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誰かの為に、コーヒーを淹れてみませんか?

今日、10月22日はドリップコーヒーの日。10gのドリップコーヒーを「ふぅふぅ」しながら飲むというところから、10月22日をドリップコーヒーの日と定めたそうです。

1.ドリップコーヒーとは

ドリップとは、英語で「滴る」や「落ちる」という意味を持っており、コーヒーの粉にお湯を注いで抽出するコーヒーをドリップコーヒーと言います。

ドリップコーヒーを淹れるために準備する道具はたくさんあります。ドリッパー、サーバー、ペーパーフィルター、ドリップポットに、カップ…。当然、コーヒー豆や淹れる為のお湯の準備も必要です。

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2.コーヒーの効果

喫茶店やコーヒーショップの前を通ると、その香りから気分がホッと落ち着くなんてこともありませんか?コーヒーには気分を落ち着かせる他にも、いろんな効果があるといわれています。

心臓病や脳卒中の死亡率が低いという効果だけでなく、眠気が覚める・集中力を高めて、作業能力を上げる・利尿作用など、効果は様々です。

3.コーヒーを淹れること

コーヒーを淹れる為に、私たちは様々な能力を発揮します。誰と飲むのかを考えたり、どんな道具を使ってコーヒーを淹れるのか、どうやって淹れるのかなどなど、考えることはたくさんあります。

人間は、ある物事を行う為には、計画的に段取りをつけて行動する遂行機能という脳の働きを駆使します。この機能は、人間が社会的、自立的、創造的な活動を行うのに非常な重要な機能と言われています。

遂行機能は、今まで経験してきたことと視覚や聴覚・嗅覚などの情報を関連付けて、脳内で調整する働きを持っているため、計画を立てて段取りをつけて行動する行為は脳に良い刺激となります。特に豆を挽く行為は五感を刺激し、経験と感覚情報を連動させやすくなります。また、コーヒーを淹れる手順は複雑で、淹れ方の方法も多種多様ですので、誰の為にどんなコーヒーを淹れるのかを考える、計画を立てることは、とても脳に刺激的です。

4.「誰かの為に」が「自分の為に」へ

社会で生活していく中で、私達は役割をもって生活していますが、高齢になるにつれ、その役割を失うことが多くなっていきます。例えば、お仕事をしている人は、定年を迎えるとともに仕事・役職・社会的地位などを手放していくことになります。仕事だけでなく、家族関係・友人関係等の喪失など、手放す体験が積み重なることは、生きがいを失うことや孤独感を強める要因になります。このような喪失体験から、精神機能が低下します。

精神機能の低下を防ぐためには、役割をもつこと、積極的な他者との交流がとても有効です。役割をもつというのはなかなかイメージがしづらいかと思いますが、「誰かの為に活動をする」と考えると少しわかりやすいかもしれません。「誰かの為に」が役割となり、それが「自分の為に」になるのです。

そんな役割探しの為に、まずはコーヒーを淹れてみませんか?


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