AM10:30、一組の家族が、私たちの結婚式場にご来館されました。双子さんともう一人のお子様を連れ、ずっと不思議そうなとまどいのような表情のママと、裏腹に、びしっとジャケットできめたパパ。
スタッフに案内され、結婚式場の門をくぐるご家族。チャペルの扉が開き、祭壇まで案内されても、ママの頭の上にはずっと「？？？」が見えるようでした。

これは、先日私達が実施したイベント「小さなありがとうを伝える日」のお話です。「言えなかった『ありがとう』をなくす」をビジョンに掲げた結婚式場パークサイドハウス大阪。結婚式を通してはもちろんですが、そのビジョンを実現するために、リニューアルを機に、一般の方に向けて実施しました。
「言えなかったありがとう」を抱えた人を募集し、それをチャペルで伝えてもらうイベントです。

さて、イベントの様子に話を戻しましょう。
スタッフ同士のインカムの「それでは始めます」の合図で、チャペル内のスクリーンが降り、動画が始まりました。パパとママの出会い、双子さんを身ごもった時や、そこから今のご家族の形になられるまで一緒に乗り越えてこられた日々の思い出が流れました。

そして、動画が終わり、パパは手紙を取り出します。「〇〇へ　日頃の感謝の気持ちを、この場を借りて伝えます。」そこから4枚に渡るお手紙には、感謝の言葉、ご家族への思い、未来に向けた思い、パパからママへの沢山の愛が詰まっていました。
お手紙の後は、子ども達3人から、ひまわりを渡し、集合写真を撮ってセレモニーはおひらき。お部屋を移動して、お茶とお菓子でティータイムを楽しんでいただきました。

ご応募からオンラインで打合せをさせていただき、「とにかく遊びに行くから」とママとお子様たちを連れてきたパパ。何が起こるのかわからなかったママは、チャペルの扉が開いた時に、スタッフが沢山いて、その時に「何かあるんやな」と思ったそうです。
動画中も戸惑いのようなお顔をされていたことをママに聞いてみると
「あの時は泣くのを我慢するのに大変でした」とのこと。

最後にパパママからはこんなご感想をいただきました
「普段何気なく「ありがとう」と言うことはあっても、きちんと伝える機会を持てた」
「びっくりしたけど、夢みたいで嬉しい」

今回のイベントは、まさに店舗がDLIGHT LIFE & HOTELSの思想を体現したものでした。
私たちは、店舗を媒体として、人と人の繋がりを生むライフスタイルサービスを提供したいと考えています。社会や地域の様々な問題により、繋がりを感じられなくなり孤独化している人々に、豊かな感情体験を提供し人生を彩る、店舗を通してそんなサービスを、スタッフ全員が生んでいく。一つひとつは小さなことでも、当社の29店舗社員約300人全員が、それぞれの思いを持って行動を起こせたら、沢山の人に喜びを提供できるはずです。

社員たちが店舗を介して、その地域に価値を届け、そこに集まる人、住まう人に喜びと感動を届ける。そんな場所を日本全国に広げる。
DLIGHT LIFE & HOTELSはまだ始まったばかり。私たちの今後をぜひお楽しみに！