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有袋類の珍獣ウォンバット

こんにちは、いきもの雑学プレゼンターDINO(ディーノ)です!動物🐯魚🦈昆虫🐝虫🦂植物🌷そして恐竜🦖まで、いきもの雑学を徒然に綴っていきますので、お気軽にお立ち寄りください。

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●珍獣ウォンバット

今回は、コアラの仲間の有袋類ウォンバットについてご紹介します。ちなみに、ウォンバットのうんち雑学について下記記事で書きましたので、合わせてご覧ください。

●大阪府池田市のマスコット

さて、本題に入る前に、このウォンバット。日本では数頭しか飼育されていません。確か7頭〜8頭程度。よって見ることが難しいのですが、なんとそのうちの5頭程度が、大阪府池田市の五月山動物園で飼育されています。


ちなみに、この五月山動物園は、日本一小さい動物園と言われ(と同時に、世界一愛がある動物園、とも謳っています)、10分ほどで一周できる敷地に、ウォンバットの他、ワラビーやエミュー、アルパカにヒツジ、ヤギなどの中小型の動物を飼育しています。これらの動物への餌やりなどの触れ合いが醍醐味です。


そんな五月山動物園にはウォンバットを応援するアイドルが存在し、さらに五月山動物園へ続く市の中心の商店街にはウォンバットの像が点在しています。


さらに、池田市のマスコットキャラクター「ふくまる」はウォンバットをモチーフとしたゆるキャラです。まさに池田市はウォンバットの街です。


●オセアニアに住む有袋類

さて、ここからはウォンバットの特徴や生態について紹介します。


ウォンバットはオーストラリア、タスマニア島などに住む有袋類です。手足は短くずんぐりむっくりしたフォルムが特徴で、レッサーパンダぐらいの大きさでしょうか。顔は大きく口にかけて前に突き出すと言うよりは横に広がるタヌキ顔っぽいですが、目や耳などのパーツは小さめの独特な顔です。


有袋類特有の袋は下向きに開いています。


ちなみに、有袋類の袋の向きは上開きと下開きの2種類あります。上開きの代表格はカンガルーです。カンガルーは主に二足歩行でピョンピョン跳ねるため、袋の中の赤ちゃんが落ちないように上開きになっています。


ウォンバットの袋は下開きです。ウォンバットは四足歩行で、よく土を掘ります。土を掘るときは前足で土を股下から後ろに掻き出します。そのため、袋が上開きだと袋の中に土が入ってしまうため、下開きになっていると言われています。また、四足歩行のため、上開きも下開きもあまり変わらないのかもしれません。


ちなみに、有袋類のもうひとつの代表格コアラの袋は下開きです。これはコアラの食性に関係すると言われています。コアラはママのフンを赤ちゃんが食べる習性があります。これはユーカリの葉を解毒するための微生物を親から子へ渡す行為です。詳しくは下記記事に書いていますので是非ご覧ください。

同じ有袋類でも生態によって向きが違う袋。袋の向きに応じて生態ができたのか、その生態だからその袋の向きなのか、にわとり・たまご論ですが、面白いですね。


●日向ぼっこ好きののんびり屋

ウォンバットの見せる行動で特徴的なのが、日向ぼっこです。ウォンバットは基本的は夜行性で夕方ぐらいに活発になるようですが、日中もちょこちょこ巣から出てきます。では、何をしているかと言えば、適度な窪みや、土を掘ったりして適当な穴を作って、横になってくつろぎます。


尚、足は意外と早く、タスマニアデビルなどの天敵を見つけたら一目散に逃げます。また、軽く泳ぐこともできます。このあたり、カピバラみたいですね。


●巣づくり名人

ウォンバットのもう一つの生態は、巣づくりです。複雑な迷路のような巣を作ります。いくつかの部屋がトンネルでつながっていたり、餌場まで伸びていたり、入り口がいくつかあったり。奥の方には餌をためる部屋があったり、寝室があったり。


実はこの巣、攻防一体の要塞でもあるんです。この巣に入ったが最後、敵を返り討ちにできるんです。


この秘密については次回詳しく紹介します!是非フォローの上、お待ちください。




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