手首をつまんでヒジ肩をゆするましょうよ

少なくとも35年間、右ヒジと左ヒザの痛みを抱えて暮らしてまいりました。

中1の時、あだち充のマンガ『タッチ』を読んでいると、上杉達也が腕立て伏せを100回やって、キャッチャーから約束の500円をせしめる場面があり、これはイイ!と考えたのですが、当時の俺は虚弱であり、20回で打ち止めでした。でも、1日1回くらいは増やせるんじゃん?そしたら80日で100回だ!と簡単な算数ですよ。うん。ごく普通にその80日後、100回に到達しました。もちろん、俺に500円玉の褒美をくれるキャッチャーはおらず。だから、まだまだ1日1回ずつ増やせるじゃーん!と素直なので考え、結果さらに200日後には300回に到達した訳ですよ。もうこれから増やすこともないだろう、と300回をキープして継続しました、えぇ。いつまで続けたのか思い出せないけど、たぶん中学卒業まではしたんじゃないかな?

で高校生になったら、徒歩10分の丘の上にある県立長崎北陽台高校で、名だたる強豪登山部に入りました。「競技登山」という、ほとんどの人には意味不明なスポーツに励む意味のわからない集団です。競技登山とは、山の中で15〜20kgのリュックをしょい、主に4人のパーティでいかに速く駆けるかを競うエクストリーム競技です。練習は必然、校舎のある丘の上から、徒歩道の平地までの70段たか90段の階段を、『蛍雪時代』(旺文社)など分厚い本をぎっしり詰めて、リュックが15kgを越えたかをバネ計りで計測して、放課後ひたすらその階段を上下往復10セット、猿のように体力が有り余る俺を含む一味は15セット、こなしていたものです。

しかも、その階段上下の前に、長与町浄化センター(下水処理場)まで、「ウォームアップ」という往復8km超の高速ランニングもしていました。

さらに言うと、兄貴に倣って小5から、ほんの20件とかの短時間近所新聞配達をやってたのですが、中学終わりから高校1年当時も続けており、100件くらいの郵便受けに主に西日本新聞をサイクリング車タイプの自転車で投函して回っていました。ありがたいことに長崎は西の果て、日の出が遅いのです。まぁ、6時半まで、なんとか明るくなる前までに届ければいいか、くらいな緩さで、助かりましたよ。(後年東京に出たら、朝3時台に全紙)そのような45分のハードワークもしてました。その1.5万円くらいの報酬で、誰にも許可を求める必要もなく勝手な好みの本やCDを買い込んでいた訳です。

それでそれで。高1秋くらいに左ヒザが激痛でした。開いたり閉じたりすると、骨が衝突してるかのような感覚の痛みが始まった。もうどうもならんですよ。金のためにやってる新聞配達だけ残して、全部中止。

大学病院から独立したスポーツ医学のナイスな評判の整形外科医に行って、「ヒザの皿を両側から引っ張って支えている2本の筋肉の、片方ばかりが発達して、バランスが崩れているから、その弱い方を強くするリハビリを続けなさい」とのアドバイス。地味に励む。効果薄。

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めんどくさいので中途30年省きます。

で、6日前、12/11月曜日あたりに、もちろんその手前にあれこれ優れたマッサージを受けたりして、自分の腕や肩、体の表半身を強くもんだりさすったりしながら、いやー、この揉み返しはちがうでしょー?とかトライアルエラーの果て、フワッと解決策に届きました。短く書くとこうです。

「片手の手首の元(筋肉がまとまる箇所)を反対の手の2本の指でつまみ、楽に立った姿勢で、ヒジと肩を楽にゆらゆらさせ、痛まない範囲で3分も続け、逆の手でも続けると、連動して肩と腰が著しくゆるみます。

子供が電柱や木に縄をくくりつけて、反対側をゆすって、波作ったり回して遊ぶじゃないですか。太い柱が腰です。末端の手首を軸にすると小さな力で大きい物体に力を伝えられます。逆に柱を持って揺らすのは大変。手や指の動きで発生するエネルギーが普段逃げないで、肩腰に蓄積します。柱と縄の間に、結び目や異物が付着していたら、縄だけの場合の正弦波の振動にはなれずに、乱れれビビってしまいます。そのDistortedな振動がこさえるグイっと溜まってしまうものが結節として生じる。それなんで、それを避けるために、うまく減力します。手首元筋肉合流点を、可能な限り柔しく指を当てて、つまり、つまんで、まず、ヒジを揺すり、次に肩を震わせ、誤りとして蓄積している淀みや歪み(九州での読みは「よがみ」)逃がす!

すごいことにこれを続けると、かすれた声も回復します。ノドとか腸とかまで、収まる場所に収まって、楽で本来の働きになります。30年以上ヒジとヒザの痛みが、ここ数日手首つかみ揺すりを発見して、色々回復してます。頭上でで揺すると、肩甲骨の翼が飛び立つ!」

てなもんで。うん。よかったら、手首つまんで、ゆらゆらフラフラしてみてくださいな。


この手首根元のつまんだ箇所を名付けましたよ。「負荷を引き受けない浮動軸」
"Floating axis accepting no any load"。

本体から長く伸びた2つのアームの根元の筋肉相当の物が収斂する点を逆アームのフィンガー2本でごく軽くつまみ、静かに小さく初動の揺れを起動して、それがある一定のサイズの大きさの柔軟かつ剛性を保つ動的システムに効率良く浸透、循環し、システム内の不具合箇所を消失・整備する。きわめて投入エネルギーが低いもの。

つづく。

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