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【資産だけが増えても贅沢はできない?】2つの所得を持ち豊かな人生を送ろう

お金に関する書籍が人気を集めるなか、今月『「パラレルインカム」のはじめ方』という新しい生き方について書かれた本が発売しました。著者はファイナンシャルアカデミー代表・泉正人さん。本記事では、「労働所得」と「資産所得」の違いについてご説明していきます。お金の不安はあるけれど、副業はする時間がないし、FIREするのは難しすぎる、という方に是非知っていただきたい内容です。

「副業」は大変そう。「FIRE」はハードルが高い。
でも、お金の不安は解消したい!
そんな私たちのための「お金と生き方」の新しい選択肢。


「労働所得」と「資産所得」

ここまでで、2種類の「お金持ち」の違いは理解できました。
そのうえで、「所得」(収入)についてもう少し深掘りしてみたいと思います。
パラレルインカムでは、「2つのお金のなる木」=「所得」を持つことで、自分らしい人生を生きることを目指します。
つまり、所得を2つの視点から区分けして考えていきます。

ここで参考にしたいのが、国税庁が定めた所得税法です。所得税法では所得を10種類に区分けしているのですが、その中でも代表的なのが、勤務先から受ける給料、賞与などの給与所得です。
給与所得やビジネスから得られる事業所得などの自らが労働して得る所得は、パラレルインカムでは1つ目の所得、「労働所得」と位置づけています。

そして、パラレルインカムを達成するうえで鍵を握る2つ目の所得が「資産所得」です。「不労所得」とも表現します。所得税法では、利子所得・配当所得・不動産所得がこれにあたります(ほかにも所得税法では、生命保険の一時金などで得られる一時所得、ゴルフ会員権などの売買で得られる譲渡所得などがありますが、ここでは割愛します)。

つまり資産所得とは、「資産を持つことから生まれる所得」を指しています。

 資産形成の分野では、「資産をどう増やすか」について語っている方は多くても、資産と所得をきちんと区分けして考え、「資産からの所得をどう増やすか」について、所得を増やすことの重要性を伝えている方はほとんどいません。

資産をたくさん増やしても、そこから得られる所得がなければ、贅沢や豊かな生活にはつながりません。

毎月の収入が増えないと、何も贅沢はできません。むしろ、資産が増えれば増えるほど、減らすのが怖くて使えなくなるのが人間の心理なのです。

よくお金をコツコツ貯めて、普段はとてもつましい生活を送っているという方がいますが、これもお金が減るのが怖くて使えないという理由かと思います。

その結果、お金を貯めるだけ貯めて、そのまま人生を終えてしまうという、泣くに泣けない状況が起きてしまうのです。

一方で、資産所得が毎月安定して入ってくる状況をつくれば、使っても使ってもお金が入ってくるので、将来のお金の心配をせずにお金を使うことができるようになるわけです。

(泉 正人 著『「パラレルインカム」のはじめ方 私たちの新しい「お金と生き方」の選択肢』より一部抜粋)


著者プロフィール

泉 正人(いずみ・まさと)
ファイナンシャルアカデミー代表。
日本初の商標登録サイトを立ち上げたあと、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じて、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立し、代表に就任する。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行う。義務教育では教わることのなかったお金との正しい付き合い方を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かで、ゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。『お金をとことん増やしたい人のための「資産運用」超入門』『最新「仕組み」仕事術』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、 『お金原論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)など、これまでに上梓した著書は30冊、累計150万部を超える。
著書は、韓国、台湾、中国でも翻訳され発売されている。

目次

第1章  精神的にも経済的にも自由になる「パラレルインカム」とは?
第2章  人生を自由にするための「お金の7か条」
第3章  私はこうして「ストレスのない自由な人生」を手に入れた
第4章  パラレルインカムで手に入る「5つの自由」
第5章  パラレルインカムを実現する4つのステップ
第6章  なぜパラレルインカムは「FIREの5倍ラク」なのか?
第7章  パラレルインカムを実現した6人のリアルストーリー

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