見出し画像

「協調性がない!」Better Bossになろう!Weekly Pickup㊺

私は、何事も「自分だけには絶対起きない」なんてありえないと思っています。だから癌の告知を受けたときも想定の範囲内で、ショックはありませんでした。ニューオーリンズで乗っていたタクシー運転手が並走車の運転手と喧嘩になって銃を向け合ったときも「あ~流れ弾に当たればこの距離なら死ぬな」と思っただけ。
いずれのケースも天は私の命を奪うことはありませんでした。でも、それは単に「運」のなせる技。
命の終わりは自分の力の及ばないタイミングで訪れます。だからこそ「年甲斐がない」「散漫」といわれようと、私はやりたいことをやって楽しみながら生きて行きます。
そんななか、これまで「運」の力で、本人の適正にあまり合っていなさそうな世界で頂点になった人の「運」が尽きる瞬間のあっけなさには淋しさを覚えました。
彼の妻の「映画をつくりたがっている」という過去のインタビュー記事を読んで、最期の瞬間までに好きな事で楽しい時間を過ごせていたらいいな~と願わずにはいられませんでした。R.I.P. Shinzo Abe.

さて、Twitterで毎日発信中の「Better Bossになろう!」今週のピックアップは「協調性がない!」です。

「日本ではイノベーションが生まれない!」
「才能のある人は国外に出ていく」
「日本の企業は人材を育成できない」
その理由のひとつに「協調性」への強いこだわりがあるように思います。

最近よく出てくるGoogleネタですが、彼らの生んだ「SPRINT(スプリント)」というメソッド。
ご存じの方も多いでしょう。
それは、あらゆる新規プロジェクトや問題解決を、限られたメンバーがたった5日間で試作品(プロトタイプ)に落とし込み、顧客にテストする方法です。
(この斬新で有効なメソッドに興味のあるかたは下部にリンクを置きましたのでぜひ調べてみてください)

最も印象深かったのは、このSPRINT、最終的に複数の案から試作品にするものを選択するのが、権限を持った1-2人だけだという点でした。
もちろんメンバー全員投票はするのですが、その結果はあくまで決定権のある人間への参考情報。
よって、SPRINTでメンバーが「協調性」を重視して全体票をまとめたとしても、まったく意味が無いのです。
なぜなら、決定者がそれを選ぶとは限らないから。

もちろん仕事において協調性が求められることはあります。
特に、時間に追われているときや危険作業に、スタンドプレーは厳禁です。

でも、「協調性がない」をタテに、「なんだか面倒くさそう」「前例がない」という理由で「可能性」をつぶさないようにしていただきたい。
SPRINTほどの規模でなくでも、どんな案も1度はグループで検討することは、ぜひやっていただきたいです!

では本日はここまで。みなさまも好きなことをやって楽しい夏を!
☆お問合せ&コメントはこちらから☆

※SPRINTに興味のある方はこちらから
(英語)
https://www.thesprintbook.com/
Amazonの本紹介ページ  

↓↓失敗の大切さについての過去記事↓↓

いただいたサポートは、イラストを使わせていただいたnoteのクリエーターさまとシェアしたり、よりよいコンテンツ作りのために使わせていただきます!