阿波から室戸
室戸岬に以前に行ったのは2007年ごろです。
岬に向かう道路が、いかにも太平洋に突き出した半島らしさを感じたのを覚えていて、久しぶりに室戸岬に行きたくなりました。
そこで、徳島市に寄ってから、室戸岬に行くことにしました。
徳島インターを降りて南下すると、徳島阿波おどり空港の標識が見えました。
空港に寄るつもりはありませんでしたが、阿波おどりの名前がついてるのを見ると気が変わり、空港方面に曲がりました。
空港の外には阿波おどりの人物像、中には阿波おどりの映像が流れてて、おどりのシーズンでなくても、気持ちが高揚します。
空港の飲食コーナーでは徳島ラーメンがあり、食べると、見た目のとうり豚骨と濃厚醤油の味が良かったです。
空港で飛行機の発着見て、ラーメン食べてたら夕方になり、徳島市の眉山の上に着くころにはロープウェイの営業か終わる時間になりました。
ロープウェイは止まりましたが、私以外にも自動車でちらほら上ってくる観光客がいました。
昼もいいと思いますが、日暮れ間近の眉山山頂からの景色はいい感じです。
眉山に上った夜は徳島市内に泊まり、次の朝に室戸岬に向かいました。
徳島県から高知県に入ると、人家が無く、海のヨコが道路で、その横が山という箇所がいくつもいり、最果てを走ってるという気がします。
いよいよ室戸岬の展望台に着いて周囲を見回すと、ここは南端の岬という景色でした。
室戸岬には中岡慎太郎の銅像がありました。
中岡慎太郎はwikiを見ると室戸市の北にある北川村の出身となってます。
幕末に坂本龍馬と共に体制転換のために奔走した人ですから、生前はこの像のように、いつかは太平洋の向こうにまで活躍の場を広げてやる、と決めてたかと思います。
岬には遊歩道があり、1月にしては気温が高く、気持ちよく散歩できました。
枝や幹から多くの気根をたらし、岩にも張りついて生育するこの植物は、アコウと呼ぶそうです。
以前に来た時には、こんな植物があるとは気がつきませんでした。
室戸世界ジオパークセンターでは、室戸の地理、歴史、産業を学ぶことができます。
喫茶室もあり、休憩にもいいですね。
今回は徳島から室戸岬に来て、また徳島に引き返しました。
1月なので晴れても風が冷たく強く吹いたら、ほとんど自動車から出ることはなかったでしょう。
室戸岬まで行った2日間は、ちょうど晴天で風も強くなかったので、山や岬を歩いても寒さをあまり感じず、楽しい観光になりました。
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