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いつからYoutubeはシャーデンフロイデの巣窟となったのか?【ポルノ製造機】

2023年現在のYoutubeにおいては、いくつか問題が跋扈していると言えます。

Youtubeは「ゴミ箱化」している

例えば、「トー横キッズ」を紹介する動画や、「ビッグモーター」をやたらとけなすYoutuber、ほとんど面識のない「手法の明らかな詐欺」を暴く私人逮捕系Youtuber、ポリコレ問題に騒ぐアメリカを取り上げたLGBTへの糾弾動画、ありとあらゆる動画が跋扈するYoutubeですが、これは一言で表せば「ゴミ箱」と化していると考えています。

もちろん、すべてのYoutube動画がゴミとは思いませんが、下記に述べるシャーデンフロイデをあおってくる動画が多いことには変わりがなく、これは明らかに「新しいポルノ」と考えることができます。

ヤフコメとYoutube

今思えば、ヤフコメの民度の低さは明らかなものですが、ヤフコメの場合「新聞社」や「大手メディア」など権威性がある程度確立されたところが出した記事に対して、しょうもないコメントが集まっていることからゴミ箱といわれることがありました。

しかしYoutubeでは、別に権威性がない個人でも動画を上げられるようになったため、もはや動画自体が社会的に如何わしいものでも挙げられてしまい、あとは「Youtubeの運営」次第という具合になっています。

ついこの間、私人逮捕系がアウトなコンテンツになったという話題がありましたが、あれこそまさにYoutubeという運営が自由発信する個人に対して示した明確な線引き行為であり、それを目の当たりにした瞬間の一つだと言えます。

シャーデンフロイデと嫉妬

インスタグラムのようなキラキラメディアは、よく「嫉妬」が集まりやすいと言われています。Youtubeとインスタ、X(旧Twitter)とインスタの明らかな違いはここにあるでしょう。しかしどちらも不幸を生んでいることは間違いありません。

Instagramは、まさに「嫉妬」を生み、X(旧Twitter)やYoutubeは「シャーデンフロイデ」を生んでいるのです。

シャーデンフロイデとは、自分が直接手を下さなくても他社が不幸になっていくのを見て快楽を感じるというもので、現在のYoutubeは見ず知らずの他人が不幸な事件に巻き込まれた報道や紹介が多く、まさにシャーデンフロイデの渦がそこにできていると感じています。

トー横キッズをみてシャーデンフロイデを感じたとしても、その入り口となったメディアはInstagramではなくYoutubeやX(旧Twitter)が大半なのではないでしょうか?インターネット上にて、あれほど面白おかしく紹介できるメディアは上記二つしか考えられません。

10月前半に起こった「イスラエル戦争」についての「ガザ地区を映すYoutubeライブ配信」では、世界中から多くのコメントが流れていましたが、その中には「なんだ、始まんないのか」や「お、爆発した」など、シャーデンフロイデまみれのコメント欄になっていたことが記憶に新しくあります。

今後のyoutubeとの向き合い方

一つは、Youtubeを辞めることが良いでしょう。もしもそれができないならばTwitterに行くのは得策ではありません。Threadsも意味ないです。なぜ意味ないのか?それは嫉妬とシャーデンフロイデという渦にまた飛び込むことになるからです。もしもそれに何かしらの価値を感じるなら止めませんが、撤退することは一理あるでしょう。

辞めないにしても、Youtubeを見るのは直近では少なくしたほうが良いかもしれません。そこから得られるものは、過去には「ハウツー」など役に立つものもありましたが、いまではほとんどがシャーデンフロイデ系になっています。見ても、他人の不幸で心地よくなる動画ばかりで、時間の無駄といわれても言い返せなくなるでしょう。

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