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水の性質について実験してみました

担当:あり

みなさん、こんにちは、こんばんは!
ありです。

早いもので2023年も残り4週間となりました。
年を重ねるにつれ1年が過ぎていくのを早く感じます。この感覚ってなんなんでしょうか。

さて今回の記事では水の性質を可視化した実験をしましたので
その結果などをみなさんと一緒に面白がっていきたいなと思います。

水にはいろいろな性質があるのですが
今回は抽出力(溶解力)に関してです。水はものを溶け込ませることができます。
みなさんが良く飲んでいるお茶やコーヒー、スープお味噌汁もその水の性質からなるものです。

お茶やコーヒーを普段から飲まれる方は、実験するまでもないじゃないかと思われると思いますが、今回は水道水とディレカ水での比較を行います。

■実験概要

・常温の水道水、常温のディレカ水の2種類を準備
・ティーパックでそれぞれ抽出の速さを確認

以上のとても簡単な実験内容となっています。

実験動画をご覧ください!

左がディレカ水、右が水道水になります。
寒い季節のため水の温度が低く、早送りとなっています。

■実験の結果

ディレカ水の方が濃く抽出されました。

■なぜ?

なぜディレカ水の方が抽出が早くなったのでしょうか?

水の抽出力に関係することとして表面張力があげられます。

表面張力とは
水は水分子という小さなつぶが集まってできている。分子同士は、おたがいに引ひっ張ぱり合い、小さくまとまろうとしているので、水の表面でも引ひっ張ぱり合って、できるだけ面積を小さくしようとすること。
ちなみに水は液体の中でも表面張力が高い物質です。

表面張力が小さいと物質は濡れやすくなります。つまり水が物質中に広がり、今回の実験では素早くティーパック中に広がり抽出が速くなったと考えられます。

ディレカ水の表面張力は水道水のおおよそ40℃の時と同等


図1
ディレカ水の表面張力データ
※試験機関:バルセロナ大学


図2

上記の図1からわかるのは黄色のマークで示されているのが「ディレカ水」の表面張力です。
他の水道水、ミリポア水(純水)や水の平均値と比べるとかなり低いことがわかります。

ディレカ水(28.3℃)のディレカ水の表面張力にするには、普通の水道水などれあれば、温度を約40℃まで上げる必要があります。
その差はおおよそ11℃です。
11℃分の分子運動(エネルギー)がディレカ水にはあるとも言えるかもしれません。

まとめ

視覚的かつ実証データからディレカ水の抽出力が高くなっていることが
わかりました。

水は味などで比較されることが多いですが、それだけではない
水が本来持つ性質を高めるということも今後水を選ぶポイントになるかもしれません。




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