顧客は何が欲しいのか?販売手法の選定

シーグラスを販売することを決めたわけですが、どのように販売していくかを決めなければなりません。
そこで、どんな人が買うのかを考えてみます。

商売の基本:ターゲットはどこ?
シーグラスが欲しい人ってどんな人でしょうか?
まず思いつくのが、ハンドメイド作家さん。
素材をもとに、作品を作成する人たちのことです。
次に、素材そのものを集めている人たち。
収集家と呼ばれる人たちのことです。
あとは、イベントなどで工作活動などを行う場合に活用する人たちや季節的には自由研究などの素材として欲している場合もあるかもしれません。
仕入れて転売するせどりの人もこの場合は考えられます。

まずは、「ハンドメイド作家」さんと大量消費してくれそうな「イベントなどで工作活動をする人」をメインターゲットに販売手法を考えます。

商売の基本:何が欲しい?

何が欲しいのかを考え、その人に商売をすることが需要と供給の考え方の基本だと思います。
これはシンプルに素材(シーグラス)という話ではありません。

たとえば、ハンドメイド作家さんをメインターゲットとした場合、何を作成するかによって同じシーグラスでも需要が違います。
アクセサリーを作りたい人に、質の悪い大きなシーグラスは売れませんし、フォトフレームを作りたい人に小さい質のいいシーグラスは必要ありません。多少質が落ちても、サイズがバラバラで個性が出せる方が求めらる可能性もあります。

こういった場合、ターゲットの需要がわかっていれば問題ないのですが、今回の商品であるシーグラスについてはデータがありません。
そこで、こちらで予測して商品ラインナップを考えます。

データを取るという名目もかねて、まずは顧客で選べるように細かくカテゴリーを分けてみます。
・品質 → 「S」「A」「B」の3軸
・形  → 「整っている」「ある程度」「ほどほど」「いびつ」の4軸
・値段 → 価格表
出品からどのくらいの速度で売れるのか。
もしくはまったく売れない場合にどうすれば売れるのか。
このあたりのデータをしっかり確認できればと思います。

販売方法は?


販売を考える上で必要なポイントは需要のある人、つまりは買い手を見つけることにあります。
今回のように商品を売り出す場合は、一からプラットフォームを立ち上げて、長く運営することで周りに認知してもらい、買い手の方から見つけてもらうのが王道の販売手法だといえます。
しかし、以下理由からそれが現実的でないと考えています。

①供給の安定が図れない

需要と供給のバランスは商売をしていくためには、とても重要なポイントです。
しかし、このシーグラスは供給が安定しません。
品質のいいものに出会えるかは時の運ですし、全く拾えない場合もあります。
また、時間と作業の効率を考えると圧倒的にコスパが悪く、そのあたりのバランスもとりにくいです。
そうなると、人工的に作成するシーグラスなどがでてくるわけですが、これはダイソーなどではすでに商品化されており、資本力のある企業に一瞬でやられてしまうわけです。

理想は天然のシーグラスを高値で売って市場のバランスをとることですが、むずかしい。
そのため、自分たちで商品にしてしまって価値をあげたり、イベントなどを行い、ビーチコーミングとセットで拾う体験という付加価値を提供するなど他の施策が必要になります。

売れ行きの動向次第ですが、いきなり経費をかけてECサイトなどを立ち上げるのは、得策ではないと考えます。
まずは、メルカリやヤフーフリマなどのプラットフォームを活用して販売してみるほうがいいと思います。

②趣味の範囲を出ない

上記でも述べましたが、素材単体の販売だとコストを支払えずに終わります。
そのため、ハンドメイドとしてアクセサリーにして販売したり、拾う体験に価値を与えたりして、事業を行う必要があるわけですが、私の場合はあくまでも子供と遊んでいるだけです。
そのため、シーグラスを拾うことが目的ではなく、他のイベントに合わせてついでに拾っています。
これが、わざわざ拾いに行くとなると、人件費や交通費すら難しいということになります。
もちろん、レア素材が拾えればいいですが、安定しないということは見込みも立たないということなので、難しいでしょう。

まとめ

当初に計画したゴールはネットショップなどのプラットフォームを開設することですが、まずはどの程度売れるのか小さく初めて様子を見てみることにしました。
そのため、メルカリやヤフーフリマのようなサイトを活用して販売してみます。
その時の状況をしっかり分析したうえで、次のステップに進めるかを検討したいと思います。
SNSの活用などいわゆる広告宣伝については、その時にコミットするか決めます。

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