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スケートファンに何故女性が多いのか

私事になりますが、自分は既婚者で歳の近い夫がいます。
その夫と一緒にフィギュアスケートを観たり、また夫の好きな野球等他のスポーツを観に行く機会もあるのですが、常々思うようになったのが
フィギュアスケートってやっぱり女性の好む要素が強い競技なんだなぁ…というものです。
もちろん、SNSを見ていると男性ファンが全くいないというわけではありません。
浅田真央選手など、男女問わず老若男女たくさんの方から応援されているスケーターもいます。
が、男女比で言うとやはり圧倒的に女性が多い。
女子トイレの混雑問題とかもよく目にしますが、確かにそうだよなぁと昨年羽生くんのRE_PRAYを観に行った際に改めて思ったものです。
(また、男性客を見かけることはあっても奥様or彼女さんに連れて来られたんだろうな、と思われる男女二人組というケースが大半でした)

フィギュアスケートというのは、一見すると華やかなイメージがあるかもしれませんが、特に男子は羽生結弦選手やネイサン・チェン選手、宇野昌磨選手などを見ていて分かるようにもはや複数本4回転ジャンプを決めないとトップに立てない時代であり、特にスケートに詳しい人でなくても物凄くハードなスポーツなんだな、というのは何となく分かるものだと思います。
フィギュアスケート=ひらひらした衣装を着てくるくる回ってスイスイ滑ってたら点数が出るもの、といった昔のイメージは流石にもう(特に男子においては)あまりないのではないでしょうか。
それなのに、なぜ男性のファンはなかなか増えなくて今も昔もスケートファンは女性が圧倒的に多いのか。
自分なりにGWでちょうど暇をもてあましていたところだったので色々考えてみたいと思います。



夫と義弟から聞いてみた「フィギュアスケート」へのイメージ

いつだったか、夫から聞かれた衝撃的な一言がありました。
曰く、

「フィギュアスケートって、化粧したりヒラヒラの衣装を着たりする必要あるの?皆スッピンでジャージじゃダメなの?」

…だとのことで。
いや、フィギュアスケートは綺麗な衣装やお化粧も含めて楽しむものなんだよ…としか返事のしようがありませんでしたね。苦笑

また、もっとすごかったのが、義弟と夫が二人でいてフィギュアスケートの話題になったとき、(私との付き合いでそこそこスケートを見るようになった)夫に対して、

「フィギュアスケートって音楽かける必要あるの?無音の状態で全員順番に四回転跳んでいって点数高い奴が優勝じゃダメなの?」

…といったことを尋ねたようです。汗

…音楽もかけず衣装も着ずジャンプしかしないなんてそんなものは「フィギュアスケート」ではない!(泣)

と言いたいところですが、確かに夫や義弟の好きなスポーツである野球は着飾ったりすることもなければ(選手の登場時や応援の時以外で)音楽を流すようなことはありません。
ルールに関してもボールを打ってベースを進んでという、フィギュアスケートに比べると本当にシンプルなものですよね。
自分でも、ジャンプだけでなくスピンやステップなどいろんな評価項目のあるフィギュアは本当に複雑な競技だなと思います(苦笑)

男性脳と女性脳


ここから少し話が外れますが。
男女ともに独身の人たちが今の世の中増えたとはいえ、それでもやはり男女の恋愛事情というものに関心を持っている人はそこそこ居られますよね。

そんな中でよく聞く話が、
マッチングアプリ等で出会った男性との初デートのお食事で、女性側が「えっ…」と思うようなお店(ざっと目にしたところ、ラーメン屋、大衆居酒屋、サイゼリヤetc)をチョイスされたというエピソード。
まぁ、これに関しては女性側も何でも良いよ、ではなく特に初デートであればきちんと自分の要望は伝えた方が良いよとは思いますが…汗

自分が思うに、男性は食事の美味しさと値段に見合っているかという一点さえ満足できれば良いけど、女性の場合は
・店内がある程度清潔かどうか
・接客態度がきちんと行き届いているかどうか
・ゆっくり会話を楽しめるような落ち着いた雰囲気かどうか
…といったように、食事以外の面にもそれなりのクオリティーを求める傾向があると思うんですよね。
(実際、そこそこ女性客も入っているようなラーメン屋さんは店内のレイアウトが明るく清潔感のあるものだったり店員さんも愛想が良かったり、あとはラーメン自体もいわゆるインスタ映えしそうなちょっと凝った作りのものが多いです)

