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食事の時間に〝損〟をしていませんか?〜あるドラマを見て〜

おいしそうに食べる人が、好きです。

モリモリ食べて、とことん味わい、幸せな顔を見せてくれる人が。一緒に食事をしていて、こんなにうれしいことはありません。

40歳を過ぎてからは、グルメドラマも好きになりました。

『孤独のグルメ』の井之頭五郎(松重豊さん)、いいですよねえ。

グルメドラマではないけれど『ゆるキャン△』の各務原なでしこ(大原優乃さん)も、幸せそうに食べますよねえ。

そしてこの度、新たなドラマとの出会いを果たしたのであります。

amazon primeで見つけた『おいしい給食』というドラマ。

1984年のとある学校を舞台に繰り広げられる〝給食グルメコメディ〟といいますか笑

主人公は、給食が大好きな教師・甘利田幸男(市原隼人さん)。

途中までは『孤独のグルメ』みたいな展開なんですよ。給食の時間までのストーリーがあって、いざ実食へ。甘利田先生のモノローグで、おいしさを引き立てていくという。

例えば、様々なスープやソースと合わせて食べる「ソフト麺」の回。

「昭和33年、特許を取得した製麺方法で生麵を蒸したあとに冷や水に浸し、水分を加えてからさらに茹で上げるという行程でできる正式名称は、ソフトスパゲッティ式麺」

袋に入った状態で麺を何等分かにしておくと食べやすいんですよね。僕も小学生のときにやっていました!

「顔や服を汚すことなく緻密な計算で食べる。打ってよし、守ってよしのこの感覚、この全てが調和した完璧な世界、誰も私を邪魔できない至福の時。そう、いま私こそがミスタァァァ給食ゥ!」

披露される雑学に「へえ」となり、給食あるあるで懐かしさを覚え、真剣に食べる先生の姿に食欲をそそられる。

しかし、そこで終わらないのが、このドラマのおもしろいところ。

実は先生には、勝手にライバル視している生徒がいるんです。この子もまた給食が大好き。毎度、オリジナリティあふれる食べ方を考えてきます。そして「見て見て」って感じで見せつけてくる。

先生はその生徒の発想に全力で打ちのめされ……。

こうしたグルメドラマを見ると、思うんです。

自分はまだまだ〝損〟をしている、と。

僕はどちらかというと、料理に対するリアクションが薄い方。でも、それって得られるはずの幸せを自ら手放してしまっているのではないか……。

食事とは誰もが絶対に行なう行為。

ちょっと工夫をするだけで、ちょっと意識を変えるだけで、何気ない時間を幸せな時間に変えられるわけです。

もっとおいしそうに食べられる人になろう。

もっと幸せになろう。

ほら、あなたも。

あ、ちなみに『おいしい給食』は10月から続編が放送されるそうです🍚

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給食に欠かせない〝瓶の牛乳〟について書いた記事です。


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