎからの現地視察では暑いくらいの陽気でしたが、アクトビレッジに戻ったころには16時ということで日が傾きはじめて、また違った景色が広がりました。
現地視察編でお知らせのとおり、小野地区内の課題にまつわる現地をひと通り見学して、各参加者が得た気づきやイメージを基に、課題解決に向けたアイデアを出していきます。

アイデア出し!の前に

試作品作成に必要な材料として、様々な電子工作部品や文房具などを用意しています。
特に電子工作部品は、何を準備すればいいかさっぱりわからないので、山口県産業技術センターの吉木さんに相談し、様々なアイテムを揃えました。

アイデア出しの前に、準備品でどんなことができるのかを説明し、参加者にアイデアの幅を広げていただくことにしました。
Micro:bitやラズパイ、M5Stack、付属品として人感センサーやカメラ、湿度・CO2測定機器などなど、聞いていると、組み合わせ次第でどの課題でも役立ちそうで期待が膨らみます。

電子工作部品で可能性が広がる

さらに今回、ファブラボ山口から3Dプリンターも借りています。手のひらサイズの部品などであれば30分程度で作成可能で、使い方レクチャー付き、とあって、この機会にぜひ使ってみたいですね。

3Dプリンターで自由な創造を

いざアイデア出し

最初の1時間はグループ内で、現地視察での気づきなどをディスカッションし、その後30分では、グループ毎ではなく個人単位で、試作品アイデアをアイデアシートに書き込みます。
さすが皆さん、特にアナウンスしなくても、手元の付箋に考えを書き込み、ディスカッションを進めていきます。
そして、先ほど現地をご説明いただいた地元の方も会場にお越しいただきました。浮かんできた疑問点について、リアルタイムに地元の方から情報を得ることで、より地元の方の視点に立ってアイデアをブラッシュアップすることができました。

地元の方にお話を伺いながらグループディスカッション

アイデアシート

参加者が作成するアイデアシートは、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]で培われた手法「アイデアスケッチ」で公開されている様式を使用しました。スケッチを中心に、それが何で誰がいつどこで使うものかをわかりやすくまとめることができます。
ディスカッションを終えたグループから、次第にアイデアシートが作成されていきます。作成されたシートは壁に貼り、参加者みんなで共有します。

黙々と静かな時間が流れる

投票

全員がアイデアシートを壁に貼り終えました。
参加者全員が、貼られたアイデアをじっくり見て、各自が「作ってみたい」「あったらいいな」と思うアイデア3つに赤いシールを貼って投票します。自身のグループだけでなく、他のグループのアイデアに投票することも可です。そして得票数が上位のアイデアを4つ程度を決定します。

結果、、、見事に特定の課題に偏ることなく、4つの課題に1つずつアイデアが選ばれました。皆さん運営側の思いも察してくれたのでしょうか。ありがとうございます!

他のアイデアも見てまた新たな発見が
試作品アイデアが出揃う

試作品作成チーム分け

試作品を作成するアイデアが決まったところで、各試作品を作成するチームを編成しなおします
参加者は、最初に割り振られたグループの課題にとらわれず、投票で選ばれたアイデアの中から作りたいものを選ぶことができます。(例えば、当初草刈りグループに割り振られた人が、見守りの試作品を作ることも可能)

というのも、参加者にも、ソフト系(アプリ開発等)に強い方、ハード系(IoT等)に強い方など様々おられるため、作る試作品は自由に選べた方がいいという考えから、チームのシャッフルを想定していました。

しかし、すでにディスカッションを通じて結束が芽生えていたのでしょうか。皆さん、当初グループのメンバーのまま、アイデア出しを行った課題について試作品を作りたい、ということで、各グループがそのまま試作品作成チームとなりました

明日に向けて

メンバーと作る試作品が決まったため、作成に向けて作戦会議です。
役割分担や作る方向性について話し合い、スムーズに作業に移行できるよう今夜のうちに詰めていきます。ホワイトボードにグラレコして考えを共有するグループもありました。
このときすでに19時。いつまでも話し合いが続きそうだったため、一旦19時30分で会場での1日目行程を終え、後はオンライン等でやり取りをしてもらうことにしました。

外はもう真っ暗

本来なら全員でアクトビレッジに泊まり、さらに作業を進め、交流を深めたいところでしたが、コロナのリスクから集団での宿泊が難しかったことが悔やまれます。
参加者からは「さぁ今夜は朝まで(作業)だ!」という声も聞こえましたが、明日に備え、休養もしっかりとれるよう願うばかりです。
いよいよ試作品の作成が始まります。

「試作品作成編」へつづく

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