また、これもまた男女のすれ違いエピソードでよくあるのが、
女性側は単なる愚痴として共感してほしくて喋っていたのに、男性側は「要するに〜ってことなんでしょ。だったらこうすれば良いんじゃないの」と結論を出そうとしてしまうというもの。

これもまた男性と女性の考え方の違いなんですが、男性って古来から狩猟に出かけていたので基本的に成果第一主義で、これと決めた目標を達成するために考え方が一点集中な傾向があるんですよね。

一方で女性の場合は子育てや採集などをしていたので、周囲と円滑にコミュニケーションを取るために結果を出すことよりも相手に同調する能力や、周囲の状況を見て困っている人がいたら手伝いを申し出たりと空気を読む=同時に複数の情報を処理する能力に長けているように思います。
あと、男性と違って遠方に狩りに出かける必要がないので、地図を見るのが苦手な女性も多いと聞きますね。(他ならぬ自分も超がつくほどの方向音痴で、就活のときにGoogleマップがあってまじで助かったという人です(苦笑))

また、男性同士のコミュニティも成果を重視するということから基本的には縦社会なんですが、女性の場合は縦の繋がりよりも横の繋がりを重視する傾向があったり。

要するに、男女同権の世の中にしていこう、という理念とはまた別のものとして男性と女性とでこうした考え方の違い、いわゆる性差というものはやっぱり存在していると思うんですよね。
もちろん、貴女は女性なんだから女性らしくお淑やかにしていなさい、といったような「女性ならこうあるべきだ」発言は今の時代にはそぐわない発言です。
今は男女ともにライフスタイルが本当に多様化しているので、結婚や妊娠に関しての話を女性に振ること自体が正直デリカシーがないことだとされていますよね。
ただ、そういった「こうあるべき」という決めつけとは別に、身体のつくりが違っている以上は性別によっての向き不向きというものは確かにあるとは個人的には思います。

フィギュアスケートというものは、女性が好みやすい要素が多く含まれている競技なのではないか


ここで話をフィギュアに戻します。
これまで男女の考え方の違いを、

男性
=成果主義、一点集中、縦社会

女性
=成果よりも共感、複数の物事を見ている、横社会

…といったように(多少大雑把な部分もありますが)分類していったところ、
やっぱりフィギュアスケートって、女性が好む要素の多いスポーツだなぁと思ったんですよね。
ただジャンプを決めれば良い、ではなく、
スピンやステップや音楽との調和などといった様々な項目も見て総合的な評価を下される(プラス点数に直接影響はしなくても、衣装やお化粧なども楽しみの一つでもある)フィギュアスケートという競技は、
食事が安くて美味ければ良い、ではなく、
店の清潔さや店員の接客態度や落ち着いて食事をできるような雰囲気かどうかといった複数の要素も含めてお店を選ぶ傾向にある女性の考え方にまさに合致している競技だと思うんですよ。
(考えてみれば、同じく女性ファンの多い観劇に関しても主役の俳優さんがいて相手役の女優さんがいて、脇を締めるベテランの方がいてといったように全体の調和といったものが重要視されるものだなぁと思います。
ちなみちうちの夫はアイスショーというものに関して、点数やメダルを獲るためのものではないのにやる意味が分からないと言っています…汗)

なので、改めて考えてみたら女性ファンが多いのも頷ける競技だな、と思いますし、
SNSでのファン同士のトラブルも、野球やサッカーなどといった他のスポーツと比べてどちらかというとアイドルファン界隈内のトラブルに似通っているなぁ…というのもまぁ自然なことなのかもしれないですね。汗
(具体名は出しませんが、グループAのファンとグループBのファンの対立だとか、マナーの悪いファンのふりをしてアンチ対象のグループを下げるいわゆる「ナリオタ」行為などほんとスケオタ界隈のトラブルと同じようなトラブルがアイドル界隈では頻発していますよ…)

数少ない男性のスケートファンの方へ


以前、私が片道フォローしているとある男性スケオタの方が、とある熱狂的某選手ファン(私はその選手に対しても大多数のまっとうなファンに対しても悪いイメージを持たれたくはないので名前は出しません)の方から、「◯◯さんのオンリーファンでもないような人に◯◯さんのアイスショーに来てほしくない」といったことを、
直接言われたのかそれともたまたまそういった呟きを目にしてしまったのか判りませんがとにかく「俺◯◯さんのことも好きなのに行っちゃいけないのかよ…」と随分と落ち込まれている様子を見て気の毒に思ったことがありました。

