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櫻井武晴さんと名探偵コナンとエスパー伊東さんと

脚本家の櫻井武晴さんが好きだ。

きっかけは『相棒』。

成宮寛貴さんが好きで、
成宮さんが相棒になった
シーズン11から初めて見始めたんだけど、

シーズン11〜12の中で
面白いと感じた回が
ほとんど全部、櫻井さん脚本だった

これはすごいと思って、
『相棒』の櫻井さん回だけ追っかけて見た。

僕は実写版『逆転裁判』の脚本のまとめ方が
めっちゃ上手いと感心してたのだけど、

それを書いた“飯田武“さんも
櫻井さんの別名義と知って惚れ込んだ。

その後
『ATARU』見て『ヤメゴク』見て…
『名探偵コナン絶海の探偵』見て…
全部、面白かった!

唯一面白くなかった
『名探偵コナン業火の向日葵』は、
尺の都合で、脚本通りの作品になってない
ことを後で知った。震えた

それを除けば、櫻井作品にハズレはない。

さて、どこが好きかと言うと、
観ていて疲れるところである

…めっちゃ語弊があるな。
言いかえると、とにかく情報量が多いのだ。

相棒が分かりやすかったんだけど、

1時間番組として見終わった時に
時空が歪んだのかと思うくらい
他の回とは疲れ方が違った。

『相棒』シーズン12「原因菌」の回が
特にわかりやすい。

見終わった後、頭の中でお話を再構築すると
どうやっても1時間枠の番組に収まらない。

…いや、収まってるのを見たとこなんだけど。
歪んでたろ、時空。

これ、ものすごい技術だと思う。

完成度の高い芸術作品、みたいな趣が
櫻井さんの脚本にはある。
そこに僕はうっとりするのだ。

あの映像にこだわりまくった黒澤明監督も 

「映画は脚本次第。
   脚本が面白ければ、面白くなる」


って何かのインタビューで言ってた。
(ソースが見つからない…💦)

おこがましいけど、僕もそう思います。

ああ。
やっと『名探偵コナン緋色の弾丸』
(櫻井武晴さん脚本) 
観た!

まさに「らしい」芸術的な完成度!

ファンサービス盛り沢山なのを、
時空を歪ませて1時間50分に収めてた。

…エスパー伊東みたいな脚本だな!🤔💭
(年がバレるやつ)

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