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60s

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60年代の名盤を紹介。
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Barney Kessel And His Men – Breakfast At Tiffany's (1962)

ジャズ・ギタリストBarney Kesselがヘップバーン主演の映画、ヘンリー・マンシーニが手がけた音楽 『ティファニーで朝食を』 を題材にアレンジ。冒頭の「Moon River」のスローなアレンジはもちろん最高にうっとり。柔らかいフルートがまた良い!が、ラストに持ってくるチャチャチャ「Moon River Cha Cha」が大好き!ラテンだけど暑苦しすぎず軽妙なアレンジがこれまたうっとり。うおーー、こんなん聴きながら小気味の良いバルでワインをがぶ 飲みしたいね。

Chad & Jeremy – Distant Shores (1966)

サンシャイン・ポップと呼ぶに相応しい眩い光の音楽。かといって底抜けの明るさではない。むしろ冒頭から暗く靄のかかったソフト・サイケデリック・フォーク。英国らしいフォークでメロディやハーモニーなんか抜群に美しい。甘酸っぱく中毒性高い。S & Gカバーとかたまらん。

Dorothy Ashby – Dorothy's Harp (1969)

レア・グルーヴ、ヒップホップ界隈にも人気のあるジャズ・ハープのパイオニアDorothy Ashbyの69年作。ハープものなんて珍しいからそれだけでも聴く価値ありありだけど、完成度高くどの曲も素晴らしい!これもマイ・クラシックな一枚。ジャズというかイージー・リスニングよりな趣。Glen Campbellで有名なカヴァー「By The Time I Get To Phoenix」がど頭っから最高!こちらCommonがカニエを迎えた「Start the Show」(『Finding

Yusef Lateef – Psychicemotus (1965)

「スパルタカス愛のテーマ」の演奏でもお馴染み(Nujabesがサンプリングした事でも有名)スピリチュアル・ジャズのマルチ奏者Yusef Lateefの65年Impulse盤。なんといっても目玉はEric Satie「ジムノペディ」のカヴァー「First Gymnopedie」。哀愁のフルートがたまらない・・・。控えめなドラムやパーカッションが実にスピリチュアルにピアノとフルートの演奏を際立たせてる。スタンダードからフリーまで幅の広さを感じさせる一枚。

Joanie Sommers – Johnny Get Angry (1962)

子供の頃からいまだに大好きなJoanie Sommers。母親がよくオールディーズのCDを聴いていたからかこの時代のポップスは特別に好きだな。鉄板の「Johnny Get Angry (邦題:内気なジョニー)」、「One Boy」はもちろん最高。これぞ60'sのガールズポップ!何百回聴いたか。これが入っているだけで十分すぎるアルバム。他にも「(Theme From) A Summer Place (邦題:夏の日の恋)」のカバーなど。キュートに歌い上げるポップソングから大人っぽ

Nick De Caro And Orchestra – Happy Heart (1969)

インスト曲は映画音楽やビートルズの楽曲をイージー・リスニングにアレンジしてるんだけど個人的には今ひとつ乗れない。(自身の好みとしてあまり過剰なオーケストラが苦手というのもあるにはあるが) 次作『Italian Graffiti』があまりにも傑作過ぎるせいか期待値が上がってしまった結果あまりリピートしていない一枚。が、しかし、2曲だけ収録された歌物がたまらなく良い。1曲はDiana Ross & The Supremes And The Temptationsの「I'm Gon

Chris Montez – Time After Time (1966)

ここまで甘い歌声の男性ヴォーカルが他に思い浮かばない。Chris MontezのA&M移籍後の2枚目。Tommy LiPumaプロデュースにもちろんNick DeCaroアレンジで今作も良い!「Sunny」「The Girl From Ipanema」「Yesterday」などなど誰もが知ってる名曲が結構入っててどれもChris Montez風味に仕上がってる。相変わらず多幸感いっぱいのポップスに仕上がってる。

Chris Montez – The More I See You (1966)

女の子のような、赤ちゃんのような・・・なんてかわいらしい歌声なんだ。A&M RecordsからリリースされたChris Montezのアルバム。ヒット曲「Let's Dance」以降なんとも成功できずだったChris Montez。プロデュースはHerb AlpertとTommy LiPuma。A&Mからリリースされたアルバムは全部Nick DeCaroのアレンジで相変わらず最高。全曲カバーなんだけどChris Montezの特徴的な歌声ですっかりこの人のものにしてしまう感じ