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ディスクゴルフを考えてみる1/16

前回の続きです。
前回はこんなことを書きました。

ディスクゴルフを考えてみた。|とか (note.com)

ディスクゴルフがうまくなるには、最初に2投で上がれる場所を探すべきで、練習とは2投でゴールに入れる確率を上げていくことだと。

ゴルフの世界では、こう言われます。

”Driver is show,Put is money."

ディスクゴルフでもパットの精度を上げることが上達へのステップだと言われてきました。もちろんそれは間違っていませんし、僕自身もパットの精度を上げるべく、ほぼ毎日パットの練習をしています。

しかし、パットの調子が良く10mくらいは簡単に入るとしても、そこまでたどり着くのに予定より1投多く投げてしまったら、18ホールで18投の差がついてしまいますし、2日間の大会ともなれば、相当な差がついてしまうでしょう。

実際、プロと呼ばれる人たちとアマチュアプレーヤーの差はそういうところだと思います。1投の重み。もちろんアマチュアプレーヤーが重みを感じていないわけではなく、真剣に投げているはずです。しかし、大きな差がそこにはある。

例えば、50mの地点にいるとします。プロは5mに寄せ、アマは10mに寄せる。10mのパットはプロでも難しく、アマだとなおさらです。仮に入ったとしても、ひやひやしながらのパットを次のホールでも決められるはずもありません。ましてや18ホールをひやひやしながらラウンドしたのでは、気が持ちませんし、他のプレーにも影響を及ぼすことでしょう。

50mを5mに寄せるアプローチを練習したらいいじゃないか、という観点もあるでしょう。しかし、別に10mだっていいのです。2投で入れば問題がないのです。ひやひやしたっていい。それを18ホール継続できればいいのですから。メンタルトレーニングをしてひやひやに対処してもいいでしょう。

でも時間は有限です。やることを増やせば一つに対する比率は下がる。練習とはやらなくていいことを一つずつ消していく作業だと思います。パットを入れるためにメンタルトレーニングすることが果たして必要でしょうか。

今いる地点から2投で上がる。この観点はシンプルです。2投であがることだけに集中すればいいのです。もちろん1投で上がれば最高ですが、そんなことは稀です。

120mパー3。この地点にいても2投で上がることを考えます。2投目で一番正確に投げられるスローは何か。僕はパットです。20mくらいなら入る自信もあります。なのでパットが打てる距離に、そして障害物がない地点に置くことを考えます。

しかし、1投目がうまくいかない場合もあります。そういう場合は、その今いる地点から2投で上がることに集中します。ここで大切なのは、ゴールを狙わないことです。ゴールを狙えば狙うほど、ゴールからは遠ざかります。パットが打てる地点を探して、そこに置くことに集中します。1投を失敗しているのですから反省して、そこから2投で上がることに集中します。

またもや、2投目が思い通りに行かない場合もあります。そんなときも、その地点から2投で上がる方法を探します。決してゴールを狙ってはいけません。まず入りません。パットが、ひやひやしないで打てる距離に置くのです。風の向きや障害物の有無も考慮すべきです。30mのパットなど入るはずもありませんし、狙ったところで10m近く遠くに行ってしまったら元も子もありません。

そしてまたうまくいかない場合もあります。そんな時は、臨機応変にします。狙ってしまえ!と心が叫んでいるときはやめます。ヒーローになりたいだけですから。入ると直感したときだけ、そのラインに打ちましょう。自分を信じて。他に何も考えず、そのラインだけに集中するのです。

もしそれでも入らないときは、その距離を自宅に帰って練習しましょう。その確率をあげるのです。僕は現地でもその距離が見つかったら練習して、自信をつけています。

ついでにですが、メンタルトレーニングが成功するのは、技術が足りているときだと思っています。

以上、2投で上がることを練習することがディスクゴルフの上達への近道、でした。



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