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\第4回 DiversMap/塩原再発見!ルート集め街歩きイベントを開催しました。


はじめに

現在、学生アプリ開発団体Divers(ダイバーズ)という団体名で活動を行っていましたが、この度、2024年4月1日より団体名が、Divers Project(ダイバーズ プロジェクト)に変わります。

団体名のDiversは、Diversity(多様性)が由来しています。
なぜ、多様性であるのかというとチームメンバー全員が違う学年である事から年齢が違うメンバーがいることが多様性であると考え団体名は、Diversになりました。

そこでこのnoteでは、2024年3月20日九州大学大橋キャンパスデザインコモンにて開催した\第4回 DiversMap/塩原再発見!ルート集め街歩きイベントの様子について紹介します。

1.Divers Project(ダイバーズ プロジェクト)について

私たち、Diversは「車椅子の方々やベビーカー利用者が街に出かけにくい問題」の解消に取り組むメンバーで構成される団体です。車椅子で生活をしている私が中心となって取り組んでおります。

DiversMap(ダイバーズマップ) は「通りやすい道を共有できる」ことに特化した Web アプリです。私達がいつも通っている道は一見、何の変哲もないただの道かもしれませんが、車いすを利用されている方やベビーカーを利用されている方などにとっては非常に通りづらい道かもしれません。そこで、私達は、車いすを利用されている方やベビーカーを利用されている方をターゲットとし「この道なら通りやすい!」といった情報を誰でも簡単に投稿・閲覧することが出来るアプリを制作しています。

2.DiversMap(ダイバーズマップ)の開発の経緯

現在、DiversMap(ダイバーズマップ)の開発を始めた経緯としては、私自身が車椅子生活をしている中で、車椅子で街に出かける際に、バリアフリー進んでいる世の中でも、車椅子では通りにくい道があり、どこの道が通りやすいか調べたりバリアフリールートを提案してくれるサービスがなくて困った経験や私が、中学生の頃から車椅子を利用していて、非常に困った思いをたくさんしてきた経験があります。高校生の時には、横断歩道のちょっとした段差でつまずいてこけて怪我をしたこともあります。本当にちょっとした段差で大きな怪我につながってしまうのです。私は、自分も含め、全ての車椅子利用者が怪我なく安全に道を通れるようにしたいという強い思いからバリアフリールートを共有するアプリの開発を行っています。

3.作成するアプリの主な機能

ルートを共有する方法には、位置情報から移動した道を GPS で取得して経路を表示する方法がありますが、GPS で取得して経路を表示すると乱れてしまったり、実際には道がない所や路地裏に経路が表示されてしまう問題があります。そのため、このアプリではあえて全体的にシンプルかつ分かりやすい作りにしているほか、手動でルートを投稿できるようにしています。こだわった点については、一目で分かるように操作しやすい UI にしている点や、通りやすいルート(道)の共有を簡単に行えるエディタを実装している点、ルートを検索する際には何を元にソートするのか(距離, 時間など)を指定できるようにしています。

4.ルート集め街歩きイベントについて

・活動内容

福岡市内で車いすに乗って街の中を歩き、バリアフリーアプリ「 DiversMap 」を作ってみませんか?塩原校区を再発見!

車いすに乗ったことがない方もOK

お子さんと一緒もOK

車いす・ベビーカー利用者の方もOK

街歩きのみ・WSのみの参加もOKです!

どなたでもお気軽にご参加ください。

・街歩きイベントの詳細

・屋内では

バリアフリーのまちづくりについてディスカッションを行います。

ディスカッションでは、普段生活する中でバリアと感じていることを出し合い

街全体のバリアを改善するための仕組みづくりへとつなげることについて議論します。

・屋外では

参加者を車椅子に乗るグループと徒歩のグループに分け、歩道の風景写真を撮影したり、

DiversMap(ダイバーズマップ)にてルートの投稿を行います。

5.主催、スポンサー紹介

・主催

・Divers Project(ダイバーズ プロジェクト)
・JST-SOLVE

Divers Project(ダイバーズ プロジェクト)


JST-SOLVE

今回のルート集め街歩きイベントは、国立研究開発法人科学技術振興機構社会技術研究開発センターでのSDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)シナリオ創出フェーズで

九州大学 大学院芸術工学研究院 准教授 高取 千佳 様が研究代表者をつとめる「移動困難者の回遊・交流・社会参加を実現する公共空間マネジメントDXプラットフォームのシナリオ創出」のプロジェクトとの連携イベントです。

・スポンサー

・(株)フジキカイ
・アクセシビリティカンファレンス福岡
・(株)太陽と月の明

(株)フジキカイ


アクセシビリティカンファレンス福岡


(株)太陽と月の明

6.当日の街歩きイベントの様子

・オープニング
オープニングでは、イベントの概要やスケジュールを説明した後に、通りやすい道の定義を説明して、イベント参加の注意事項の説明を行いました。

・街歩き
街歩きでは、実際に街に出て車椅子で道を通って車椅子で通りやすい道のルート情報をDiversMap(ダイバーズマップ)に投稿をしたり、街にある車椅子で通る中でバリアになる場所の写真を集めました。

・ワークショップ
ワークショップでは、街歩きで感じたことについてグループ毎にディスカッションしてグループ毎に発表を行いました。

7.最後に

今回の街歩きには、42名の方にご参加頂き14件のルートを集める事ができました。また、ワークショップでは街作りに必要な課題についてやDiversMap(ダイバーズマップ)でどんな情報が受け取れたらいいかについて、様々な意見交換ができました。また、参加後に参加者から頂いた感想をご紹介いたします。

・普段の生活では気にならないバリアについて気がつくキッカケになりました。

・参加された皆さんのモチベーション高く、私も勉強になったし楽しかった。運営を工夫すると、もっと良くなると思いました。

・今回で参加2回目ですが、大変興味深くて、勉強になります。実際に車椅子を使っての街歩きは貴重な体験でした。道路の段差を実感したり、車椅子からの目線や,障害物の多さ、通行人の行動差異など初めて知りました。天神の人混みなど、もう少し周囲の人の気遣いなどがあればなとも感じました。自分自身も振り返る、良い機会になりました。

・・・など

皆さんから頂いたコメントやご意見をもとに今後の街歩きイベントをより良いイベントにしていきます。

次回の街歩きイベント開催は、2024年5月18日(土)九州大学大橋キャンパスデザインコモンにて開催予定です。詳細については次回の記事に掲載致します。
よろしくお願いします。

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