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Jazz

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Jazzの名盤を紹介。
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Barney Kessel And His Men – Breakfast At Tiffany's (1962)

ジャズ・ギタリストBarney Kesselがヘップバーン主演の映画、ヘンリー・マンシーニが手がけた音楽 『ティファニーで朝食を』 を題材にアレンジ。冒頭の「Moon River」のスローなアレンジはもちろん最高にうっとり。柔らかいフルートがまた良い!が、ラストに持ってくるチャチャチャ「Moon River Cha Cha」が大好き!ラテンだけど暑苦しすぎず軽妙なアレンジがこれまたうっとり。うおーー、こんなん聴きながら小気味の良いバルでワインをがぶ 飲みしたいね。

Yusef Lateef – Psychicemotus (1965)

「スパルタカス愛のテーマ」の演奏でもお馴染み(Nujabesがサンプリングした事でも有名)スピリチュアル・ジャズのマルチ奏者Yusef Lateefの65年Impulse盤。なんといっても目玉はEric Satie「ジムノペディ」のカヴァー「First Gymnopedie」。哀愁のフルートがたまらない・・・。控えめなドラムやパーカッションが実にスピリチュアルにピアノとフルートの演奏を際立たせてる。スタンダードからフリーまで幅の広さを感じさせる一枚。

Cal Tjader – Latin Kick (1958)

ヴァイブ奏者Cal Tjaderが58年Fantasyよりリリースしたラテン・ジャズ・アルバム。メキシコの砂漠?の木陰(サボ陰??)でひんやりと涼しげな風をチャカポコしたパーカッションのリズムの上で吹かせるCal Tjaderのヴィブラフォンの音色がなんともウットリする「Invitation」がまず超最高!「September Song」、スタンダードのど定番「Moonlight In Vermont」なども同テイストで体温をスーッと下げてくれるチルアウト・ジャズ。数曲はBr

Blossom Dearie - S/T (1957)

初めて聴いた時はこのなんとも愛らしいコケティッシュなウィスパーヴォイスに驚いたな。時代の古さを全く感じさせない50年代のジャズ・シンガーでこんな軽やかに歌う人がいるんだ〜と。ピアノの音色もどこか小鳥のさえずりのようにすら感じさせるキュートさがあってキュンキュンする。この素敵な名前のブロッサムは本名で産まれたときに兄が満開の桃の花を持ってきたことが由来とか。なんかエピソードも含めてこの奇跡の歌声を持った本人そのまま現したような感じね。