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100年に1度のピンチは、100年に1度のチャンスにもなる【カンブリア宮殿視聴録:生産者直売のれん会】

こんにちは、いちご農家になろうとしているしんじろうです。

今日は、最近見たカンブリア宮殿が勉強になったので、記録しておきます。

特集企業

生産者直売のれん会

「生産者直売のれん会」の事業について

(以下、「のれん会」とします)

HPより一部抜粋
私達は「価格競争ではなく価値競争の食品流通」の構築を目指し創業致しました。 
「食を通じた地域興し」を全国の自治体や地域金融機関様と連携し推進しています。

ちょっとわかりにくいかもしれません。

僕が理解したのは、シンプルに言えば、

・「食」のコンサルタント

であると思います。

中小企業が持つ強みを早く、具体的に活かせる仕組みづくりがうまいなと感じました。

具体的な事業の紹介

では、どんな事業をやっているのか?ですが

コロナ前までは、全国の中小の食品メーカーから商品を買い取り「1坪ショップ」と言う期間限定のお店を展開されていたようです。

1坪ショップは、こんな感じのお店です。

【あす4日放送「生産者直売のれん会」】 その名の通り、生産者の直売ビジネスで大活躍! 駅で見かける美味しいものを売っている1坪ショップ。 それを仕掛けるのが、のれん会。 今や人気商品となった広島のくりーむぱん「八天堂」。 広島を飛び出し、全...

Posted by カンブリア宮殿 on Tuesday, March 2, 2021

このショップの設計ものれん会が自社生産しているため、比較的安く始められるらしいです。

少し大きな駅などにいくとこんな感じの期間限定のお店を見たことがあります。

お客さん視点を忘れないこと

コロナ以降も売り上げを伸ばせた実例も紹介されていました。

お土産品として扱われがちだった駅ナカの商品を「おうち土産」として販売し、売り上げが伸び始めたようです。

リモートワークによってたまにしか会社に行かなくなった人へ久しぶりに外に出たついでに買ってもらおうと言う作戦。

リモートワークでの「出社」は、以前の「出張」と同じような感覚になってきているというものです。

家族にちょっと買って帰るか、という気持ちになるのはよくわかります。

お客さんの立場・状況をよく考えいきるからこその発想だと感じます。

社長の言葉

のれん会の社長の言葉は、なかなか面白い視点だなと思いました。

売り上げを農業に例えると、構成要素は「種」と「土壌」

「種」が商品で「土壌」が販路だと考えている。

一生懸命作った種が悪くなったわけじゃなく、
コロナという大きな隕石の影響によってだいかんばつが起きている状態。

しかし、よくあたりを見渡すと、
オアシスもいっぱい生まれていて、そこに新たな需要ができている。

100年に1度のピンチは、100年に1度のチャンスでもある

「軽さ」と「スピード」がのれん会の強み

のれん会は、自社での生産は行っていません、自分たちの事業を「食品製造業支援業」としています。

だからこそ、状況に応じて自分たちのビジネスモデルを自由に変化させることができるし、そのスピードも非常に速い。

1坪ショップもコロナの影響を少なからず受けてしまい、新たに食品工場の直売にもチャレンジしました。

お客さんが工場へ直接買いに行くこと自体がレジャーになっているという考え方。

結果として、工場直売を始めた鶏卵の加工工場では行列ができるほどの人気が出ていました。

小さい失敗を繰り返すことが大事

工場側からすると、本当に作りたい商品は流通に乗りにくいと言います。

理由としては、コストがかかるので高くなる、賞味期限が短くなる、大量に作れないなど。

そのため、世に出てきていないものがたくさんあるのです。

成長するために、本当に作りたいものを作っていく場所が必要だと社長は言います。

それを全てかなえることができるのが直売所。
家賃0円、輸送費も0円、世の中の小売り店で最もコストが小さい場所です。

売り上げが上がらなくてもリスクが少ない。

だから、本当に作りたいと思っていたけど世の中に出なかった商品をどんどん試しに出せるのが本質的なメリットになるのです。

そして、小さい失敗を繰り返すことができることが、成功することへの1番の近道になる。

感想

自分が持つものの強みは何か?を問い続けることが非常に大事だと思いました。

特に、自分が今からやろうとしている農業は、作物の生産という点においては結果が出るのは遅いし、変化させていくのはむずかしい。

しかし、販売の方法はいくらでもチャレンジする余地はあるはずなので、そこでいかに試行錯誤を重ねることができるか?に重きをおきたいです。


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