あくまでこれは自分の勝手なイメージなんですが、男性のスケオタさんって、特定の「推し」選手がいる、というよりも「フィギュアスケートという競技自体が好きで幅広くいろんなスケーターを応援している」という方が多いように思います。
なので、アンチ同士の諍いがとにかく激しいこの界隈では、こいつはナリオタなんじゃないかと警戒したり、はたまた◯◯さんが最推しじゃないくせにショーに来るなんて!と激しく反応してしまう人も恐らく多いんでしょうね…。
(個人的には、特定の選手への悪口を多くのスケートファンがいる前で堂々とぶつぶつ言うような人にはショーに来てほしくないな、とは思いますがいろんなスケーターが好きという方に関してはむしろ来ていただきたいと思っている派です)

なので、その方を始め、SNSのスケート界隈のアンチ同士の諍いにうんざりしている男性スケオタの方にはただただ同性として迷惑をかけて申し訳ない…という気持ちです。汗
SNSの相互フォロワーさんでサッカーファンの方とお話したことがありますが、やはりスケオタ界隈のファン同士のトラブルって、男性ファンの多い他スポーツ界隈と比べて独特だなぁ…という印象を持たれているようですね。

ただ、個人的には、そういった男性のファンの方って、特定のスケーターの熱狂的なファンではない=他選手下げなどをせずすぐに陰謀論に走ることもなく広い視野で冷静にフィギュアスケートを見られているという印象が強いので、個人的にはもし機会があれば色々お話してみたいな、という気持ちはあります。
採点などに関しても、非常に冷静かつ客観的な視点で選手の演技分析とかされてる男性スケオタの方もおられますしね。

恐らく、アイスショーや試合会場で男性客一人というとかなり心細い思いをされることも多いかと思いますが(汗)
あくまでフィギュアスケートというのは女性に好まれやすい要素の多い競技というだけであって、男性が好き=おかしなことということでは決してありません。
そもそも競技自体に「男子フィギュア」というカテゴリがありますし。
男性が好みやすいもの、女性が好みやすいものというのはあくまで傾向としての話に過ぎませんからね。
大谷翔平選手の人気もあってか、女性で野球好きという人も近年増えてきていますし。

また、貴重な男性視点の意見も聞いてみたいということから男性スケオタさんと話してみたいな、と思っている女性スケオタの方は実はそこそこ居られると思うので、あまり気まずく思わずに堂々と試合やショーを楽しんでいただきたいな、と思います。
個人的には、もし男性のスケオタさんとお話する機会があれば、夫や義弟の言っていたこと(衣装や化粧の必要性、音楽なしでジャンプだけ跳んで得点を競うのではダメなのかetc)について同性としてどう思うのかについてもちょっと聞いてみたいです。笑


長くなりましたが、以上がフィギュアスケートに何故女性ファンが多いのかについて個人的に考えたことです。

SNSでアンチ同士の諍いにうんざりしている人の中には、他のスポーツでこんなに揉めてることはなさそうなのになんでフィギュアはこんななんだろう、と不思議に思われている方も多いですが、フィギュアスケート界隈だけが独特なのではなく女性ファンの多い界隈って大体そういうもんだよ、と思いますね

以前、スケーターのA選手のファンになられたばかりの方が、そのA選手のファンから「一緒にライバルのB選手のアンチをやりましょう」といったDMを送られてきてドン引きした(そして結局その方はSNSを辞めてしまった)というちょっとした事件があったのですが、それとかもう、
小中学生時代の女子のグループ内での「皆で◯◯ちゃんのことシカトしようよ」といういじめの構図そのまんまですからね。
良い年して何をやっているんだか… (溜息)

そんなわけで、自分は女性ではありますが女性ファンの多い界隈が正直苦手で、信用できそうな方以外とはなるべく距離を置きたいと思っている人です。
思い返せば、中学〜高校時代、トイレに行くときは一人ではなく何故かグループで行くという習慣?慣習?も本当に謎でしたね…苦笑

ただ、女って嫌だな、めんどくさいな、と思うことは沢山ありますが、一方で女性ならではの人生の楽しみというものも沢山あると思います。

なので、めんどくさいなぁと思うことからは自分なりに程々に距離を取りつつ、フィギュアスケートにしてもその他の趣味や人間関係に関しても程々に楽しんでいけたらと思いますね。

以上、長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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※諸事情あっていわゆるスケオタさんの界隈からは距離を置いており、極力、他SNS(特にTwitter)で自分のnoteをシェアされることは望んでおりません。誠に申し訳ございませんが記事をシェアすることはお控えくださいますようお願いいたします。



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